シマリスの寿命はどれくらい?野生との違いや長生きの秘訣を解説

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シマリスは小さな体で元気いっぱいに動き回る姿が魅力ですが、寿命はどれくらいなのか気になる方も多いはず。

この記事では野生とペットでの寿命の違い、平均寿命の目安、そして長生きさせるための具体的なポイントを解説します。

これからシマリスを飼いたい方や、すでに一緒に暮らしている飼い主さんの参考になる内容です。

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目次

シマリスの寿命の平均とライフステージ

シマリスの寿命は平均で6〜10年程度とされていますが、その一生の中では成長段階ごとに体調や注意点が異なります。

飼い主がライフステージに合わせたケアをすることで、健康に長生きできる可能性が高まります。

幼少期(生後〜1年)

生まれてから1歳になるまでの時期は体が急速に成長する大切な時期です。

この頃は体力がまだ弱く、気温や食事の変化に敏感です。

十分な栄養を与え、清潔で安定した温度環境を整えることが重要です。

また、飼い主との信頼関係を築きやすい時期でもあるため、優しく接して慣れさせることが長期的な健康と安心感につながります。

成熟期(2〜5年)

この時期はもっとも活動的で健康な時期とされ、繁殖能力も高まります。

ケージの外での運動時間をしっかり確保し、ストレスを溜めないように工夫することが大切です。

食欲も旺盛になるため、偏った食事やおやつの与えすぎには注意し、バランスの良い餌を与えましょう。

高齢期(6年以上)

6歳を超えると徐々に高齢期に入り、運動量や食欲が落ちてきます。

不正咬合や脱毛、呼吸器疾患などの病気が出やすくなるのもこの時期です。

高齢になったらケージの段差を減らして足腰への負担を減らす、柔らかい食材を混ぜて食べやすくするなど、生活しやすい工夫を取り入れると良いでしょう。

野生とペットでの寿命の違いは?

野生のシマリスは冬を乗り切るために冬眠をします。

しかし、中には冬眠中に凍死してしまう個体もいるため、野生の冬眠するシマリスの平均寿命は3~5年程度になります。

飼育しているシマリスが6~10年とすると、野生のシマリスの方が断然寿命が短いですよね。

シマリスの寿命ギネス記録

シマリスの平均寿命は6〜10年とされていますが、世界には驚くほど長生きした記録も残されています。

ギネスに登録された最長寿命

シマリスの寿命に関する記録の中で、ギネス世界記録として紹介されているのは15年という例です。

これは一般的な平均寿命の約2倍にあたり、非常に珍しいケースです。

飼育環境が良好で、栄養管理や温度管理、ストレスの少ない生活が徹底されていた結果と考えられます。

長寿の背景にある飼育環境

長寿記録の背景には、清潔な環境やストレスのない生活、バランスの取れた食事が不可欠です。

シマリスは体が小さい分、環境の変化に敏感で、少しの不調でも命にかかわる場合があります。

こうした条件をクリアし続けることが、寿命を大きく延ばす秘訣です。

一般的な飼い主が目指すべきライン

もちろん、誰もがギネス記録のような15年を目指せるわけではありません。

ですが、平均の6〜10年をしっかり生きられるようサポートし、場合によっては12年以上一緒に過ごせることもあります。

ギネスの記録は特別な例ですが、「適切な飼育次第で寿命は大きく延びる」という希望を示していると言えるでしょう。

シマリスの寿命を延ばすために意識したいポイント

シマリスは平均寿命が6〜10年とされていますが、飼育環境のちょっとした工夫で健康寿命をさらに延ばすことができます。

ここでは、飼い主が意識したい具体的なポイントを整理して解説します。

定期的な健康チェックと動物病院の利用

シマリスは体が小さいため、不調が表に出にくい動物です。

毎日観察して元気や食欲の有無、毛並み、糞尿の状態を確認しましょう。

異常が見られた場合は早めに小動物を診られる動物病院に相談することが大切です。

定期健診を年に1度行うと、歯や呼吸器、内臓系のトラブルを早期発見できる可能性が高まります。

飼育環境の清潔さと衛生管理

ケージの掃除を怠ると、細菌や寄生虫の繁殖につながり、呼吸器感染症や皮膚トラブルのリスクが高まります。

巣箱や餌入れは定期的に洗浄し、床材も汚れた部分をこまめに交換しましょう。

清潔な環境はストレス軽減にもつながり、寿命を延ばすための基本となります。

ストレスの少ない生活リズムを整える

シマリスは縄張り意識が強く、音や振動、他の動物との接触などが大きなストレスになります。

安心して過ごせる静かな場所にケージを設置し、昼夜のリズムを崩さないように配慮しましょう。

また、急な抱っこや過度なスキンシップは避け、少しずつ距離を縮めて信頼関係を築くことが大切です。

温度管理

シマリスは自分で体温調節ができません。

そのため温度変化にも弱く、暑すぎても寒すぎても体調を崩してしまいます。

冬眠するから寒さには強そうな印象がありますが、野生でも冬眠中に凍死してしまうシマリスも多くいるので、温度管理は厳重にしてあげてください。

冬眠をさせない場合は室温を20℃~25℃にキープしてあげるようにしましょう。

エサに注意!

シマリスは雑食性ですので基本的にはなんでも食べると思われがちです。

量てで餌を持って食べる愛らしい姿を見たくてなんでもあげがちですが、食べてはいけない食べ物もいくつかあるので注意しましょう。

  • ネギ類
  • ほうれん草
  • 落花生
  • アボカド
  • チョコレート、コーヒー、お茶

梅やさくらんぼなどの実が小さくタネが大きいものは毒素を含んでいるものが多いので、与えるのは避けましょう。

当然ですが、加工調理したものも与えない方が良いと言われています。

単独飼育をしてあげましょう

シマリスは縄張り意識が強いため、近くに他のシマリスがいるとすぐに喧嘩をしてしまいます。

可愛いシマリスですが、シマリスの喧嘩は激しく流血してしまうので、大けがにもつながります。

また、傷から最近が入り悪化すると、体の小さなシマリスにとっては命にかかわるケガになってしまい、治療にも時間がかかります。

そのため、シマリスの雌雄問わず、単独飼育をするようにしてください。

シマリスの繁殖を狙って発情期に一緒にするのは構いませんが、一緒にした後は注意して様子を見てあげましょう。

シマリスのかかりやすい病気に注意

シマリスも動物ですので、かかりやすい病気があります。

  • 不正咬合:
    切り場のかみ合わせが悪くなり、口内を傷つけたり口が開いたままになる。

  • 呼吸器感染症:
    子どものリスが良くかかります。くしゃみが続くようであれば疑いましょう。

  • 脱毛:
    ストレスや運動不足、栄養不足、感染症など原因は様々です。

シマリスの寿命の平均は?【まとめ】

シマリスの寿命は飼育環境や飼い主の工夫によって大きく左右されます。

温度や餌、運動、衛生管理などの基本を押さえ、ストレスの少ない暮らしを提供することで、10年以上共に過ごすことも夢ではありません。

この記事で紹介したポイントを意識して、シマリスが健康で長生きできる環境を整えてあげてくださいね。

他の記事ではシマリスの性格やなつかせ方についても解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

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