ポメラニアンに手作りご飯をあげてみたいけれど、何をどのくらい作ればいいのか悩みますよね。
この記事では、栄養バランスの考え方やおすすめレシピ、注意すべき食材までわかりやすく解説します。
ポメラニアンのご飯を手作りするメリットとデメリット
手作りご飯には、メリットがあるからおすすめなのですが、デメリットもあるので注意が必要です。
手作りのメリットとデメリット、両方についてご紹介していきますね。
メリット
- 好みや体質に合わせて調理できる
- 健康状態に合わせて与えることができる
- 子犬や老犬など、年齢に合わせて与えることができる
- 食事を通して水分補給ができる
- 生野菜を使うことで酵素の摂取ができる
- 人間が食べるものと同じものを与えることで安心できる
- 人間と同じものを食べるのでコストが増えない
飼い主自身が食材を選んで購入してくるので、安心で安全にポメラニアンのご飯を手作りすることができることが最大のメリットではないでしょうか。
与えるときの注意は、喉につまらない大きさにすることや、人肌に冷ましてから与えることです。
デメリット
- 栄養が偏ってしまう
- 調理に時間と手間がかかる
- 市販のドッグフードと比較して保存期限が短い
- カロリー計算が難しい
- 市販のドッグフードを食べなくなってしまう
- 食べてはいけない食材を与えてしまう可能性がある
メリットもデメリットも、しっかり理解してあげることが大切だとわかっていただけたでしょうか？
日常的には、ドッグフードを与えて、体調をみながら時々手作りご飯をあげることをおすすめします。
突然手作りにかえることによって、体調に変化があらわれることもあります。
いつもと違うご飯がでてくることで、警戒してご飯を食べなくなる場合もあるので、少しづつ与えていくといいですよ。
ポメラニアンに与えてはいけない食材
人間と同じ食材を食べることができるのですが、犬にとって与えてはいけない食材があります。
人間にとっては無害な食材でも、犬にとっては危険な食材となるため、与えてはいけない食材をしっかりチェックしておきましょう。
NG食材の代表的なもの
・チョコレート
・ネギ類(玉ねぎ、ネギ、ニラなど）
・生肉
・タコやイカ
・ナッツ類
・生卵
・ぶどう
・アボカド
少量でも舐めたり食べたりすることで、中毒症状を起こすことがあるので、近くにポメラニアンがいない状態で調理してくださいね。
与えてはいけない食材を食べてしまったときの対処
万が一、舐めたり食べたりしてしまった場合は、状況をしっかり確認してください。
・いつ、何を、どのくらい食べたのか
・食べたあと、体調に変化はあったか
体調に変化がないから大丈夫だろうと思っても、病院を受診することをおすすめします。
もし、診察時間外であれば、ネットでのオンライン診断やペット保険の電話相談などを利用して、相談するといいですよ。
ポメラニアンにおすすめの手作りご飯レシピと注意点
栄養バランスを意識した基本構成
手作りご飯の基本は、タンパク質50％・野菜30％・炭水化物20％が目安です。
タンパク質には鶏むね肉やささみ、白身魚など脂肪の少ない食材を選びましょう。
野菜はニンジン・キャベツ・ブロッコリーなどを細かく刻んで柔らかく煮ると消化しやすくなります。
炭水化物は白米やさつまいも、かぼちゃを少量。特に老犬や小型犬は炭水化物を多く摂ると肥満になりやすいので注意が必要です。
与える量は、体重1kgあたり約80〜100kcal／日を目安に、体重や運動量に応じて調整します。
おすすめの簡単レシピ3選
手作りに慣れていない飼い主さんでも取り入れやすい、簡単レシピを紹介します。
① 鶏むね肉と野菜の煮込みごはん
鶏むね肉・キャベツ・にんじん・かぼちゃを一緒に煮込むだけ。柔らかく煮て冷ましてから与えます。食べやすく、水分も一緒に摂れるのでおすすめ。
② 白身魚とかぼちゃのリゾット風
タラなどの白身魚をほぐし、かぼちゃと少量のご飯を水で煮ます。香りが良く、食欲が落ちたときにもぴったり。
③ 豆腐入りやさしいごはん
豆腐・ひき肉・にんじんを炒めて煮たあと、さつまいもを加えて自然な甘みをプラス。シニア犬にも消化がよく人気のメニューです。
手作りご飯を続けるときの注意点
手作り食は健康管理の一環としてとても良いですが、栄養バランスを崩さないために**「栄養補助サプリ」**を活用しましょう。
特にカルシウム・ビタミンD・ミネラル類は不足しやすいため、市販の犬用サプリをトッピングするのが安全です。
また、味付けは一切不要（というかNG）。
人間用の調味料（塩・醤油・味噌・油）は腎臓や肝臓に負担をかけるので絶対に避けましょう。
週に1〜2回を目安に、普段のドッグフードと組み合わせて与えることで、無理なく長く続けることができます。
ポメラニアンのご飯の手作りのコツ【まとめ】
手作りご飯は、愛犬の体調や好みに合わせて調整できる反面、栄養管理の難しさもあります。
基本はドッグフードを中心に、週1〜2回の手作りでバランスを取るのがおすすめです。
栄養補助サプリや獣医のアドバイスを取り入れながら、ポメラニアンの健康を長く支えていきましょう。
