うさぎの主食はチモシー(イネ科の牧草)だと言われています。
うさぎは完全草食動物なので、牧草が主食となります。
チモシーの他に、うさぎ用のペレットもあげている方が多いかと思います。
うさぎの主食はチモシーだと言われている割に、チモシーを食べない、嫌いなうさぎの話をよく聞きます。
うさぎがチモシーを食べないとどうなるのでしょうか??生きていけないのでしょうか?
結論からいうと、チモシーを食べない事でお腹の調子が悪くなる事が増えるかもしれませんが、現在はチモシーに変わるペレットなどがたくさん販売されているので、必ずしもチモシーを食べないからと言って病気になるわけではないと思います。
今回は、うさぎがチモシーを食べないとどうなるのか、食べない場合の原因と対策について、筆者の経験を元にまとめて行きたいと思います。
うさぎはチモシーを食べないとお腹の調子が悪くなる!?
「うさぎは完全草食動物なので、牧草を主食としてあげましょう。
特にイネ科のチモシーが望ましい」と盛んに言われるようになったのは、ここ20年くらいではないでしょうか。
うさぎをペットとして飼育する人が増えたことから、うさぎのより良い飼育方法が周知されてきたように思います。
筆者が子供の頃(今から30年近く前、、)に飼育していたうさぎは、牧草が嫌いでした。
ペットショップから購入してきた時には、ペレットを餌として毎日あげるようにペットショップの人に言われました。
もちろん、牧草もいつでも食べられるようにしていたのですが、今ほど「絶対チモシーを食べさせてください」とは言われませんでした。
ですので、筆者のうさぎは、ペレットばかり食べて、牧草はイネの穂の部分だけを好んで食べるような食生活でした。
それでも元気に9歳近くまで生きてくれました。
この経験から、必ずしもチモシーを沢山食べないと長生きできないというわけではないと思います。
では、チモシーを食べないとどのような弊害があるのでしょうか。
現在、筆者が飼育しているうさぎには、チモシーを主食として与えています。チモシーが食べられなくならないように、ペレットの量を調整しています。
現在のうさぎと以前飼育していたうさぎを比較してみると、まずうんちの大きさや形状が全然違います。
チモシーをよく食べる現在のうさぎは、粒の大きさが揃っていて、大きさも以前のうさぎの倍近くあります。
また以前のうさぎは、うんちが柔らかくなる事が多く、お尻の周りに固まってしまい取り除くのが大変でした。
また、現在のうさぎは、お腹の調子を壊す事がほとんどないです。
以前飼育していたうさぎは数ヶ月に一度の頻度で、お腹の調子が悪くなって病院にかかっていました。
これらの違いから、やはりうさぎはチモシーを沢山食べた方が健康を維持しやすいと思います。
チモシーを食べないのはなぜ??食べない時はどうしたら良いの??
草食動物のうさぎがチモシーを食べない場合があるのはなぜなのでしょうか?
恐らく、チモシー以外に美味しいものを色々と食べてしまっているからではないでしょうか。
ペレットは嗜好性が高いので、ほとんどのうさぎが大好きです。
また、果物やおやつなども甘くて美味しいので、それらを沢山もらえるとチモシーを食べなくなってしまうのではないでしょうか。
その場合の対策としては、やはりチモシー以外の食べ物の量を減らす、おやつなどは与えなくても問題ないので、一切やめるなど、チモシー以外の物でお腹がいっぱいにならないようにすると良いでしょう。
それでもチモシーを食べない場合は、チモシー以外にもアルファルファ(マメ科の牧草)、イタリアンライグラス、オーツヘイなどうさぎが食べられる牧草の種類は沢山あるので、それらとチモシーを混ぜて与えてみてください。
飼育しているうさぎが気に入る牧草を見つけてみましょう。
うさぎの主食としてはチモシーが推奨されていますが、他の牧草でも大丈夫です。
色々と試してみましょう。
筆者のうさぎも稀に、チモシーの食いつきが悪くなる時があります。
色々試した結果、オーツヘイをチモシーに混ぜてあげるとよく食べていたので、チモシー以外にオーツヘイも常備しています。
うさぎがチモシーを食べないとどうなる?【まとめ】
いかがだったでしょうか。うさぎがチモシーを食べないとどうなるかについてまとめてみました。
チモシーを食べなくても、すぐに病気になってしまう事はないです。
けれど、長い目で見ると、うさぎの健康維持にチモシーは欠かせません。チモシーを食べないからと諦めずに、色々な方法を試してみてください!