イタリアングレーハウンドの頭の良さは?知能が高く賢いけど難しいしつけ方を解説!

スポンサーリンク

イタグレ(イタリアングレーハウンド)は繊細で賢い犬種です。

「頭が良い」と言われる理由には、単なる命令の理解力だけでなく、飼い主の感情を読み取る力や記憶力の高さもあります。

この記事では、イタグレの知性の特徴と、賢い子ほど注意が必要なしつけのコツを紹介します。

スポンサーリンク


目次

イタリアングレーハウンドの頭の良さは?

賢さ

イタリアングレーハウンド(イタグレ)は、見た目の華奢な印象から「繊細そう」「控えめな性格」と思われがちですが、実は非常に頭の良い犬種です。

その知性は単なる服従心ではなく、状況を理解して自ら考えるタイプの賢さと言えます。

カナダの心理学教授スタンレー・コレン氏による犬の知能ランキングでは、イタリアングレーハウンドは全犬種中60位にランクインしています。

このランキングは、指示を何回で覚えるか、どのくらい正確に従えるかといった「作業・服従性知能」を基準に評価されたものです。


犬の知能ランキング トップ10

ちなみに1位~10位の犬種はこちらです。

  • ボーダー・コリー
  • プードル
  • ジャーマン・シェパード
  • ゴールデン・レトリーバー
  • ドーベルマン
  • シェットランド・シープドッグ
  • ラブラドール・レトリーバー
  • パピヨン
  • ロットワイラー
  • オーストラリアン・キャトル・ドッグ

上位に並ぶ犬種の多くは、警察犬や盲導犬など「人の指示を理解して行動する仕事犬」です。

つまり、上位=人間社会における作業能力が高い犬、という評価基準であることがわかります。


人の意図を理解できる

その中でイタグレが60位に入っているということは、独立心を持ちながらも人の意図を理解できる柔軟な知能を備えている証拠です。

実際、イタグレは命令をただ覚えるのではなく、「今その行動が必要かどうか」を自分なりに判断する傾向があり、知的な個性派ともいえます。

たとえば「お手」や「待て」はすぐに覚えますが、同じことを何度も繰り返すと「もうわかってるよ」と言わんばかりに反応が鈍くなることも。

これは怠けているのではなく、効率的に行動しようとする賢さの表れです。


感じる“賢さ”や“空気の読み取り力”が高評価

また、口コミや飼い主アンケートでは、「どの犬種が一番頭が良いと思いますか?」という質問に対し、イタリアングレーハウンドがレトリーバー系やプードルを抑えて上位に挙げられているサイトもあります。

実際の生活で接する中で感じる“賢さ”や“空気の読み取り力”が高く評価されているのでしょう。

特に、飼い主の表情やトーンを察して行動を変えたり、他の犬との関係性を上手にコントロールしたりといった、「社会的知能」の高さが際立っています。

単に命令を覚えるだけでなく、「人と共に暮らすための知恵」が備わっているのがイタグレの特徴です。

イタリアングレーハウンドは賢いのにしつけが大変?

イタリアングレーハウンド(イタグレ)は「賢くて頭が良い犬」として知られています。

実際、「お座り」「待て」「お手」などの基本的なしつけは短期間で覚えられるため、一見するとしつけが簡単そうに思えるでしょう。

しかし、実際の飼い主からは「イタグレのしつけは意外と難しい」という声も少なくありません。

その理由は、イタグレの知性の高さと繊細な性格にあります。

イタグレは学習能力が高く、状況判断にも優れています。

一方で、「これは自分にとって必要か?」「今はやらなくてもいいのでは?」と自分で考えて行動を選ぶ傾向があり、納得できない指示には従わないこともあります。

これは単なる反抗ではなく、“理解したうえで選んでいる”からこそ起こる行動です。

さらにイタグレは非常に感受性が高く、飼い主の表情や声のトーンから感情を読み取ります。

飼い主が戸惑っていたり、あいまいな態度を見せると「この人は自分より立場が下」と判断し、主従関係が崩れてしまうことも。

つまり、賢いからこそ、リーダーとして信頼できる飼い主であることが求められるのです。


イタリアングレーハウンドのしつけのポイント

イタグレを上手にしつけるためには、まず性格の特徴を理解することが欠かせません。

イタリアングレーハウンドは繊細で、やや内気な性格を持っています。

そのため、大声で叱ったり、強制的に行動させようとすると強いストレスを感じてしまい、心を閉ざしてしまうことがあります。

しつけの際は、落ち着いた声と表情で淡々と伝えることが大切です。

感情的に怒鳴るのではなく、「今の行動は良くないよ」と言い聞かせるように叱るのがポイントです。

イタグレは飼い主の目や声色からしっかりと意図を汲み取ることができます。

筆者の経験でも、イタグレは静かに叱るだけで十分に反省する姿を見せてくれます。

逆に、無視や体罰といった方法は信頼関係を壊すだけで逆効果になります。

暴力的な行動は絶対に避けましょう。


「褒める」はおやつだけじゃない

イタグレにとって、飼い主とのスキンシップや遊ぶ時間そのものが最高のご褒美です。

知的で人懐こい性格のため、「褒めてもらえる=一緒に過ごせる」と感じると、しつけの吸収がさらに早くなります。

褒めるときは言葉だけでなく、優しく撫でたり、おもちゃで遊んであげるなど、コミュニケーションそのものを報酬にする意識が大切です。


主従関係と信頼関係の両立を意識する

イタグレのように頭の良い犬は、飼い主の態度や行動を常に観察しています。

そのため、「今日は叱られなかった」「このくらいならいいだろう」といった一貫性のない対応はNGです。

ルールを守れたときはしっかり褒め、いけないことをしたときは落ち着いて注意する。

この繰り返しで、信頼と上下関係のバランスが取れた理想の関係が築けます。


イタグレのしつけが「難しい」と言われるのは、賢すぎるがゆえに飼い主の感情や態度を見抜く力があるからです。
しかし、それは同時に「深い理解と信頼を築ける犬種」ということでもあります。
穏やかで一貫した態度を保ち、感情ではなく信頼で導く――それがイタグレの賢さを最大限に引き出すしつけのコツです。

イタリアングレーハウンドが見せる“知性”の具体例

状況判断力と観察眼の鋭さ

イタグレはただ命令を覚えるだけでなく、「空気を読む」ような行動を見せます。

飼い主の声色や表情から感情を察して、行動を変えることが多いのです。

たとえば飼い主が出かける準備をすると、いつもより落ち着きがなくなったり、逆に静かにベッドに戻るなど、自分に関係する出来事をよく理解しています。

これは“状況判断力”が高い証拠であり、知能の高さを物語っています。


学習スピードの速さと記憶力

イタグレは一度覚えたことを長く記憶しておける犬種です。

「座れ」「待て」などの基本動作はもちろん、散歩コースや遊び方もすぐに覚えてしまいます。

そのため、毎回同じルーティンに飽きやすい一面もあり、時々コースを変えたり新しい遊びを取り入れると、より知的好奇心を刺激できます。

頭を使う遊びはストレス解消にもつながります。


自立心と“考える力”

イタグレは、指示を出さなくても自ら判断して動くことがあります。

例えば、他の犬に吠えられたときに一歩下がって様子をうかがう、寒いときに自分で毛布に潜り込むなど、自発的に行動できるタイプです。

この「考えて動ける力」が、しつけの難しさにもつながりますが、裏を返せば非常に賢い証拠です。

飼い主がリーダーとして信頼される存在になれば、この知性は大きな味方になります。

イタリアングレーハウンドの賢さ、頭の良さは?【まとめ】

イタグレの知性は、正しく向き合えば最大の魅力になります。

飼い主の表情を読み、言葉以上のコミュニケーションが取れるのはイタリアングレーハウンドならでは。

愛情とルールを両立させ、信頼関係を深めていきましょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次