子猫のエサ回数の目安と食事リズムの作り方|成長段階ごとの与え方を解説

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子猫にエサをどのくらいの回数で与えればいいのか迷う方は多いでしょう。

実は、子猫の食事回数は成長段階によって変わるのです。

この記事では、月齢ごとの最適な回数とリズム作りのポイントをわかりやすく紹介します。

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目次

子猫の餌について

子猫の食事は、成長に合わせて以下の順で進んでいきます。

「ミルク → ウェットフード(離乳食) → ドライフード」

それぞれの段階に合ったフードを選び、焦らず少しずつ慣らしていくことが、健康的な成長につながります。


🍼ミルク期(生後0〜4週)

生後4週まではまだ歯が生えておらず、猫専用ミルクのみを与えます。

人間用の牛乳は乳糖が多く、下痢の原因になるため避けましょう。

猫用ミルクは粉末タイプが主流で、38℃前後のお湯で溶かして与えます。

体勢はうつ伏せで顔を少し上げ、タオルなどで支えてあげると安心です。

粉ミルクのほか、開封してすぐ使える液体タイプもありますが、粉タイプの方が経済的で保存しやすいです。

猫用ミルクは乳糖をほとんど除去し、動物性たんぱく質・脂肪・タウリン・ビタミン・ミネラルなどをバランスよく配合した、猫専用の高栄養フードです。

「ワンラックキャットミルク」「森乳サンワールド」などのブランドが定番です。


🍽️ウェットフード離乳食期(生後4〜8週)

歯が生え始める頃から、ウェットフード(離乳食)へ移行します。

最初はミルクと併用しながら、お湯やミルクでふやかしたペースト状のものを与えましょう。

子猫用ウェットフードには、粉タイプとドライフードをふやかすタイプがあります。

どちらも人肌程度に冷まして与えるのがポイントです。

この時期はまだ消化機能が未熟なので、必ず「子猫用」表記のあるフードを選びます。

食べない場合は、少しつぶす・温度を変えるなど、食感を調整してあげましょう。

作り置きは避け、毎回新しく作るようにしてください。


🍖ドライフード期(生後8週〜)

生後8週を過ぎる頃から、総合栄養食の子猫用ドライフードに慣らしていきます。

最初はお湯でふやかして柔らかくし、慣れたら少しずつ硬いままでも食べられるようにします。

生後3か月を超えると消化力や噛む力が育ってくるので、1日3〜4回に分けて与えるとよいでしょう。

5〜6か月頃には1日2〜3回に減らし、成猫期への準備を進めます。

また、ドライとウェットを組み合わせて与えると水分も取れて食いつきが良くなります。

おすすめの割合はドライ7:ウェット3程度です。

おやつ(ちゅ〜るなど)は総合栄養食ではないため、1日の摂取量の10%以内にとどめましょう。


成長期後半(生後3〜6か月)の食事管理

生後3か月を過ぎると乳歯が生えそろい、ドライフードも噛めるようになります。

この頃からは1日3〜4回を目安に、少量をこまめに与えるスタイルに変えていきましょう。

離乳食よりも消化吸収が良く、総合栄養食の子猫用ドライフードへ徐々に移行します。

5〜6か月になると、体格がしっかりしてきて食欲も安定します。

この時期には「朝・夕の2回」に分けてもOKですが、夜にお腹をすかせて鳴くようなら、少量を3回に分けて与えると安心です。

また、成長期後半は筋肉や骨の発達が著しい時期なので、タンパク質と脂質が豊富な子猫用フードを選びましょう。

炭水化物メインの安価なフードはエネルギーは取れても栄養バランスが偏りやすく、将来の肥満や毛艶の悪化につながります。

💧水分補給について

離乳期からはお水も用意してOKです。

最初はあまり飲まなくても問題ありません。

ウェットフードやミルクで水分を取れているため、自然と徐々に飲むようになります。

常に新鮮な水を用意しておく習慣をつけましょう。


このように、子猫の食事は「ミルク → ウェット → ドライ」と少しずつステップを踏むのが基本です。
焦らず、子猫のペースに合わせて移行してあげましょう。

子猫期に与える餌の回数について

  • ミルクを与える頻度と回数は1日に3~4時間ごとに6~8回。
  • 離乳食を与える頻度と回数は1日2~3時間ごとに5~8㏄を8~12回。
  • 子猫専用の総合栄養食を与える回数は1日に絶対3回以上は分ける。

上記を回数を目安に、子猫の体調の変化に気を遣いながら与えてください。

子猫の食事リズムを整えるコツと実践ポイント

成長段階ごとの「回数と間隔」の目安

子猫の体は日々成長しています。そのため、餌の「量」だけでなく「回数」も月齢ごとに調整が必要です。

生後2か月まではまだ胃が小さく、一度に多く食べられません。

1回量を少なめにして回数を多くするのが基本です。


具体的には、

  • 生後1〜2か月:1日4〜6回(3〜4時間おき)
  • 生後3〜5か月:1日3〜4回(朝・昼・夕・夜)
  • 生後6か月〜1年:1日2〜3回(成猫への移行期)
    といったリズムを目安にします。急に回数を減らすのではなく、自然に「間食の間隔」を広げていくと子猫もストレスを感じません。

餌を与える時間帯を決めるメリット

子猫は生活リズムが一定していないため、決まった時間にご飯をもらうことで安心感を覚えます。

「朝・昼・夜」をおおよその目安に、毎日同じ時間帯に与えることで体内時計が整い、夜中にお腹が空いて鳴くことも減ります。

特に共働きの家庭では、自動給餌器を活用して安定した食事サイクルを保つとよいでしょう。タイマー式のものなら飼い主が不在でも安心です。

食べ残しと食べすぎを防ぐポイント

子猫は一気に食べて吐き戻すこともあるため、1回の量は少なめ・新鮮なうちに食べきれる分を意識しましょう。

また、いつでも食べられる「置き餌」は便利ですが、食べすぎや劣化の原因にもなります。

特に夏場は腐敗しやすいため、置き餌をやめて1回ずつ片付ける習慣をつけるのがおすすめです。

もし残すことが多い場合は、1回量を減らして回数を1〜2回増やす調整をしてみましょう。

子猫の餌の回数【まとめ】

子猫のエサ回数は「成長に合わせて柔軟に」が基本です。

毎日の食事リズムを安定させてあげることで、健康的な成長と安心感をサポートできます。

今後は成猫期の食事回数やおすすめフードの選び方も参考にして、子猫の成長を長く見守っていきましょう。

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