
ポメラニアンの餌の量や頻度は、体の小ささや年齢によって大きく変わります。
「どのくらい与えればいい?」「食べ残しが多いけど大丈夫?」
そんな疑問を解決できるよう、1日の目安量や食事のコツをわかりやすくまとめました。

ポメラニアンに必要な餌の量は?

体重1kgあたり50~110kcalが、ポメラニアンにとって1日あたりに必要なカロリーと言われています。
例えば、3kgのポメラニアンであれば1日あたり150~330kcalとなります。
これはあくまでも目安なので、おやつを与える場合はフードを減らすなどでカロリーを調整する事が大切です。
また、成長するうえで必要なタンパク質やミネラル、ビタミンなどの栄養素がバランスよく配合されたものを与えることも重要です。
かわいいから、せがまれるからといっておやつばかりあげていると、肥満の原因やわがままに育ってしまう事もあるので注意しましょう。
ポメラニアンに餌を与える頻度は?

子犬か成犬かによっても、与える頻度は変わってきます。
子犬の場合は、1日3回がおすすめです。
成長するにあたって、1日2回に切り替えていっても大丈夫ですが、1日に必要なカロリーはキープしてあげましょう。
子犬の場合は、朝昼晩と3回にわけますが、成長と共に様子をみながら朝晩だったり、朝昼だったりと、様子をみながら与えることをおすすめします。
朝は食べるけど、夜は食べないという子もいるので、その子に合わせた与え方をするといいですよ。
ただ、今まで1日3回与えていたものをいきなり1日2回に変更すると、ポメラニアン自身が困惑してしまって、ごはんを食べなかったり、変な時間にごはんをほしがったりするので、回数の切り替えはゆっくりと行うといいです。
私が最初に飼ったポメラニアンは、食事の回数を急に変えたことで、深夜や早朝にごはんが欲しいと要求するようになって、自分自身の睡眠時間まで減ってしまったという失敗をしました。
時間をかけずに餌を与える頻度を変更したことで、ポメラニアンにもストレスを与えてしまうことになってしまい後悔しました。
ポメラニアンにも飼い主自信にも負担がないよう、餌を与える頻度の切り替えは、ゆっくりと行ってあげてくださいね。
ポメラニアンの餌を与えるタイミングと注意点
食事の時間を一定にする理由

ポメラニアンは体が小さく、血糖値が変動しやすい犬種です。
特に子犬期は「低血糖症」を起こしやすく、食事間隔が長く空くとぐったりしたり震えたりすることがあります。
そのため、毎日決まった時間に餌を与えることが大切です。
生活リズムが安定すると、胃腸の働きも整い、食べむらや下痢の予防にもつながります。
朝は散歩前後、夜は就寝の2~3時間前を目安にすると消化にもやさしいです。
餌の切り替え時に注意したいこと

ドッグフードの種類を変えるときは、必ず「1週間ほどかけて」徐々に切り替えましょう。
急に新しいフードへ変えると、腸内環境が乱れて下痢や嘔吐を起こすことがあります。
最初の2~3日は旧フード7:新フード3くらいの割合で混ぜ、少しずつ新しい方を増やしていきます。
また、切り替え期間中はおやつを控えめにして、便の様子や食いつきをよく観察することが大切です。
食べ残し・早食い対策

ポメラニアンは食への興奮が強い子が多く、早食いしてむせたり吐いたりするケースも見られます。
早食い防止皿や、粒の大きさが小さめのフードを使うと安全です。
逆に、食べ残しが続く場合は次のような原因も考えられます。
- フードの匂いが弱く食欲を刺激しない
- 歯石や口内炎などの痛み
- ストレスや気温変化
少量を温めて香りを立たせたり、ふやかしたりすることで改善することも多いです。
ポメラニアンの餌の量や与え方と種類は?

犬の餌の量は、その子の体重に比例して与えるようにしましょう。
ドッグフードの種類もたくさんありますが、子犬用や成犬用などポメラニアンの年齢を考えて買うものを決めることが大切です。
ドッグフードは、パッケージに与える量の目安が書いてあるので参考にしましょう。
ポメラニアンが子犬か成犬か、高齢犬かによっても与える餌の量は違ってきます。
子犬の場合

子犬は、体の成長と一緒に内臓も成長していきます。
与える回数が少ないと、小さな内臓で食べたものを一度に消化しないといけなくなるため、子犬の負担になってしまいます。
子犬の場合は、与える回数も大切ですが、それ以上に与え方が重要です。
与えるドッグフードの種類は、子犬用やパピーと書かれているものを選ぶといいですよ。
かたいドッグフードをそのまま与えるのではなく、お湯でふやかしてやわらかくしてから与えましょう。
子犬用のドッグフードは、どのメーカーを選んでも成長を促すためにカロリーがやや高めになっているので、与えすぎは太る原因になるので注意してくださいね。
成犬の場合

子犬から1歳になるにつれて、成犬用のドッグフードに切り替えていくことをおすすめします。
与えるドッグフードの種類は、成犬用と書かれているものを選ぶといいですよ。
子犬用と比較するとカロリーは低めになります。
ただ、いきなり子犬用から成犬用に切り替えると、お腹の調子が悪くなったり、食べてくれなくなったりするので、ゆっくり切り替えるようにしましょう。
高齢犬の場合

ポメラニアンは、7歳くらいになると高齢として分類されていきます。
与えるドッグフードの種類は、シニア用やハイシニア用と書かれているものを選ぶといいですよ。
運動量が減り、寝ている時間が長くなり、食べる量が減っていきます。
フードを噛む力も弱くなっていくことも考えて、お湯でふやかしてやわらかくしてから与えましょう。
犬用ミルクをフードに混ぜて一緒に与えることで栄養補給や免疫力を高めることもこともできるのでおすすめですよ。

ポメラニアンの餌の量は?【まとめ】
ポメラニアンの餌は、量だけでなくタイミングや切り替え方にも注意が必要です。
体重や年齢に合わせて無理なく調整し、健康的な食生活を続けることが長生きにつながります。