
「子猫のうんちがくさい…」と感じたら、まず健康状態を確認しましょう。
実はうんちの色や形には、体調を映すヒントが隠れています。
この記事では、正常な便と異常な便の違い、原因と対策をやさしく解説します。
子猫のうんちの正常と異常の比較

特徴
正常のうんち
形:しっかりとした形状。崩れていない形のやつ。
硬さ:硬すぎず、柔らかすぎない
色:健康的な茶色(Theうんちって感じの色)
臭い:強烈な悪臭がない
頻度:1日に1~2回
異常のうんち
形:不定形
硬さ:非常に硬い、または水っぽい
色:Theうんちの茶色以外
臭い:強烈な臭い、異常な臭い
頻度:1日に何度も下痢をしたり、全く排便しない
うんちの色の判断が難しい場合は?

褐色も一般的には正常のうんちと言われているため健康と思っていて大丈夫です。
食べるフードによってうんちの色も変わったりはします。
ただ食べているフードとあまりにも色が違いすぎたり、黒・赤・黄色・白など単色だと注意です。
こういう正常なうんちではなく異常な状態が続いた場合は動物病院に連れて行ってください。
子猫のうんちの回数
子猫の場合は成猫に比べて食べ物を処理する能力が低いため2回までが許容範囲です。
3回以上や全くしない場合は異常と判断しておきましょう。
許容範囲というかそういう次元ではないですね。
綿棒を使った子猫のうんちの出し方

うんちの回数だけでなく、「そもそも出ていない」ことにも注意が必要です。
子猫は生後3週間ごろまでは自力で排便できず、母猫が舐めて刺激して出しています。
母猫がいない場合は、ぬるま湯で湿らせた綿棒でお尻を軽く刺激してあげましょう。
仰向けではなく横向きで安定させ、肛門をやさしくトントンと触れる程度でOKです。
強くこすったり押し込むのはNG。刺激が強すぎると出血することがあります。
それでも出ない、お腹が張って苦しそうなときは早めに動物病院へ。
子猫のうんちがくさい理由は?
そもそも子猫のうんちがくさい理由って何?と思いませんか?
人間も体調崩して良くないうんちがくさいやつが出ることありますよね。
人間の場合は働きすぎだったり睡眠不足(他)だったりしますが子猫のうんちがくさい理由はなんなのか調べて1つずつみていきましょう。
①食事

食事の中でも3つに分かれています。
新しいフードにすると子猫の消化するに時間がかかることがあります。
なので排便するにも時間がかかり排便をしない日も出てくるかもしれないです。
食べ過ぎの場合は消化不良のため強烈な臭いの原因になります。
安いキャットフードを与えると悪臭の原因になります。
飼育にかかる費用はきついですが安いフードは消化されにくい成分が使われていることがほとんどのため、悪臭になります。
なので食事はケチらずにいいもので飼い子猫が食べそうなものを選んで与えてあげましょう。
②寄生虫

寄生虫が消化器官系に寄生していると、うんちがくさいことがあります。
③消化

消化器官系に影響していたり、腸炎や肝臓の問題が原因でうんちがくさいこともあります。
④トイレ

こちらに関しては少し今までとは違いますね。
トイレの汚物が隠れてとれていなかったりすると悪臭の原因になります。
子猫のうんちがくさいときの3つの危険なサイン

長引く下痢や粘液便は病気のサインかも
うんちがドロドロしていたり、粘液が混じっている場合は、単なる消化不良ではなく腸内炎症や感染症の可能性があります。
特に1日2回以上の下痢が3日以上続く場合は、脱水や低血糖のリスクがあるため、早めに動物病院を受診しましょう。
また、便の中に泡や血が混じる場合は、ウイルス性の腸炎や寄生虫による炎症の可能性も考えられます。
酸っぱい・生臭いにおいは腸内バランスの乱れ
「いつもより強烈にくさい」「酸っぱいような発酵臭がする」ときは、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れているかもしれません。
この場合はフードを急に変えたり、乳製品を与えたりするのはNG。
整腸作用のあるプロバイオティクス入りフードやサプリを取り入れると改善が期待できます。
動物病院で相談すれば、子猫でも使える腸内ケア商品を紹介してもらえることもあります。
黒い・赤い・白い便は要注意
黒っぽい便は消化管からの出血、赤い便は下部消化管の炎症や寄生虫感染、白っぽい便は胆汁分泌異常の可能性があります。
これらはいずれも「ただのうんちの色変化」ではなく、病的サインであることが多いです。
一度だけなら様子見でもよいですが、数日続くようであればすぐに獣医師の診察を受けましょう。
子猫のうんちの異常の対策

子猫のうんちがくさい原因が分かりましたね。
ではどのような対策、改善策があるかを見ていきましょう。
①食事の対策
フードに関しては安価より少しお値段が上がっても高品質な子猫専用のフードを購入しましょう。
栄養バランスが良くて消化しやすいものを与えてあげましょう。
食事を適切な量にしてあげましょう。
食べ過ぎたり食べな過ぎたりすると下痢になったり排便が出ないことがあります。
今、過食の子猫ちゃんの場合は少しずつ減らしていき適量を鳴らしてあげましょう。
あまり食べていない子猫ちゃんは様子を見ながら適量になるまで食べさせて慣れさせましょう。
②寄生虫対策
必須な予防接種や寄生虫の駆除を行い、健康状態を獣医にみてもらいましょう。
➂消化の対策
まず、消化器官系に影響を与えないようにすることです。
ここを気を付けましょう。
④トイレの対策
消臭効果などがある砂で子猫にあった砂を選んであげましょう。
FAQ|子猫のうんちに関するよくある質問
子猫のうんちくさい【まとめ】
子猫のうんちは健康のバロメーター。
仮に病気があったとしても、少しの変化に早めに気づけば重症化を防げます。
うんちがくさいときは、フード・寄生虫・腸内環境を見直し、それでも続く場合は動物病院へ。