
イタリアングレーハウンドを迎えたいけれど、値段の違いが大きくて迷っていませんか?
本記事では、ペットショップとブリーダーの相場比較に加え、価格が変動する理由や安い個体を選ぶ際の注意点を分かりやすく紹介します。

イタリアングレーハウンドの値段の相場は?

イタリアングレーハウンドの赤ちゃんの購入先は主に以下の3つに分かれます。
- ブリーダー
- ショップ
- 里親
イタリアングレーハウンドの赤ちゃんの値段相場は、平均で22万円~と言われており、最安値で10万円前後であるようです。
我が家にいるイタリアングレーハウンドの1匹は、ショップで売れ残っていた子だったので、値段は最安値の10万円くらいで、2匹目の子は平均の22万円に近いお値段でした。
1匹目の子の場合は、月齢が8か月と少々大きかったこと、歯並びが悪いこと、てんかんもちであったことで、値段は最安値に近かったようです。
里親から引き取る場合も、里親によってはお金をとる里親もあるようで、相場は1万円~となっています。
ブリーダーとペットショップどちらがいいの?

イタリアングレーハウンドを迎える際には、ブリーダーから迎えるかペットショップから迎えるか悩みますよね。
それでは、それぞれのメリットとデメリットを挙げていきます。
ペットショップのメリット
- 様々な動物や犬種を見比べることが出来る
- 好きな時に行ける
- 必要なグッズも一緒に揃えることが出来る
- 補償やアフターケアがしっかりしている
ペットショップのメリットとして1番に挙げられるポイントは、様々な犬種と見比べることが出来るということですね。
「この犬種がいい!」と決まっていない場合や、犬種を悩んでいる場合にはまずはペットショップを訪れてみるのも1つの手かと思います。
その他にも、店員さんオススメのグッズを揃えることが出来ますし、最近のペットショップはアフターケアもしっかりしているところが多いようです。
ペットショップのデメリット
- 親犬や兄弟犬と引き離すのが早く、分離不安を抱える子が多い
- 狭い部屋で展示されているので、ストレスが罹りやすい
- 親犬の情報が分からないことがある
- 値段が高い
ペットショップの場合、子犬は親犬が育てるわけではないので、引き離すのが早くなり、分離不安から無駄吠えや噛みつきなどの問題行動を抱える子が多いと言われています。
また、ペットショップの場合は仲介業者を間に入れるため、ワンちゃんの価格が高くなります。
血統が良い子や人気の子の場合は、さらに高くなることがあります。
ブリーダーのメリット
- 特定犬種の優秀な子とであることが出来る
- 生活環境を見ることが出来る
- ブリーダーさんと話をしながら、アドバイスを直接聞くことが出来る
- 適正な値段で購入することができる
ブリーダーから購入するメリットは、何といっても特定な犬種でより優れた掛け合わせの子と出会うことが出来ますし、なによりその犬種のスペシャリストであるブリーダーさんと、直接お話をすることが出来ますよね。
「この犬種がいい!」と決まっている場合は、初めからブリーダーさんを当たってみるのも良いかもしれません。
また、仲介業者をいれることもないので、値段が変に上がることはありません。
ブリーダーのデメリット
- 良質なブリーダーか見極める必要がある
- 事前に連絡をして、相談してやっと会える
ブリーダーさんの中には、販売のためだけに繁殖をして、劣悪な環境でワンちゃんを維持しているだけ、というブリーダーさんもいます。
そのため、自分が買おうとしているブリーダーさんが良質なブリーダーさんかどうか見極めることが必要です。
そのため、飼い主側もブリーダーやワンちゃんに対しての知識を付けておいたり、ブリーダーさんと密に連絡を取り合って、良質なブリーダーさんかどうか見極める必要があります。
もし、現在「イタリアングレーハウンドが飼いたい」と飼いたい犬種が決まっており、ある程度の知識が飼い主にあるのであれば、筆者はブリーダーから購入することをおすすめします。
逆に、欲しい犬種に迷っていたり、初めてのワンちゃんを迎える場合には、総合的にケアをしてくれるペットショップのほうがオススメかもしれません。
イタグレのミックス犬が安いのはなぜ?

ペットショップやブリーダーさんのサイトを見ていると、イタリアングレーハウンドと他の犬種のミックス犬は値段相場が安いことが分かりました。
値段相場を挙げてみると以下の通りです。
・イタリアングレーハウンド×トイプードル:4~14万円
・イタリアングレーハウンド×チワワ:5~16万円
・イタリアングレーハウンド×ポメラニアン:8~17万円
・イタリアングレーハウンド×ミニチュアピンシャー:5~10万円
ミックス犬が比較的安価である理由には、いくつかの理由があります。
・血統書がないため、登録料が削減される
・成長が予測しにくい(思ったより大きくなったり、遺伝疾患が出る可能性がある)
ミックス犬の場合、一言でいえば雑種という取り扱いになるので血統の登録料などがかかりません。
また、無理な掛け合わせでワンちゃんに対して少なからず負担があるため、純血の犬種に比べると遺伝疾患が出たり、通常の小型犬よりも大きくなる可能性があり、成長の予測がしにくいというデメリットがあるため、安値になる傾向があると言われています。
イタリアングレーハウンドの値段が変動する3つの理由とは?

イタリアングレーハウンドの価格は、同じ犬種でも個体によって大きく異なります。
ここでは、価格差が生じる主な要因を詳しく見ていきましょう。
血統や両親の受賞歴による違い
ショーなどで受賞歴を持つ両親から生まれた子犬は、見た目のバランスや骨格、歩き方の美しさなどが際立っており、一般のペット用よりも高額になります。
特に「チャンピオン直子(優秀犬の子ども)」と明記されている場合は、40万円~60万円程度になることも珍しくありません。
カラーや毛並みの希少性
イタグレの定番カラーはブルーグレーやフォーンですが、ホワイト×ブルーなどの珍しい毛色の子は人気が高く、値段も上がる傾向にあります。
反対に、一般的なカラーであれば相場よりも少し安くなることもあります。
ただし、毛色で価格を判断するよりも、健康状態や性格の安定を重視するのが理想です。
性別・月齢・健康状態の影響
一般的にオスよりもメスのほうがやや高く設定されているケースが多いです。
また、月齢が進んでいる子犬(生後6か月以上)は販売価格が下がる傾向があります。
さらに、てんかんや軽度の疾患がある場合も、価格が安くなることがありますが、その分、医療費やケアの知識が必要になります。
購入前に「なぜ安いのか」を必ず確認し、納得のうえで迎えることが大切です。
価格差の裏には必ず理由がある

イタリアングレーハウンドの値段相場!【まとめ】
イタグレの価格は血統やカラーだけでなく、健康状態やブリーダーの方針でも変わります。
「安さ」よりも「相性と信頼性」を大切にし、長く寄り添えるパートナーを選びましょう。