
ネザーランドドワーフは「世界最小級のうさぎ」として知られ、成体でも1kg前後の小柄さが魅力です。
しかし小さいからこそ体重管理がとても重要。
この記事では体重表で成長の目安を紹介しつつ、オスメスの違い、さらに肥満を防ぐ食事や運動のポイントまで詳しく解説します。
ネザーランドドワーフの体重推移

うさぎの中で人気の品種であるネザーランドドワーフは、うさぎの中でも最小クラスで知られています。
そんなネザーランドドワーフが成長しきるまでの体重推移を体重表にしてまとめました。
生後1ヶ月 | 500g前後 |
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生後2ヶ月 | 700g前後 |
生後3ヶ月 | 800g前後 |
生後4ヶ月 | 900g前後 |
生後5ヶ月 | 900g前後 |
生後6ヶ月 | 1㎏前後 |
ネザーランドドワーフの大人の体重は800g~1.3㎏、理想は900gと言われています。
そのため、ネザーランドドワーフは生後半年ほどで大人と同じ大きさになることが分かりますね。
純血のネザーランドドワーフの場合はこの通りになりますが、他の品種が混ざっている場合は平均のネザーランドドワーフより大きくなることがあります。
そのため、個体によって骨格などで合っている体格があるので、標準を超えたからと言って一概に肥満とは言えませんので、獣医師さんのところに行き、体調チェックをしてもらうようにしましょう。

ネザーランドドワーフの大きさのオスとメス違いは?

ネザーランドドワーフの大きさは26㎝と小柄です。
前脚を畳んで後足をビヨーンと伸ばす姿勢をとっても、おおよそ30㎝くらいにしかなりません。
オスとメスによる体格の大きさはなく、どの性別でも同じような大きさをしています。
しかし、体重と同じように混ざっている品種によっては通常のネザーランドドワーフより一回りくらい大きくなる個体もいます。
そのため大きすぎるのが異常というわけではありませんので、気になった場合は病院で診てもらうと良いかと思います。
ネザーランドドワーフの体重管理と肥満対策

理想体重を維持するための食事管理
ネザーランドドワーフは小柄な体のため、少しの体重増加でも肥満に直結します。
牧草を主食にして、ペレットは1日に体重1kgあたり30g前後を目安に調整しましょう。
おやつとして与える野菜や果物は少量に留めることで、肥満防止に役立ちます。

肥満を見極めるチェックポイント
体重だけでは肥満かどうか判断しきれないため、骨格や触ったときの体型のラインも大切です。
背骨や肋骨が軽く触れる程度であれば標準ですが、脂肪に覆われて分かりにくくなっている場合は注意が必要です。
定期的に体重を測りつつ、ボディコンディションスコアを参考にしましょう。
健康維持のための運動習慣
ネザーランドドワーフは好奇心旺盛でよく動き回る性格です。
ケージの外での「部屋んぽ」の時間を毎日30分〜1時間確保すると、運動不足解消につながります。
運動不足は肥満だけでなく消化不良やストレスの原因にもなるため、日々の運動習慣が健康を支えるポイントです。

ネザーランドドワーフの特徴は?

ネザーランドドワーフには「小さい」「丸い」「耳が短い」という3大特徴があります。
小柄なことに関しては上でも説明しましたが、体重は約1㎏前後でウサギの中では最小品種になります。
アメリカのARBAと呼ばれるうさぎ協会が設けているラビットショーの基準はオス、メスともに生後6ヶ月未満の場合だとオスメス問わず体重は1.13㎏未満で理想体重は906gと言われています。
これはあくまでショーの基準ですので、実際には1.3㎏~2㎏になる個体も多いようです。
ネザーランドドワーフの丸いという特徴は、その体と目、顔になります。
ネザーランドドワーフは体が丸っこく、丸い顔と丸い目をしている愛らしい姿が特徴です。
さらに耳は短い立ち耳で、頭の上にちょこんと載っているような愛嬌のあるお耳をしています。
うさぎの体重と体長の測り方

体重の測り方
うさぎの体重は、家庭用のキッチンスケールやペット用スケールを使って測ることができます。
小型のネザーランドドワーフであれば、1kg前後の計測ができるスケールで十分です。
測る際は、うさぎを安定させるためにタオルを敷いた容器やカゴに入れて、その状態で測定しましょう。
暴れてしまう子の場合は、飼い主が抱っこした状態で体重を測り、その後飼い主の体重を引いて差分を出す方法も使えます。
体長の測り方
体長を測るときは、柔らかいメジャーや定規を使います。
測定の基準は「鼻先からしっぽの付け根まで」です。
うさぎを仰向けにするのは負担が大きいので、自然に立った姿勢や伏せた姿勢で測ると良いでしょう。
少し難しい場合は、床にシートを敷き、その上で座らせてから横にメジャーを並べて大体の長さを記録します。
定期的な測定のメリット
体重や体長を定期的に測ることで、肥満や痩せすぎの早期発見につながります。
特に体重は1週間〜2週間に1度の頻度で記録しておくと、健康管理に役立ちます。
体長も成長期にはこまめに測っておくと、その子の骨格や体格に合った「理想の体重」を把握しやすくなります。
測定を嫌がるときの工夫
うさぎは環境の変化や拘束を嫌うため、測定の場面で落ち着かないことがあります。
そんなときは以下の工夫が効果的です。
- 慣れた容器を使う:
普段から入っているキャリーやカゴをスケールに乗せると安心します。 - ご褒美を与える:
測定後にお気に入りの牧草や少量のおやつを与えて「良いことがあった」と学習させましょう。 - 短時間で済ませる:
長く拘束せず、すぐに終わらせることが大切です。数秒で済ませればストレスが少なくなります。
嫌がる様子が強い場合は無理に続けず、別の日に改めて測定しても問題ありません。
ネザーランドドワーフの体重表!【まとめ】
ネザーランドドワーフは標準体重が1kg前後と非常に小柄ですが、体重の変化には注意が必要です。
理想体重を維持するには食事管理と運動習慣が欠かせません。
健康チェックを兼ねて定期的に体重測定を行い、異変があれば早めに獣医師に相談しましょう。