子犬2ヶ月は共働きでも飼える?無人時間とお留守番の限界を解説

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共働きだけど、子犬を迎えたい──。

そんな思いを持つご夫婦は多く、生後2ヶ月の子犬でも育てられるのか心配になりますよね。

この記事では、無人時間がどれくらいまで許容できるのか、低血糖などのリスク、共働き家庭が整えるべき環境づくりをわかりやすく解説します。

無理なく子犬を迎えるための判断材料としてお役立てください。

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目次

子犬2ヶ月は共働きで日中無人でも飼える?

子犬2ヶ月は共働きでも日中無人で飼える?一般的な目安と実情

生後2ヶ月の子犬は、まだ体も心も未発達で、こまめな食事・排泄・スキンシップが必要な時期です。

それでも共働き家庭で子犬を迎えているケースは多く、条件さえ整っていれば「必ず不可能」というわけではありません。

共働き家庭の多くが目安にしているのは、日中の無人時間を6時間以内に収められるかどうか という点です。

このくらいの時間であれば、子犬の負担を最小限にしながら生活リズムを整えられる可能性があります。

たとえば、一般的な家庭でよく採用される食事・排泄のスケジュールは次のような流れです。

・朝の食事と排泄、軽い遊び
・外出前にもう一度少量の食事と排泄
・帰宅後の食事とコミュニケーション
・就寝前の排泄と食事

まだ胃が小さく、長時間空腹になると低血糖を起こしやすいため、1日4回ほどに分けた食事を続ける家庭も多いです。

子犬の消化能力や体格によって適した回数は異なりますが、「食事と食事の間が長く空きすぎないこと」が最優先です。

こうした生活リズムを崩さず維持できている場合、動物病院でも特に問題が指摘されないことが多く、実際に健康に育っている子犬もいます。

ただし、それはあくまで 無人時間が短く、帰宅後のケアが十分に行われている場合 に限られます。

生後2ヶ月は非常に繊細な時期だからこそ、

・無人の時間を最小限にできるか
・食事・排泄の間隔を適切に保てるか
・帰宅後に十分なコミュニケーションを取れるか

これらを満たせる環境づくりが、共働き家庭では特に重要になります。

お留守番は6時間以内がベスト

子犬をお留守番させることは、少しリスクがあります。

特に生後2ヶ月ほどの子犬は影響を受けやすいため、共働きで無人になる時間は長くても6時間以内にとどめておいてほしいと思います。

子犬がお留守番をすることで考えられるリスクは2つあります。

空腹で低血糖になりやすい

子犬の内臓は、未発達な部分が多く、一度にたくさんのご飯を食べることができません。

また、食べたものを空腹時にエネルギーとして使えるようにストックしておく能力も低いので、長時間ご飯が食べられないと低血糖を起こしてしまいます

体力のない子犬にとって低血糖は命の危険もあるので、注意が必要です。

置き餌をして好きな時に好きなだけ食べる猫とは違い、犬は目の前に出されたものを一気に食べてしまう性質です。

お留守番用にご飯をたくさん置いていっても、一気に食べて消化不良を起こしてしまうので、飼い主さんが小まめにあげる必要があります。


精神的に不安定になりやすい

犬は元々、群で生活する生き物です。

そのため、長時間ひとりでいることがとても苦手です。

犬が「社会化」と言ってたくさんの経験から性格を形成していく時期に無人の状態が続くことは、精神的に不安定な子になってしまう可能性があります。

子犬はほとんどを寝て過ごしますが、起きた時に誰もいないという状態は、あまり好ましくはないと言えるでしょう。


共働きで無人の時間がある家庭が整えておきたい環境づくり

子犬が安心して休める“安全な基地”をつくる

生後2ヶ月の子犬は、環境刺激や音にも敏感で、少しの変化で不安を感じやすい時期です。

共働きで長く家を空ける場合は、まず「安心できる居場所」をつくってあげることが大切です。

広すぎないケージやサークルにベッド・水飲み・トイレをセットし、急な物音が響かない落ち着いた場所に設置してあげると、留守中もストレスを感じにくくなります。

また、日替わりでタオルや毛布を入れ替えると、ニオイの変化が少なく落ち着きやすいと言われています。

人の生活音がまったくしないより、炊事やテレビの小さな音が録音された環境音を流しておくと安心する子もいます。


留守番前後の「つながり時間」を充実させる

子犬は一日に何度も飼い主との“短い交流”があることで安心して成長します。

無人の時間が増える共働き家庭では、留守番前後のコミュニケーションがとても重要です。

朝は5〜10分でもいいので、軽い遊びやスキンシップをとることで「ひとりでも大丈夫」という安心感が育ちます。

帰宅後も、すぐにケージから出すのではなく、まず穏やかに声をかけ、落ち着いてから遊ぶようにすると情緒が安定しやすくなります。短時間でも“質の高い関わり”が子犬の心の土台づくりにつながります。


親族・ペットシッター・一時預かりの併用も有効

どうしても6時間以上の無人時間ができてしまう家庭では、外部サービスを組み合わせる選択肢もあります。

近くに住む家族に立ち寄ってもらったり、週に数回だけでもペットシッターを利用するだけでも、子犬の負担は大きく減ります。

最近は「子犬の社会化クラス」「短時間だけのデイケア」を行う施設も増えており、初期の社会化トレーニングも兼ねられるため、共働き家庭との相性が良いケースもあります。

数カ月だけサポートを利用して、成長してからは日中留守番が安定する子も多いようです。

どうしたら共働きでも生後2ヶ月の子犬が飼える?

我が家の場合は、里親サイトで子犬を譲ってもらおうとしたら、相手の方に夫婦共働きであることを理由に断られたので、最終的に1歳半の犬を引き取ることに決めました。

結果的にはこの子でよかったと思うし、子犬から育てられなかったことでしつけに影響が出ていることもありません。

でも、どうしても生後2ヶ月の子犬を迎えたいという場合は、子犬が6時間以上お留守番をしなくて済む生活ができるかどうかがポイントではないかと思います。

また、子犬のうちは夜泣きやトイレトレーニングなどで時間を取られるので、飼い主さんが家にいる時間はしっかり付き合ってあげる覚悟も必要です。

お留守番でひとりになる時間をしっかり取り返せるように、子犬と向き合える環境を整えてあげてくださいね。


子犬の留守番は短時間から慣らすのが最も大切

生後2〜4ヶ月の子犬は、まだ「飼い主が戻ってくる」という感覚が十分に育っていません。

いきなり長時間の留守番をさせてしまうと、不安や恐怖から鳴き続けたり、パニックによる破壊行動につながることがあります。

そのため、留守番は 10分程度の外出からスタートし、徐々に30分・1時間と伸ばしていく段階的トレーニング が理想です。

最初のうちは飼い主が見えないだけでも不安を感じるので、部屋を出る→すぐ戻る、という軽いステップでも構いません。

短時間の成功体験を積み重ねることで、
「ひとりでいる時も安全」
「飼い主は必ず戻る」
という安心感が育ち、留守番がスムーズになります。

共働きかどうかに関わらず、留守番は段階的に慣れさせることが子犬のメンタルを安定させる最も確実な方法 です。


共働きで長時間家を空けられるのはいつから?

今回は「2ヶ月」というテーマでの記事ですが、現実的な話として共働きで本格的に数時間まとまった留守番を任せられるのは、一般的には 生後5〜6ヶ月頃 です。

この時期になると、

・ワクチン接種が完了し、体調が安定しやすい
・食事回数が1日2〜3回に減り、空腹リスクが下がる
・散歩ができるようになり、心身の成長が進む

といった変化があり、生活リズムが落ち着いてきます。

精神面でも、飼い主との信頼関係が育ち始めるため、「飼い主がいない=不安でパニック」という状態になりにくくなります。

もちろん個体差はありますが、生後半年頃は子犬が自立の土台を形成しはじめる時期 であり、共働き家庭が長めの外出を始めるタイミングとして無理のない節目と言えるでしょう。


留守番中に子犬が落ち着ける環境づくり

留守番を成功させるには、子犬が「安全で安心できる空間」を用意しておくことが欠かせません。

ポイントは次の3つです。


安全で閉鎖的すぎないスペース

ケージやサークルは、子犬が怪我をしないための重要な道具です。

寝床・トイレ・水をバランスよく配置し、危険なものを置かないシンプルな環境にすると落ち着きやすくなります。


誤食の心配がないおもちゃ

退屈からイタズラが進むため、留守番中に噛んでも安全な丈夫なおもちゃを1〜2個置いておくと、エネルギーの逃げ道になります。

天然ゴム製の噛むおもちゃや、フードを詰められる知育トイが特に活躍します。


朝にしっかり発散させる

共働き家庭では、留守番前の“朝の時間”が非常に重要です。

短い散歩や軽い遊びだけでも、子犬はある程度満足し、留守番中に寝て過ごしやすくなります。

心身の疲れが溜まっているほど落ち着きやすいという傾向があります。

これらの工夫を組み合わせることで、子犬は「安心して待つ」という行動を自然と覚え、留守番そのものがスムーズに進むようになります。

子犬は2ヶ月で共働きの無人状態になっても飼える?【まとめ】

生後2ヶ月の子犬は、まだ生活リズムも体の機能も未成熟で、こまめなお世話が欠かせません。

共働き家庭でも迎えることはできますが、無人時間の調整や環境づくりなど、成長の土台となる時期を丁寧に支える意識が大切です。

生活リズムが整ってくるとお留守番も安定していくので、焦らず一緒に成長していける環境を整えてあげてくださいね。

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