フクロモモンガはトイレを覚える?しつけのコツと失敗しない工夫

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「フクロモモンガはトイレを覚えられるの?」そんな疑問を持つ方は多いと思います。

実際には犬や猫ほど簡単ではありませんが、工夫次第で粗相を減らすことは可能です。

本記事ではトイレ習慣の特徴やしつけのコツを詳しく紹介します。

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目次

フクロモモンガはトイレを覚える?うんちと尿の特徴

そもそもフクロモモンガはトイレを覚えるのでしょうか?

初めに言ってしまいますがほぼ不可能です。

フクロモモンガは犬やネコのように決まった場所で排泄しません。

なので、したいときに、好きな場所で排泄します。

またマーキングもします。

フクロモモンガの排泄物は甘い香り&排泄物の香りが混ざったような臭いで、なかなか完全に臭いを取ることも難しいです。

ケージの外に出したときは特に自分のにおいが付いていないところでよくマーキングとして排泄します。

それは本能であるためになかなか止めさせることは出来ません。

しかし、絶対にトイレを覚えない訳ではありません。

根気強くトレーニングをしていたらトイレを覚えるかもしれません。

うんち

フクロモモンガのうんちは、小さくコロコロとした形状をしています。

1回あたりの量は少ないですが、1日に何度も排泄するため、ケージ内では意外と目立ちます。

食事内容によって色や硬さが変わり、健康状態のバロメーターにもなります。

臭いはそれほど強くなく、掃除を怠らなければ気にならない程度です。

ただし食事に果物が多いと柔らかくなり、臭いが強まることもあるので注意が必要です。

尿

尿は少量をこまめにすることが多く、1日の中で頻繁に見られます。

マーキング行動の一環としても排尿するため、ケージの外に出した際には特に注意が必要です。

臭いはアンモニア臭に近く、放置するとすぐにツンとした匂いが強まります。

トイレシーツや砂を定期的に交換しないとケージ全体に臭いがこもってしまうため、こまめな清掃が欠かせません。

また、尿の色が濃かったり血が混じるようであれば病気の可能性もあるため、早めに動物病院で診てもらいましょう。

フクロモモンガにトイレトレーニングする前に

信頼関係を築いておく

フクロモモンガにトイレトレーニングをする前に「信頼関係を築いておく」ことが大切です。

まず、おうちにやって来た当日や、日が浅いうちは飼い主さんとの信頼関係が出来ていないので難しいと思います。

フクロモモンガがおうちでの生活に慣れて、飼い主さんに威嚇をしなくなった、飼い主さんが呼んだら近づいてくる、触れるようになってからトイレトレーニングを開始しましょう。

フクロモモンガの排泄リズム

フクロモモンガは犬や猫と違って明確なトイレ習慣を持ちませんが、比較的決まったタイミングで排泄する傾向があります。

特に「睡眠から起きた直後」「食事のあと」「ケージから出して遊ばせる前後」などに排泄することが多いです。

このリズムを把握しておくと、トレーニングの成功率も上がります。

マーキング行動との違い

排泄と混同されやすいのがマーキング行動です。

マーキングは縄張りを示すために行うもので、場所に関係なくポタポタと少量をすることがあります。

トイレトレーニングでは排泄の習慣化を目指しますが、マーキングまでは完全に防ぐことはできません。

そのため「トイレ=完全に排泄が集約される」と考えるのではなく「粗相の回数を減らす」と意識すると良いでしょう。

飼育環境の工夫

トイレトレーニングを進めるには、環境づくりも大切です。

たとえばケージの一角に排泄しやすい素材のトイレ容器を設置し、そこに使用済みのティッシュやペットシーツを少し入れておくとにおいで覚えやすくなります。

また、遊ばせる前に必ずトイレに連れていく習慣をつけることで、ケージ外での排泄をある程度防ぐことができます。

フクロモモンガにトイレトレーニングしてみよう!

ではどのようにトイレトレーニングを進めていったら良いでしょうか?

フクロモモンガは犬や猫のように簡単に覚えるわけではありませんが、習慣づけを工夫すれば成功率を少しずつ上げることができます。

ティッシュで刺激して排泄を促す

朝ごはんの前や遊ばせる前に、フクロモモンガを優しく抱っこし、ティッシュで陰部や肛門を軽くポンポンと刺激してあげましょう。

すると反射的に排泄してくれることが多いです。

これを毎日同じ時間に行うことで「このタイミングで排泄する」というリズムがつきやすくなります。

夜も同様に行うと、習慣化がよりスムーズになります。

トイレの場所に連れていく

排泄しそうな様子が見られたら、すぐにトイレの場所に連れて行ってあげます。

フクロモモンガは嗅覚が敏感なので、トイレのにおいを覚えることで「ここが排泄する場所だ」と学習しやすくなります。

成功したときには軽く声をかけて安心感を与えるのも効果的です。

掃除の仕方にも工夫を

トイレは常に清潔を保つことが理想ですが、トレーニング中はにおいを少し残しておくこともポイントです。

完全に消臭・除菌してしまうとトイレの場所が分からなくなり、あちこちで排泄してしまう原因になります。

排泄物だけを取り除き、シーツや砂を部分的に残すようにすることで、場所の認識が持続します。

トレーニングが成功するまでの期間

フクロモモンガのトイレトレーニングは、数日で結果が出るものではありません。

個体差が大きく、数週間から数か月かかることもあります。

中には最後まで完全に覚えられない子もいますので、「時間をかけてゆっくり慣れてもらう」くらいの気持ちで続けることが大切です。

短期間で結果を求めると飼い主もフクロモモンガもストレスになってしまうので注意しましょう。

トレーニング中に失敗して、ケージの外や別の場所で排泄してしまうこともあります。しかし、叱ってしまうとフクロモモンガは怯えて飼い主との信頼関係が崩れてしまいます。失敗したときは静かに片づけるだけにとどめ、次は成功体験を積ませてあげるようにしましょう。

トイレトレーニングを少しでも成功に近づけるには、飼い主側の工夫も大切です。遊ばせる前に必ずトイレに連れていく、ケージ外で長時間遊ばせない、成功したら優しく声をかけるなど、小さな積み重ねが習慣化につながります。また、においを残して場所を覚えさせることと、こまめな掃除のバランスを意識するのもポイントです。


フクロモモンガのトイレに関するFAQ

フクロモモンガのトイレの回数はどれくらいですか?

フクロモモンガは小さな体ですが代謝が活発で、1日に何度も排泄します。うんちはコロコロしたものを1日数十回、尿は少量をこまめにすることが多いです。特に食後や起床後に回数が増える傾向があります。

部屋んぽ中にトイレをしてしまうのを防ぐ方法はありますか?

完全に防ぐのは難しいですが、部屋んぽ前に必ずトイレに連れて行き排泄を促すと粗相が減ります。また遊ばせる時間を短めに区切り、排泄のタイミングで一度ケージに戻すのも有効です。マーキングの尿は本能なので、完全に抑えるのは難しい点も理解しておきましょう。

フクロモモンガが血尿をしました。病気ですか?

血尿は健康な状態では起こりません。泌尿器系の感染症や結石、内臓の病気などが疑われます。少しでも血が混じった尿を確認したら、早急にエキゾチックアニマル対応の動物病院を受診してください。

フクロモモンガのうんちの色で健康状態はわかりますか?

うんちの色や硬さは健康のサインです。通常は黒〜濃い茶色でコロコロしていますが、柔らかすぎる・白っぽい・赤みがあるなどの変化が見られる場合は、食事内容の偏りや病気の可能性があります。数日続くようなら動物病院で診てもらいましょう。

フクロモモンガが自分のうんちを食べることがありますが大丈夫ですか?

小動物には盲腸便を食べて栄養を再吸収する習性があります。フクロモモンガも同様の行動をすることがあり、必ずしも異常ではありません。ただし頻繁に見られる場合や、下痢便を食べるようなら病気のサインの可能性もあるため観察を続けてください。

フクロモモンガが手の上でうんちをしてしまうのはなぜですか?

緊張や安心のどちらでも排泄することがあり、飼い主の手の上でうんちをするのはよくあることです。信頼関係ができてリラックスしている場合にも出やすいので、必ずしも嫌がっているわけではありません。事前に排泄させてから触れ合うと防ぎやすくなります。

フクロモモンガのトイレにはトイレ砂を使いますか?

フクロモモンガは猫のようにトイレ砂をかき分けて使う習性はありません。そのため、一般的な猫砂は向いていません。代わりに小動物用のペットシーツや吸水性の良いチップ(紙製やウッドチップなど)をトイレ容器に敷いておくと掃除がしやすくなります。香り付きや粉が舞いやすい砂は呼吸器に悪影響を与える可能性があるため避けましょう。

フクロモモンガはトイレをトレーニングしたら覚えるの?【まとめ】

フクロモモンガのトイレトレーニングは「完璧に覚えさせる」ことを目指すのではなく「粗相を減らす」意識が大切です。

排泄リズムを理解し、環境を整えてあげることで成功率は高まります。

焦らず根気強く続ければ、飼い主もフクロモモンガも快適に過ごせるようになります。

他の記事では「鳴き声の意味」や「なつかせ方」についても解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

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