フクロモモンガがなつかないのはなぜ?なついてもらう方法と接し方のコツ

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フクロモモンガをお迎えしたものの、「なかなかなついてくれない」「いつも威嚇される」という悩みを抱えていませんか?

フクロモモンガは犬や猫に比べると警戒心が強く、環境や飼い主に慣れるまでに時間がかかる動物です。

特にお迎え直後はジコジコと鳴いて威嚇したり、手を差し伸べると逃げてしまったりすることも珍しくありません。

しかし「なつかない動物」ではなく、時間をかけて信頼関係を築くことで、飼い主に寄ってきたり、手のひらに乗ったりとベタ慣れの姿を見せてくれるようになります。

この記事では、フクロモモンガがなつかない理由と、なついてもらうための具体的な方法について詳しく解説します。

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目次

フクロモモンガはなつく動物?それともなつかない?

フクロモモンガは犬や猫と比べると、とても臆病で警戒心の強い動物です。

お迎えしたばかりの頃は、知らない人や新しい環境に対して強く反応し、鳴いたり逃げたりすることがよくあります。

そのため「全然なつかない」と感じてしまう飼い主さんも多いのです。

しかし、フクロモモンガは「なつかない動物」ではありません。

正しく接して時間をかければ、飼い主を安心できる存在と認識し、自分から寄ってきたり、手や肩に乗ったりするようになります。

なつくまでのスピードは個体差がありますが、ほとんどの場合は努力次第で距離を縮めることが可能です。

フクロモモンガがなつかない理由と対策

理由

お迎え直後で環境に慣れていない

フクロモモンガは環境の変化にとても敏感です。

ペットショップやブリーダーからお迎えしたばかりの時期は、ケージや匂い、音などすべてが新しく、不安と恐怖でいっぱいです。

そのため、飼い主が手を差し伸べても警戒して近づかず、威嚇や噛みつきで防御しようとすることがあります。

飼い主の触り方や接し方に問題がある

フクロモモンガは上から急に手を伸ばされると、捕食者に襲われるように感じてしまいます。

また、声をかけずに突然触ると恐怖心が強まり、なかなかなついてくれません。

触り方や接し方を誤ると、飼い主に対して「怖い存在」というイメージが定着してしまうこともあります。

性格や個体差による違い

人間に性格の違いがあるように、フクロモモンガにも「人懐っこい子」や「慎重で人見知りな子」がいます。

オスは比較的なつきやすいといわれることもありますが、必ずしもそうとは限りません。

なつきやすさは性格や過去の飼育環境によっても変わるため、「うちの子は時間がかかるタイプなんだ」と考えて気長に向き合うことが大切です。

対策

匂いと声を覚えてもらう工夫

フクロモモンガは視覚よりも嗅覚や聴覚で相手を識別します。

まずは飼い主の匂いを覚えてもらうことが大切です。

自分の匂いのついた布やハンカチを寝床の近くに入れておくと、安心感を持ってくれるようになります。

また、日常的に優しく声をかけることで、声と安心感を結びつけて覚えていきます。

スキンシップの取り方(手の差し出し方や声かけ)

触るときは必ずゆっくりと、下の方から手を近づけるようにしましょう。

上から掴むように触ると捕食者に襲われると感じて恐怖心を強めてしまいます。

手を差し出すときに優しく声をかけながら行うと、より安心してくれるようになります。

遊びやおやつでポジティブな経験を積ませる

なついてもらうには「飼い主と一緒にいると楽しい」と思ってもらうことが大切です。

ケージの外で猫じゃらしのようなおもちゃを使って遊ぶ時間を作ったり、手からおやつを与えたりすることで、飼い主=良い存在と学習していきます。

こうした小さな積み重ねが信頼関係を築く近道になります。

フクロモモンガのなつきやすさの違い

オスの方がなつきやすいとされる理由

一般的にはオスのフクロモモンガの方が人に慣れやすいといわれています。

理由としては、オスは縄張り意識が強く、群れの中で仲間との関わりを積極的に持とうとする傾向があるためです。

飼い主を「仲間」と認識しやすく、その分距離が縮まりやすいと言われています。

メスでもベタ慣れになるケース

一方で、メスは慎重で警戒心が強いと言われがちですが、実際には個体差が大きく、飼い主にべったり慣れてくれる子も珍しくありません。

毎日の接し方や信頼関係の築き方によっては、オス以上に甘えてくれるメスもいます。

そのため、性別だけでなつきやすさを判断するのは適切ではありません。

ベビーから育てるメリット・デメリット

生後2か月ほどのベビーから飼い始めると、環境の変化に順応しやすく、飼い主への警戒心も薄いため、なつきやすい傾向があります。

ただし、ベビーは体力が弱く、温度管理や栄養管理に細心の注意が必要です。

大人のフクロモモンガは慣れるまで時間はかかりますが、体調管理がしやすいメリットもあります。

フクロモモンガがなついたときに見られる行動

飼い主に自分から寄ってくる

なついたフクロモモンガは、飼い主を見かけると自分から近寄ってくるようになります。

ケージ越しに寄ってきたり、手を差し出すと乗ってきたりするのは信頼関係が築けたサインです。

手や肩に乗るようになる

慣れてくると、飼い主の手のひらや肩に飛び乗るようになります。

これは「安心できる場所」と認識している証拠です。

自然に身体を預けるようになると、飼い主との距離が一気に縮まります。

一緒に遊ぶ・添い寝するようになる

おもちゃを使って遊んだり、ポーチに入って一緒に眠ったりするのも、なついた証拠です。

フクロモモンガは本来夜行性ですが、飼い主と過ごす時間を楽しむようになれば、生活の一部として甘えてくれるようになります。

まとめ

フクロモモンガは警戒心が強いため、犬や猫のようにすぐになつく動物ではありません。

しかし「なつかない動物」ではなく、時間をかけて接すれば飼い主を信頼し、甘えてくれるようになります。

なつかない理由の多くは、環境の変化や触り方、個体差にあります。

焦らずに匂いや声を覚えてもらい、優しく接して少しずつ安心感を与えることが大切です。

オスやベビーは比較的なつきやすい傾向がありますが、メスや大人でも根気よく接すれば十分になついてくれます。

やがて飼い主に寄ってきたり、肩に乗ったり、一緒に遊んだりする姿が見られるようになれば、その関係は大きく進展しています。

諦めずに愛情を注ぎ続ければ、必ず応えてくれるのがフクロモモンガです。

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