
大切なインコが突然外へ逃げてしまったら、「ちゃんと帰ってくる?」「見つかる可能性はある?」と不安になりますよね。
窓やドアを開けた一瞬の隙に飛び出してしまい、姿が見えなくなることもあります。
逃げたインコが帰ってくる・見つかる確率について、すべてのインコに当てはまる正確な数字を示すことはできません。
しかし、自力で自宅へ戻ってくるケースだけでなく、近所の人などに保護され、警察への届出やSNSの迷子情報を通じて飼い主のもとへ戻れるケースもあります。
そのため、「そのうち帰ってくるかも」と家で待つだけではなく、できるだけ早く周辺を探し、警察への届出や情報拡散を並行して行うことが大切です。
この記事では、逃げたインコが帰ってくる・見つかる確率の考え方から、逃げた直後にすること、探す場所、見つからない場合の対応、迷子のインコを保護した場合の対応まで解説します。
逃げたインコが帰ってくる・見つかる確率は?

「逃げたインコが帰ってくる確率は何%?」と知りたくなるところですが、インコが見つかる確率について、すべての状況に当てはめられる正確な数字を示すことはできません。
インコの種類や性格、人への慣れ方、逃げた場所、天候、周囲の環境、逃げてからの時間など条件が大きく異なるためです。
また、「自力で家に帰ってくること」と「迷子になったインコが見つかること」は分けて考えた方がよいでしょう。
逃げたインコが自力で自宅を見つけて戻ってくるとは限りません。
一方で、人に慣れているインコであれば、逃げた先で人の近くへ行き、そのまま保護されることも考えられます。
そのため、自宅で帰りを待つだけではなく、周辺の捜索と「迷子のインコを探しています」という情報発信を同時に進めることが重要です。
オカメインコやセキセイインコなど種類によって検索されることも多いですが、種類だけで「見つかりやすい」「帰ってきやすい」と決めつけることはできません。
逃げた直後であれば、まずはできることからすぐに始めましょう。
インコが逃げた直後にやること

インコが逃げたことに気づいたら、パニックになってしまうかもしれません。
しかし、最初に「いつ・どこから・どちらへ飛んだのか」を整理しておくと、その後の捜索に役立ちます。
逃げた時間と飛んでいった方向を確認する
インコが飛び出した瞬間を見ていたのであれば、飛んでいった方向をできるだけ覚えておきましょう。
最初に止まった木や建物が見えた場合は、その場所も重要な手がかりになります。
家族が逃がしてしまった場合は、逃げた時間、場所、飛んでいった方向、最後に姿を確認した場所を聞いてください。
時間が経つほど移動している可能性があるため、まずは最後に確認した場所とその周辺から探します。
ケージ・餌・水を準備する
普段使っているケージや餌などは、インコにとって見慣れたものです。
安全を確保できる場所であれば、普段のケージやキャリー、餌などを帰ってきたときの手がかりとして活用する方法があります。
ただし、防犯上の問題がある場所へ無防備に置いたり、窓や玄関を開けっぱなしにしたりする必要はありません。
ほかのペットがいる家庭では、別の動物まで逃げないよう十分注意してください。
名前を呼びながら家の周辺を探す
飼い主の声や普段呼ばれている名前に反応する可能性もあるため、家の周辺を探しながら普段と同じように呼びかけてみましょう。
大声で叫び続けるより、インコを驚かせないよう普段に近い声で呼びかけます。
探している途中は、自分が呼ぶだけでなくインコの鳴き声が聞こえないか耳を澄ませることも大切です。
逃げたインコはどこにいる?探し方のポイント

外へ飛び出したインコが、必ず遠くまで飛んでいるとは限りません。
まずは逃げた場所を中心に、周辺を丁寧に探してみましょう。
電線・屋根・木・ベランダなど高い場所を探す
インコを探すときは、地面だけを見るのではなく上にも注意しましょう。
木の枝、電線、住宅の屋根、ベランダなどに止まっている可能性があります。
羽の色によっては木の葉や建物の色に紛れ、近くにいても見つけにくいことがあります。
「さっき見たからいない」と判断せず、角度を変えながら周辺を確認してみましょう。
鳴き声にも注意しながら探す
姿が見えなくても、鳴き声によって居場所に気づける場合があります。
普段からよく鳴くインコであれば、飼い主の呼びかけに反応することも考えられます。
周辺を歩くときは、ときどき立ち止まって静かに音を聞いてみましょう。
車の音などが少ない時間帯にも、周辺を確認してみる価値があります。
見つけても大声を出したり追いかけたりしない
探していたインコを発見すると、うれしさから急いで近づきたくなります。
しかし、突然走って近づいたり大声を出したりすると、驚いて再び飛んでしまう可能性があります。
見つけたら落ち着いて距離を取り、普段と同じ声で呼びかけながら様子を確認しましょう。
普段使っているケージやキャリー、好物などを利用できる状況であれば、それらを使って安全に誘導する方法も考えます。
高い木や危険な場所にいる場合は、無理に登ったり危険な方法で捕まえようとしたりしないでください。
夜になった場合も場所を覚えておく
日が暮れると、暗い中でインコを探すのは難しくなります。
もし夕方から夜にかけて居場所を確認できた場合は、最後にいた場所をできるだけ正確に覚えておきましょう。
暗い中で無理に追いかけることで、さらに移動させてしまう可能性もあります。
安全を優先しながら、その後も周辺を確認できるよう場所を記録しておきましょう。
逃げたインコが見つからないときにすること
周辺を探しても見つからない場合は、自分たちだけで探し続けるのではなく、第三者から情報を得られる状態を作ります。
インコが誰かに保護されたとき、飼い主を探していることが伝わっていれば発見につながる可能性があります。
警察・交番へ遺失届を出す
飼っているインコが逃げた場合は、最寄りの警察署や交番へ相談し、遺失届について確認しましょう。
誰かが迷子のインコを保護して警察へ届けてくれる可能性があります。
届け出る際には、インコの種類、色、特徴、逃げた日時と場所などをできるだけ具体的に伝えます。
足環がある場合は、その情報も個体を確認する手がかりになります。
SNSで迷子情報を拡散する
XなどのSNSを使って迷子情報を発信する方法もあります。
投稿には、インコの写真、種類、色、逃げた日時、地域、特徴など、発見に必要な情報を分かりやすくまとめます。
ただし、自宅の詳しい住所や電話番号など、不特定多数の人に公開する必要のない個人情報まで掲載しないよう注意してください。
また、目撃情報が寄せられた場合も、相手に必要以上の個人情報を渡さないようにしましょう。
近所の人やマンション管理人などに伝える
インコが近所の住宅のベランダや庭へ移動している可能性もあります。
近所の人に「このようなインコを探しています」と伝えておけば、目撃したときに情報をもらえる可能性があります。
集合住宅の場合は、管理人や管理会社へ相談できる場合もあります。
私有地へ勝手に入って探すのではなく、必要な場合は必ず許可を取ってください。
写真付きの迷子チラシを作る
SNSを利用していない人から情報を得るために、迷子チラシを利用する方法もあります。
写真を大きく載せ、インコの種類、色、特徴、逃げた日時、地域などを簡潔にまとめます。
チラシを掲示する場合は、店舗や施設、電柱などへ無断で貼らず、必ず管理者などの許可を取ってください。
連絡先を掲載する場合も、個人情報の公開範囲には注意しましょう。
動物病院やペットショップなどにも情報を伝える
迷子の鳥を保護した人が、近くの動物病院やペットショップなどへ相談する場合も考えられます。
周辺の施設へ迷子情報を伝えられるか問い合わせてみるのも一つの方法です。
ただし、施設によって対応は異なるため、迷子情報の掲示や保護情報の照会ができるか確認してください。
逃げたインコは何日後でも見つかることがある?

インコが逃げてから時間が経つと、「もう帰ってこないのでは」と不安になるでしょう。
しかし、「○日経ったから絶対に見つからない」と一律に判断することはできません。
当日・翌日だけで諦めない
逃げた直後に見つけられなかったからといって、その時点で捜索を終える必要はありません。
インコ自身が自宅へ戻ってこなくても、後から目撃情報が寄せられたり、誰かに保護されていたことが分かったりする可能性があります。
時間が経過した場合も、警察への届出やSNSなどの迷子情報を維持しながら情報を探しましょう。
誰かに保護されている可能性もある
人に慣れているインコの場合、人の肩やベランダなどへ飛んでいき、そのまま保護されることも考えられます。
その人が飼い主を知らなければ、インコは保護されていてもすぐには帰れません。
だからこそ、警察への届出や周辺への情報提供が重要になります。
「帰ってこない=どこにもいない」とは限らないことを覚えておきましょう。
時間が経っても警察やSNSなどを確認する
迷子情報を一度投稿しただけで終わらせず、目撃情報や保護情報が出ていないか定期的に確認します。
SNSでは古い投稿が流れてしまうこともあるため、状況を整理したうえで再度情報を発信する方法もあります。
警察へ届け出ている場合は、似た特徴の鳥が保護されていないか確認することも検討しましょう。
インコが逃げたときにやってはいけないこと

「早く戻ってきてほしい」という気持ちが強いほど、焦って行動してしまいます。
しかし、インコをさらに遠くへ飛ばしたり、別の事故を起こしたりしないよう注意が必要です。
帰ってくるまで何もしないで待つ
逃げたインコが自力で帰ってくる可能性だけに期待して、何もせず待つのはおすすめできません。
インコが近くにいても、自宅へ戻る方法が分からない場合があります。
また、誰かに保護されていても、飼い主が探していることが伝わらなければ連絡につながりません。
周辺捜索、警察への届出、SNSなどによる情報発信を並行して行いましょう。
見つけたインコを大声で呼びながら追いかける
インコを見つけた瞬間に走って追いかけると、驚いて再び飛ぶ可能性があります。
特に慣れない屋外では、飼い主自身が転倒したり交通事故に遭ったりする危険もあります。
落ち着いて居場所を確認し、安全な方法で近づくことを優先してください。
別のインコを危険な状態で外へ連れ出す
複数のインコを飼っている場合、仲間の鳴き声に反応する可能性を考えるかもしれません。
しかし、もう1羽をそのまま屋外へ連れ出せば、そのインコまで逃げてしまう危険があります。
鳴き声などを手がかりとして利用する場合も、別のインコが脱走できない安全な状態を確保することが前提です。
窓や玄関を無防備に開けっぱなしにする
「帰ってきたときに入れるように」と窓を長時間開けっぱなしにする方法には、防犯上の問題や、ほかのペットが逃げる危険があります。
窓を開けて待つことだけに頼らず、ケージなど見慣れたものを安全な範囲で活用しながら捜索を続けましょう。
迷子のインコを保護したらどうする?

反対に、自宅のベランダや庭などへ知らないインコが飛んできた場合は、迷子になった飼い鳥の可能性があります。
人に慣れているからといって、野外で暮らしている鳥とは限りません。
まず安全な場所で保護する
安全に保護できた場合は、外へ再び飛び出さない場所へ移します。
自宅に鳥を飼っている場合は、すぐ同じケージに入れないでください。
健康状態が分からないため、基本的には別の空間で管理します。
また、犬や猫などほかのペットがいる場合も接触させないようにしましょう。
水を用意して落ち着かせる
保護したインコには、まず静かに休める環境と水を用意します。
餌については鳥の種類によって適したものが異なるため、種類が分からない状態で何でも与えるのは避けた方が安心です。
弱っている、ケガをしている、呼吸がおかしいなどの異常がある場合は、鳥を診療できる動物病院へ相談してください。
警察へ届け出る
迷子と思われるインコを保護した場合は、警察へ拾得物として届け出ることについて相談しましょう。
すでに飼い主が遺失届を出していれば、照合できる可能性があります。
「かわいいから」とそのまま自分のペットにするのではなく、まず飼い主を探すための手続きを行うことが大切です。
SNSなどで飼い主を探すときの注意点
SNSで「インコを保護しました」と発信することも、飼い主を見つける手がかりになります。
ただし、なりすましによる引き取りを防ぐため、特徴をすべて公開しない方法もあります。
引き取りを希望する人が現れた場合は、インコの詳しい特徴や写真などを確認し、本当の飼い主か判断できる材料を求めましょう。
インコを二度と逃がさないための脱走防止対策

無事にインコが帰ってきたら、同じことを繰り返さないために脱走した原因を確認しましょう。
「今まで逃げたことがなかった」という場合でも、ちょっとしたタイミングの重なりで脱走することがあります。
放鳥前に窓・ドアを確認する
放鳥する前に、窓や玄関、ベランダへつながるドアが閉まっているか確認する習慣をつけましょう。
家族が帰宅する時間や宅配便を受け取るタイミングなど、人の出入りがある時間帯にも注意が必要です。
家族全員で放鳥中だと共有する
家族の一人がインコを放鳥していることを知らず、別の人が窓や玄関を開けてしまうことがあります。
「今は放鳥中」と家族全員が分かるルールを作っておくと、うっかり脱走の防止につながります。
特に複数人で暮らしている家庭では、人側の確認方法を決めておきましょう。
ケージやキャリーの扉を確認する
ケージの扉がきちんと閉まっているかも日常的に確認してください。
掃除や餌交換の後、移動用キャリーへ入れたときなどは、扉やロック部分をもう一度確認すると安心です。
インコによってはケージの扉や留め具を触ることもあるため、状態も定期的に確認しましょう。
網戸だけの状態にも注意する
「網戸があるから大丈夫」と考えるのも注意が必要です。
網戸が外れたり、隙間ができたりすれば脱走につながる可能性があります。
放鳥時は「外へつながる場所が確実に閉じられているか」を基準に確認しましょう。
逃げたインコが帰ってくる・見つかる確率【まとめ】

逃げたインコが帰ってくる確率や、迷子のインコが見つかる確率について、すべてのケースに当てはまる正確な数字を示すことはできません。
しかし、自力で家まで帰ってくるケースだけでなく、逃げた先で誰かに保護され、飼い主のもとへ戻れるケースもあります。
そのため、帰ってくるのを待つだけではなく、まず逃げた方向や周辺を探し、警察への届出、SNSや近所への情報提供などを並行して進めることが大切です。
当日や翌日に見つからなかった場合も、「もう絶対に見つからない」と決めつけず、保護情報や目撃情報が出ていないか確認を続けましょう。
そして無事に戻ってきたら、窓やドア、ケージの扉、家族間の放鳥ルールなどを見直し、再び大切なインコが迷子にならない環境を整えてあげてください。