
シマリスを飼いたいけれど、実際どれくらいの費用がかかるのか不安に思う方は多いはずです。
この記事では、初期費用・維持費・病院代の相場に加え、節約の工夫や注意点まで詳しく解説します。
シマリスの飼育費用
初期費用

シマリスを迎える時の初期費用についてご紹介していきます。
中にはメーカーなどによって大幅に金額が異なることもあるので、参考程度にご覧ください。
・シマリス:約8000~10000円
・ケージ代:約7000~10000円
・巣箱:500~1500円
・餌箱:300~800円
・回し車:500~2000円
・床材:150~500円
・トイレ:500~1000円
・パネルヒーター:1500~6000円
パネルヒーターは季節にもよりますが、シマリスがベビーの場合には寒さや暑さには弱いため、季節が真夏である以外は用意しておいた方が良いかと思います。
そのため、初期費用はおおよそ20000円~30000円くらいになるかと予想出来ます。
巣箱や回し車、床材、トイレ、パネルヒーターはメーカーによって金額が大幅に違うので、注意しましょう。

維持費

シマリスを飼育するうえで、毎月必要になる費用は主に「餌代」「消耗品代」「電気代」の3つです。
餌代
シマリスの主食はミックスフードやペレットで、月に約800円~1300円ほどかかります。
これに加えて、ナッツ類や種子類で500~1000円、果物や野菜で500~1000円程度を見込むと、 合計2000~3500円前後 がリアルな餌代の目安です。
消耗品代
かじり癖のあるシマリスは、餌箱や巣箱を定期的に壊してしまうことがあります。
交換頻度は数ヶ月に1度ですが、月割りにすると 500~1000円程度 がかかると考えられます。
回し車や床材の交換も同じく消耗品代に含まれます。
電気代
夏や冬はエアコンを24時間稼働させることもあり、月あたり 1000円前後が目安です。
パネルヒーターを補助的に使う場合もありますが、それほど大きな負担にはなりません。
月トータルの維持費
これらを合計すると、シマリスの飼育にかかる月の維持費は おおよそ3500~5500円程度 が一般的です。
特におやつや果物を多めに与える家庭では5000円を超えることもあります。
病院代の目安

シマリスはあまり維持費がかからないと言っても、動物ですので病気になることもあります。
シマリスは動物病院で「エキゾチックアニマル」を診察してくれる病院に行く必要があります。
病院によって値段が変わりますが、おおよそはこのようになっています。
・初診:500~2000円
・再診:500~1000円
・夜間診察時:3000~10000円
・抗生剤:500~1500円
・点眼薬:500~2000円
・爪切り:300~1000円
・歯切り:300~1000円
・消毒:300~1000円
・処方:300~1000円
・皮下補液:800~1000円
・栄養剤:500~1000円
・糞便検査:500~2000円
・尿検査:500~2000円
・エコー検査:1000~2500円
・麻酔:1500~5000円
・腫瘍除去手術:5000~40000円
・子宮蓄膿症手術:15000~50000円
詳しくはお近くの病院に問い合わせてみてくださいね。
ペットホテルに預ける場合

シマリスを飼育していると、旅行や帰省などで数日間家を空けることがあります。
その際には、シマリスを安心して預けられる ペットホテル を利用するケースもあります。
ただし、シマリスは犬や猫に比べて受け入れ可能な施設が少なく、「小動物専用ホテル」や「エキゾチックアニマル対応」を掲げる店舗を探す必要があります。
料金の相場は以下の通りです。
- 1泊あたり:2000~4000円程度
- 長期(1週間程度):1万5000円前後
施設によっては餌代込みのプランもありますが、基本的には普段与えているフードやおやつを飼い主が持ち込むスタイルです。
慣れた食事でストレスを減らすためにも、持ち込みを推奨している店舗が多いです。
また、温度管理や健康チェックなどがしっかり行われるホテルを選ぶことが大切です。
特に夏や冬は温度変化に弱いため、エアコン完備の環境が整っているか確認しましょう。
万一、ペットホテルが見つからない場合は、信頼できる家族や友人に預けたり、専門のペットシッターに依頼する方法もあります。
こちらは1回訪問につき2000~3000円程度が目安です。
繁殖で数が増えた場合の費用

シマリスは本来単独生活を送る動物で、多頭飼育は強いストレスやケンカの原因になるため基本的には推奨されません。
ですが、意図せずシマリスが繁殖してしまった場合には、飼育費用が大きく変わってきます。
まず餌代は1匹につき月2000~3500円程度かかるため、2匹になれば単純に倍、3匹以上になればそれ以上の出費になります。

さらに、ケージは1匹ごとに分けて飼う必要があるため、ケージ代や巣箱、回し車などの初期費用も頭数分だけ追加で必要です。
また、複数匹を飼うと病気やケガのリスクも増えるため、動物病院にかかる回数が増える可能性も高まります。
小動物用のペットホテルやシッターを利用する場合も、匹数に応じて料金が加算されるため、旅行や出張時の出費も大きくなります。
結果として、シマリスが繁殖して数が増えた場合、月の維持費は1匹あたり3500~5500円が目安となり、例えば3匹を飼うと1万円を超える費用がかかる計算になります。
スペースの確保や飼育環境の整備も必要になるため、繁殖を望まない場合はオスとメスを一緒に飼わないよう十分注意しましょう。
シマリスの飼育費用を抑える工夫と注意点

餌代を工夫する方法
シマリスは基本的に専用ペレットやミックスフードを与えますが、季節の果物や野菜を少量トッピングすることで栄養バランスが整います。
ただし人間用のお菓子や塩分の強い食品は厳禁です。
餌はまとめ買いをすると単価を抑えられるため、保存容器を活用して鮮度を保ちながら経済的に飼育できます。
ケージ用品の交換頻度と節約ポイント
回し車や巣箱などは消耗品ですが、金属や硬質プラスチック製を選ぶと長持ちします。
床材やトイレ砂は使い捨てタイプよりも再利用できる素材(ペットシーツ+木材チップ併用など)を工夫することで維持費を抑えられます。
ただし古くなった器具を使い続けるとケガや不衛生の原因になるため、節約と安全のバランスが大切です。
医療費に備える方法
シマリスはペット保険の選択肢が少ないため、突然の通院に備えて「医療費用貯金」を毎月少しずつ積み立てておくと安心です。
また、日頃からケージの清掃や食事管理を徹底することで病気のリスクを減らし、結果的に医療費の節約にもつながります。
予防こそが最大のコスト削減策といえるでしょう。
シマリスを飼う費用は?初期費用と餌代、維持費について!【まとめ】
シマリスの飼育費用は決して高額ではありませんが、病気や消耗品の交換など予期せぬ出費があることも忘れてはいけません。
費用を把握し、節約の工夫や医療費の備えをしておくことで安心してシマリスとの生活を楽しめます。
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