うさぎと暮らしていると、毎日のように散らかったチモシーの掃除に悩まされますよね。
実は、これはうさぎの食べ方の習性による自然な行動です。
本記事では、なぜチモシーが散らかるのかを解説し、飼い主の負担を減らすための工夫や掃除方法を詳しく紹介していきます。
うさぎがチモシーを散らかすのは習性

うさぎのケージやサークルを掃除している時に大変な事の一つにチモシーの片付けがあります。
筆者は、サークル内でうさぎを飼育しているのですが、朝になると、チモシーが散乱しています。
散乱してしまったチモシーは、多くがそのままゴミ箱行きとなります。
うんちや抜け毛と混ざってしまうので、廃棄せざる負えないのです。
食べているチモシーより、捨てるチモシーの方が多いのでは?と勿体無い気持ちになります。
では、うさぎはなぜチモシーを散らかすのでしょうか?
それは、うさぎの牧草の食べ方に原因があります。
うさぎがチモシーを散らかす原因は?

皆さんは、うさぎのケージやサークルの中に、どのようにチモシーを置いているでしょうか?
ケージ内であれば、ケージに取り付けられるタイプの牧草入れを使用している方が多いのではないでしょうか。
筆者はケージではなく、サークル内でうさぎを飼育しているため、チモシーは底の浅い大きめの容器に入れて置いてあります。
このチモシーをうさぎはどのように食べているかというと、上の方からお行儀よくムシャムシャと食べるわけではありません。
ほとんどの場合、チモシーの中に顔を突っ込み、なぜか容器の底の方のチモシーを引っ張り出して食べています。
時には、容器の中に前脚を入れて豪快に底の方からムシャムシャと食べています。
当然、チモシーは溢れて散乱します。
以前は、ケージ内で飼育していたので、ケージに取り付けられるタイプの牧草入れに牧草を入れていました。
その際も、牧草を束にして引っ張り出してから、気に入った物だけを食べるという食べ方をしていました。
こちらも、引っ張り出されたチモシーが床に散乱する事になります。
チモシーが床に散らかるのは、うさぎの食べ方の性質が大きいのではないかと思います。
床にチモシーが散乱しないようにするためには、置き方を工夫する?

前述したように、うさぎの食べ方の性質上、床にチモシーが散乱してしまうのは、仕方がない事なのですが、掃除の手間や、廃棄してしまう事を考えると、少しでも散乱する量を減らす事はできないのでしょうか?
チモシーを大きさ毎に別ける
少し手間なのですが「チモシーを大きさ毎に仕分けする」という方法があります。
チモシーの袋の中には、長くてしっかりした茎部分と短くて細かい牧草カスのような部分が混在しています。
長い茎部分を引っ張り出す際に、細かい牧草が散乱します。
ですので、最初に長い茎部分だけを選り分けておきます。
そして、立てて入れられるタイプの牧草入れに長い茎部分を立てておきます。
細かい部分は別の入れ物に入れて置いておくと、牧草の散乱が軽減されると思います。
この方法は、牧草の仕分けの手間が気にならない方向けの方法です。
牧草の入れ物を大きなトレーの上に置く
次に、牧草入れ自体を大きなトレーの上に置くという方法はいかがでしょう。
筆者もまだ試していないのですが、牧草が散乱したとしても、外側の大きなトレー内に収まっていれば、掃除の手間ばだいぶ減るかな、と考えております。
チモシー散らかし対策の工夫アイデア

トイレと牧草入れを組み合わせる
うさぎはトイレ中に牧草を食べる習性があります。
そのため、トイレと一体型になった牧草入れを使うと、自然な行動の流れで食べられる上に、散らかった牧草がトイレ内に収まりやすくなります。
掃除のしやすさも向上するので、多くの飼い主さんに人気の方法です。
牧草を圧縮して与える
市販のチモシーキューブや圧縮タイプの牧草を使うのも一つの手です。
繊維質はそのままに、固められているため散らかりにくく、少量ずつ与えるのにも便利です。
ただし、通常のチモシーを完全に置き換えるのではなく、あくまで補助的に使うのが理想です。
掃除を楽にする環境づくり
散らかりをゼロにするのは難しいので、掃除が楽になる環境を整えることも大切です。
例えば、ケージ下に新聞紙やペットシーツを敷いておけば、散らかった牧草をそのまま丸めて捨てられます。
また、毎日少しずつこまめに掃除する習慣をつければ、牧草が絡まって取りづらくなることも防げます。
うさぎがチラシ―を散らかす原因とは?【まとめ】
うさぎがチモシーを散らかすのは自然な行動であり、完全に防ぐことはできません。
しかし、牧草入れの工夫や掃除しやすい環境を整えることで、飼い主の負担は大きく減らせます。
健康的にチモシーを食べてもらいつつ、お世話が快適になる方法をぜひ試してみてください。