チワワはよく寝る犬種ですが、睡眠時間には年齢や環境によって差があります。
この記事では子犬・成犬・シニアそれぞれの平均睡眠時間と、安心して眠れる環境づくりのポイントをわかりやすく紹介します。
チワワの睡眠時間
子犬期
チワワの子犬は、生後6か月くらいまで平均で 1日17〜19時間 ほど眠ります。
この時期は、数時間遊んではすぐに寝るという生活リズムが一般的で、食後や人間の就寝時間にも自然と一緒に眠ることが多いです。
子犬は好奇心旺盛で、短時間でも活発に動き回ります。その分エネルギーの消費が激しく、体力回復のために長時間の睡眠が必要です。
睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌が乱れたり、免疫力が下がったりすることもあるため、十分な睡眠を確保してあげましょう。
静かで落ち着ける寝床を用意してあげるのがポイントです。
人通りが少ない場所にベッドを置き、ぬいぐるみや飼い主の匂いがついた毛布を置いてあげると安心して眠れます。
子犬期の睡眠環境づくりは、その後の睡眠リズムにも影響する大切な習慣です。
成犬期
1歳を過ぎるとチワワは成犬期に入り、平均睡眠時間は 1日12〜15時間程度 に落ち着きます。
活動量が増える一方で、睡眠も昼夜を問わず細かく分散するようになります。
我が家のチワワも、午前中に少し遊んだ後や昼過ぎには2〜3時間の昼寝をすることが多く、まさに“自由気ままな睡眠リズム”です。
チワワは超小型犬のため、体力の回復が早く、大型犬ほど長時間眠る必要はありません。
ただし、安心できる環境で眠れていないと、浅い眠りが続いてストレスの原因になります。
夜は部屋を暗くして静かな空間を作ることで、ぐっすり眠れるようになります。
1〜7歳の成犬期は人間でいえば「働き盛り」。
よく動き、よく寝て、心身のバランスを整える時期です。
運動のあとにはしっかり休ませて、健康的な睡眠リズムを維持してあげましょう。
シニア期
7歳を過ぎるとチワワはシニア期に入り、再び 1日15〜18時間ほど眠るようになります。
体力や代謝が落ち、日中もウトウトしている時間が増えます。
特に高齢犬では、深い眠りよりも浅い眠りが多くなり、物音や気配で起きやすくなるのが特徴です。
加齢により関節や筋肉が弱くなるため、寝床はふかふか過ぎない安定したクッション性のものを選びましょう。
冬は体温が下がりやすいので、保温マットや毛布を使い、夏は通気性を重視してあげると快適です。
また、寝てばかりいるように見えても、実際は浅い眠りが多いため、疲れが取れにくくなっています。
シニア期こそ「質の良い睡眠環境づくり」が健康維持のカギです。
犬全体の平均睡眠時間
犬の睡眠時間は犬種よりも 年齢や体の大きさ、生活環境 によって変わります。
子犬は18〜19時間、成犬は12〜15時間、シニア犬は再び15〜18時間ほど眠るのが一般的です。
犬は人間よりも浅い「レム睡眠」が長く、少しの物音でも目を覚まします。
野生時代の名残といわれ、眠っていても常に周囲を警戒しているのです。
そのため「寝ているように見えて実は浅い眠り」という時間も多く、安心できる環境づくりが何より大切になります。
チワワが快適に眠るための環境づくり
静かで落ち着ける寝床を整える
チワワは音や光に敏感な犬種です。
テレビの音、人の話し声、スマホの通知音など、ちょっとした刺激でもすぐに目を覚ましてしまいます。
眠りが浅くなりやすいため、できるだけ静かな場所にベッドを置きましょう。
エアコンの風が直接当たらず、人の通り道にならない場所が理想です。
また、寝床の素材も重要で、冬は保温性の高いボアやフリース素材、夏は通気性のよいメッシュ素材を選ぶことで、季節に合わせた快適な睡眠環境を保てます。
就寝リズムを整える
チワワの平均睡眠時間は成犬で12〜15時間といわれますが、これは「トータル時間」であり、昼寝を含めての合計です。
日中に長く寝すぎると夜に眠れなくなることもあるため、ある程度は生活リズムを整えてあげることが大切です。
朝はカーテンを開けて光を浴びさせ、夜は照明を落として静かな環境にすることで、自然と体内時計が安定します。
飼い主の生活サイクルに合わせて、一緒に「朝起きて夜寝る」習慣を作ると、無駄吠えや夜の活動も減るでしょう。
安心できる香りと温度がポイント
チワワは小型犬の中でも特に寒がりで、室温が22〜25℃前後を保てると安心です。
冬はヒーターの近くに毛布を敷いたり、夏は床が熱くならないよう遮熱シートを敷くのもおすすめです。
また、飼い主の匂いがついたタオルやブランケットを寝床に置いておくと、安心感が増して深い眠りにつけます。
「眠る＝安心できる時間」と感じてもらえるように、温度・匂い・明るさの3要素を意識してあげましょう。
チワワの睡眠時間はどのくらい？【まとめ】
チワワが十分に眠れることは、健康や性格の安定にも直結します。
寝る時間が極端に短い・落ち着かない場合は、環境やストレスが原因かもしれません。
静かな寝床と安定した生活リズムを整えて、愛犬がぐっすり眠れる毎日をサポートしましょう。
