ハリネズミがなつかない理由と対策!なれるまでのステップを解説

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「ハリネズミを迎えたけれど全然なつかない…」と悩む方は少なくありません。

実はハリネズミは犬のようにベタベタ懐く動物ではなく、飼い主に“慣れる”までに時間がかかります。

本記事では、なつかない理由と改善のための具体的な方法をまとめました。

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目次

そもそもハリネズミって人になつく事はあるの?

ハリネズミは犬や猫のように全身で甘えてくるわけではありませんが、時間をかけて接すれば“なつく”と感じられる行動を見せてくれます。

なついたときのサインとしては、まず飼い主の手を見ても針を立てなくなることが挙げられます。

警戒心が和らぎ、安心している証拠です。

また、飼い主の匂いに慣れると、自分から手の上に乗ってきたり、手の中で丸くなったりすることもあります。

さらに、ハリネズミは声や足音を覚えることもあり、飼い主が近づくと落ち着いた様子を見せることがあります。

好きな餌を差し出したときにスムーズに近寄ってくるのも、信頼が深まっているサインのひとつです。

このように、ハリネズミがなつくとは「飼い主を敵とみなさず、安心して接してくれる状態」と言えます。

無理に抱っこやスキンシップを求めるのではなく、日々の積み重ねで少しずつ信頼を築くことが大切です。

ハリネズミがなつくとどうなる?できること・できないこと

飼い主の手から餌を食べる

なれてくると飼い主の手から直接餌を受け取ることがあります。

最初は匂いを覚えさせるためにおやつを指先から少しずつ与えると効果的です。

ただし空腹時に急に差し出すと噛んでしまうこともあるため、慎重に慣らすことが大切です。

飼い主の呼びかけに反応する

犬のように駆け寄ってくることはほとんどありませんが、呼びかけの声に耳を動かしたり、顔を出したりすることはあります。

声と餌やスキンシップを関連づけることで「呼ばれる=安心できる」と覚えやすくなります。

飼い主を判別できる

ハリネズミは視力が弱いため、主に匂いと声で飼い主を判別します。

日常的に同じ人が世話をしていると、その人にだけ針を立てなくなるなど、明らかに区別している様子が見られます。

甘えて近寄ってくる

警戒心が解けると自分から飼い主の手や膝に寄ってくることがあります。

ただし犬猫のようにスキンシップを強く求めるわけではなく、「安心できる存在だから近くにいてもいい」という控えめな甘え方が特徴です。

飼い主の手の中で眠る

信頼関係が深まると、飼い主の手の中や膝の上でうとうと眠る姿が見られることもあります。

これは最大級の安心サインで、強い信頼を示す行動です。

ただし長時間の拘束はストレスになるため、短時間で切り上げるのが理想です。

ハリネズミがなつかない原因はなに?

それでは次にハリネズミはなつかない原因はどんなのがあるのか、見ていきましょう。

触り過ぎ

実はハリネズミがなついていないと感じる飼い主さんの多くはワンちゃんのようにベタベタとなつく動物と比較していることがけっこうあります。

しかし神経質で臆病な子が多いハリネズミにとっては針を立てずに手を出すと擦り寄ってくることがハリネズミにとっての精一杯ということを覚えておきましょう。

知らず知らずのうちに嫌な思いをさせている場合、この場合お腹を触っているのではないでしょうか。

防御できない場所なので当たり前ですがハリネズミは針のないところ触られるのを嫌がります。

怖がらせている

また小さな子供などは加減がわからないため、追いかけっこなどをして臆病なハリネズミを怖がらせている可能性もあります。

また、強い力でギュッと触ってしまっている可能性もあります。

力加減を分かっている大人と比べると子供の方がペットに対して残酷な行為をしてしまいがちなので、注意が必要です。

音や臭いが嫌い

ハリネズミはとても敏感な嗅覚と聴覚を持っているため、大きな音や強い臭いは強いストレスになります。

掃除機やテレビの音、ドライヤーなどの生活音でも驚いて針を立ててしまうことがあります。

また、香水や芳香剤、柔軟剤の強い香りはハリネズミにとって不快で、飼い主の手や体の匂いに安心感を持ちにくくなります。

もし「なつかない」と感じる場合、環境の音や匂いが影響しているかもしれません。

静かで落ち着ける場所にケージを設置し、香りの強い製品の使用を控えることが、ハリネズミの安心につながり、結果的に飼い主への信頼にもつながります。

ハリネズミがなつかないときに見直す環境ポイント

ケージの配置と温度管理

ハリネズミは神経質な性格なので、ケージの置き場所や環境はとても大切です。

人通りの多いリビングやテレビの近くは音や振動が多く、ストレスの原因になります。

静かで暗めの場所に置き、温度は26℃前後を保つことで安心して生活できる環境が整います。

温度が低すぎると冬眠のリスクがあり、逆に高すぎると熱中症になるため、温度管理の徹底は「なつきやすさ」にも直結します。

飼い主の匂いと声に慣れさせる

ハリネズミは視力が弱いため、匂いや声で飼い主を認識します。

いきなり手を差し出すのではなく、まずは飼い主の匂いがついた布を巣箱に入れておくと安心します。

また、ケージ越しに優しく声をかけ続けることで「この声は安心できる」という認識を持たせやすくなります。

こうした小さな積み重ねがなつきへの近道になります。

触れ合いは短時間から少しずつ

なつかないからといって無理に触ると、逆効果でますます警戒されます。

最初は短時間、数分だけ手の上に乗せる程度にとどめましょう。

嫌がったらすぐに戻してあげることが信頼につながります。

徐々に慣れてくると、自分から飼い主の手に寄ってくることも増えます。

あくまで「触らせてもらう」感覚で、ハリネズミのペースに合わせることが大切です。

毎日適度にコミュニケーションをとる

それでは最後になついてもらうにはどうすればいいのか、見ていきましょう。

ハリネズミになついてもらうことで一番大切なのは育て方です。

好きな食べ物を理解して、ハリネズミは視力が悪いため飼い主さんの匂いを覚えさせ、毎日適度にコミニュケーションを取るということなどをしてなるべく飼い主さんは危害を加えては来ないんだと認識してもらうということがなついてもらうために大切です。

ハリネズミにしつけはできるの?

ハリネズミは犬や猫のように高い知能を持っているわけではなく、基本的には「芸を覚える」「トイレを完全に覚える」といったしつけは難しい動物です。

しかしまったくできないわけではなく、習慣づけによってある程度の行動を身につけてもらうことは可能です。

たとえばトイレしつけ。

ハリネズミは自分の匂いがついた場所で排泄する習性があるため、排泄物がついた床材をトイレに置いておくと、その場所で排泄する確率が高まります。

個体差はありますが、根気よく繰り返せばある程度は習慣化できます。

また、人に慣れてもらうための“しつけ”も存在します。

毎日同じ時間に短時間のスキンシップをとることで「この時間は触られても大丈夫」と覚えさせられます。

さらに、好物のおやつを与えることで「手に近づく=良いことがある」と関連づけることができます。

完璧に行うのは不可能

ただし、ハリネズミは本来単独行動をする臆病な動物なので、人間社会で言うしつけを完璧に行うのは不可能です。

大切なのは「嫌がる行動を強制しない」「少しずつ慣れてもらう」というスタンスで接すること。

これがハリネズミに合った“しつけ”の考え方と言えるでしょう。

ハリネズミがなつかない!【まとめ】

ハリネズミはなつかないのではなく、時間をかけて少しずつ“慣れて”いく動物です。

環境を整え、声や匂いで安心感を与え、無理のないスキンシップを心がけましょう。

焦らず付き合うことで、自然と信頼関係が築けます。

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