フクロモモンガが震える理由は病気?症状や対策方法を解説!
最近は小動物ブームも到来し、フクロモモンガを飼っている方も多いのではないでしょうか?
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
私もフクロモモンガの魅力に惹かれ飼っている一人です。
フクロモモンガを飼いだして時々はじめの頃、震えているのを見ることがあります。
どうして震えているの?寒いの?病気なの?と思ってドキドキで過ごしておりました。
ここで同じように心配になっている方たちや、今からフクロモモンガを飼ってみようかな、と思っている方に向けて何か参考になればと思い記事を書いています。
フクロモモンガが震えるのは病気?
フクロモモンガはとても警戒心が強い動物です。
その警戒心から「怖い」と感じてしまうと体がブルブルと震えてしまいます。
はじめの頃は少し近づこうとするだけで震えていました。
「恐怖」から「震える」ことが多いようです。
おまけにジコジコ鳴かれ、カプッとされることも何度かありました。
少しでも早く私に慣れてもらおうとまず、私のにおいを覚えてもらうことにしました。
一緒に過ごせる時間は私のにおいをつけたハンカチを小さなポーチに入れ、そのポーチにフクロモモンガも入ってもらい、それをぶら下げて過ごしていました。
(フクロモモンガは寝るときに小さなベッドに入るので苦痛ではないようです。)
これは私の声も早く覚えてもらえるので効果的でした。
これを何日か続けていくうちに慣れてきてくれて震えは見られなくなりました。
この場合は「警戒心による震え」だったのですね。
なので、地道な努力と時間が解決してくれるものでした。
しかし、病気の時は時間が解決してくれるものではありません。
時間がたってしまうと悪化していく一方です。
特にフクロモモンガの場合、異変に気づいたときには病状が進行していることもあります。
では、フクロモモンガはどういった病気にかかりやすいでしょうか。
フクロモモンガのかかりやすい病気は?
ベタ慣れのフクロモモンガが震えていると、病気の危険性があるかもしれません。
それは「骨疾患」で代謝性のものが多いです。
代謝性なのでカルシウム代謝が低下したときに見られます。
そのほかには「自咬症」といってストレスなどが原因で自分で自分を咬んでしまい傷つけてしまいます。
特にしっぽを咬むフクロモモンガが多いです。
オスのフクロモモンガであれば「ペニス脱」もあります。
ペニスが出て、戻らなくなってしまうのですね。
病気の症状や対策は?
「代謝性骨疾患」の場合はまず、震えや眠っている時間が長かったり、動きたがりません。
走らずにずっと飛んで移動するなどの行動も見られます。
対策としては「食事の見直し」です。
カルシウムが足りないのでカルシウムやビタミンを摂取させる必要があります。
フクロモモンガ用のペレットは必要な栄養がぎゅっと詰まっているのでお勧めです。
煮干しもカルシウムがたくさん含まれており手軽にあげることができます。
あげすぎるとカルシウム過多になってしまうので1日に2匹までが良いと思います。
また、サプリメントなどもありますが獣医師に相談してからあげるほうが良いです。
「自咬症」はなかなか完治が難しいと言われていますが去勢手術で症状が緩和することもあります。
皮膚を咬みすぎてその部分が炎症を起こしてしまい、ひどいときには壊死してしまいます。
尻尾だけでなくお腹を咬むフクロモモンガもいます。
ストレス解消が大切なのでケージから出して、一緒に遊ぶのもいいでしょう。
「ペニス脱」は最初の段階でしたら治すことが出来ますが、放置して赤くなったり腫れている場合は元に戻すことは難しくなってきます。
フクロモモンガの診察が出来る動物病院を早めに受診することをお勧めします。
フクロモモンガが震える理由は病気?【まとめ】
フクロモモンガははじめは警戒し、慣れるのにやや時間がかかる動物です。
フクロモモンガの習性を知り、くじけずに慣らしていってください。
またこれから飼おうかと検討されている方は、近くにフクロモモンガを診察できる動物病院があるかは必ず調べておく必要があります。
意外にフクロモモンガを診てくれる病院は少ないのです。
ベタ慣れフクロモモンガになったら楽しみもたくさん増えますし、さらに愛着がわきますよ。
フクロモモンガライフを一緒に楽しみましょう。