保護猫のトイレのしつけはそれほど難しくはないです。
保護猫はもともと乾いた砂が有ればその場所で排泄をします。
ガシガシ!ホジホジ!とすることを本能で分かっていますから、用意さえしてあげれば大丈夫です。
問題は置き場所とトイレに使用する猫砂と衛生管理です。
猫砂にも、紙で作った物や木のパルプの物、そして、硬さや大きさも違うし、シートが良い子もいますので、猫の好みを探って使い分けてあげましょう。
排泄物の掃除もこまめに行ってください。
赤ちゃん猫~子猫用トイレとしつけ方
ヨタヨタ歩く子猫には浅いトイレがお勧めです。
初めの頃は、モゾモゾとした動きから、お尻を床に付けて座ったらオシッコの合図ですから、トイレへサッと移動させましょう。
移動に失敗しても、大丈夫です!
オシッコを拭いたティッシュをトイレに置き匂いを付けてしまえば、数回子猫をトイレに連れて行けばオシッコをしに行ってくれるようになります。
この頃のトイレは、自分で入りやすい高さの物を用意してあげ、寝床とごはんの近くに用意して置きましょう。
使用期間が数週間と短いので空き箱の蓋などにトイレシートとパラパラていどの猫砂でも充分だと思います。
(あまり多いと猫砂の粉が目に入ってしまい傷を付けてしまいますので。)
大人用トイレが使用できるころには、今まで使っていたトイレを大人用トイレに入れてあげるとスムーズにトイレ習慣をマスターできます。
トイレの選び方
最近では、色々なトイレが売られています。
トイレの砂選びと同じで、トイレにも好みがあります。
飼い主さまにも好みはあるでしょうけど、まずは、猫ちゃんの好みを優先させてあげましょう。
置き場も落ち着いてオシッコが出来るように、飼い主さまの生活動線を避けて物音のしない場所を選んであげるのが良いです。
・見晴らしが良いオープンタイプ
砂が嫌いな子にはピッタリ!
シートだけをしき、上からアミで押さえたトイレです。
隠れてしたい子は、周りに目隠しなどでガードをしてあげましょ。
・少し高さのがあり砂をガサガサしても溢れないタイプ
琲世中に周りを気にしながら様子を見ている子には、ちゃんと見える高さまでのトイレに!
砂は上品にカサカサする程度の子向けです。
・しっかりと高さのあるタイプ
トイレに飛び込み慌ててオシッコをする子。
砂をガサガサバラバラ撒き散らしたい子。
お尻を半分、または完全に上げてオシッコをする子。
こんな子に合ったトイレです。
(猫砂は粉の出にくい物を選んであげましょう。猫の目は人とは違い膜があるから大丈夫と言われますが、やはり傷は付きますし酷いと失明もしますから気をつけてあげましょう。)
・ドーム型で隠れられるタイプ
トイレに入りあちこちカサカサして落ち着かない子は、怖がりさんかもしれませんからドーム型をお試しください。
保護猫さんの怖がりな子にも良いです。
・犬さん用の立ちション用タイプ
猫砂が足に付いて嫌い!って子で立ちション姿勢でするこにはピッタリです。
マーキングをする子にもおすすめします。
トイレ以外で粗相をしてしまう理由
始めはちゃんとトイレを覚えてしてたのに…、最近は他所でしてしまう…。って困っている方はいませんか?
それはトイレのしつけに失敗したとかではなく、ちゃんとした理由があるのです。
野生の生き物は弱肉強食の世界ですよね。
猫は弱い生き物に含まれるタイプで、特に子猫はよく狙われます。
出産後の母猫が赤ちゃん猫をくわえて引越しをするのは、排泄物などで住家が汚れたからだけでは無く、その匂いで カラスやイタチやタヌキなどに気づかれ襲われる心配があるからです。
ですから、野良猫が保護猫になってからも、トイレが琲世物で汚れていると、そのトイレは危険な場合になってしまい、琲世が出来なくなるのです。
とくに成猫の保護猫さんは、たくさん危険な経験もしていますから敏感になっているはずです、そんな気持ちも汲み取ってお世話をしてあげてください。
トイレが汚れていると、飼い主さまの衛生面にも良くないですからね。
保護猫のトイレのしつけ方法【まとめ】
子猫を保護した方は、トイレのしつけは難しいのか?と心配されるが、トイレのしつけはそんなに難しくはないです!
・難しいのはトイレ選びと猫砂選び!
あとは、こまめな掃除です!
・排泄物や匂いの付いたティッシュなどをトイレに置く!
・トイレのしつけより難しいのはトイレ選びと猫砂選び…。
・トイレの置き場は生活動線を避けて静かな場所にする。
・トイレ以外のところで粗相をするのには理由がある。
・飼い主さまと保護猫さんの健康と安全のためにトイレ掃除をしましょう。