
柴犬を迎えると、「うちの子の体長は平均より大きい?小さい?」「柴犬の体長ってどこからどこまで測るの?」と気になることがあります。
柴犬は体高よりも体長がやや長い、少し長方形に近い体型が特徴です。
日本犬保存会の日本犬標準では、体高と体長の比率は100:110とされています。また、柴犬の標準体高はオス39.5cm、メス36.5cmです。
この比率から単純計算すると、体長はオスで約43.5cm、メスで約40.2cmがひとつの目安になります。
ただし、この数値は多数の柴犬を実際に測定して算出した「平均体長」ではなく、犬種標準の体高と体長の比率から計算した目安です。
柴犬には個体差がありますので、「この数字より大きい・小さいからおかしい」と判断する必要はありません。
この記事では、柴犬の体長の目安から正しい測り方、体高・全長との違い、子犬の成長、豆柴のサイズまで詳しく解説します。

柴犬の体長は何cm?オス・メスの目安

まず、「柴犬の体長は平均何cmなの?」という疑問から見ていきましょう。
日本犬保存会の日本犬標準では、日本犬の体高と体長の比率は100:110とされています。
柴犬の標準体高は、オス39.5cm、メス36.5cmです。
この数値から体長を計算すると、次のようになります。
| 性別 | 標準体高 | 体高:体長 | 体長の計算上の目安 |
|---|---|---|---|
| オス | 39.5cm | 100:110 | 約43.5cm |
| メス | 36.5cm | 100:110 | 約40.2cm |
オスの柴犬の体長の目安
オスの柴犬の標準体高39.5cmに、体高:体長=100:110という比率を当てはめると、体長は約43.5cmになります。
ただし、これはあくまで犬種標準から計算した目安です。
実際の柴犬では骨格や成長の仕方などによってサイズが異なります。
メスの柴犬の体長の目安
メスの柴犬の標準体高36.5cmから同じように計算すると、体長は約40.2cmです。
日本犬標準では、メスはオスと比較してやや胴長であることも特徴として示されています。
そのため、単純に「オスより体長の数字が小さいから、メスの方が胴が短い」という意味ではありません。
体高に対する体長のバランスも一緒に考える必要があります。
柴犬の体長には個体差がある
「うちの柴犬を測ったら45cmあったけど大きすぎる?」などと心配になることもあるでしょう。
しかし、犬種標準から計算した数値は、すべての柴犬が当てはまらなければならない平均値ではありません。
柴犬にも個体差があります。
体長だけを見て正常・異常と判断するのではなく、体高や体重、体型、成長の経過なども一緒に確認しましょう。
柴犬の体長・体高・全長の違い

柴犬のサイズを調べていると、「体長」「体高」「全長」など似た言葉が出てきます。
それぞれ意味が異なるため、数字を見るときには何を測った長さなのかを確認することが大切です。
柴犬の体長とは?
犬の体長は、単純に鼻先から尻尾の先までを測った長さではありません。
犬の体そのものの前後方向の長さを測ります。
そのため、柴犬のサイズを比較するときには、頭や巻いた尻尾を含めた見た目の長さと混同しないようにしましょう。
柴犬の体高とは?
体高は、犬を自然に立たせた状態で地面からキ甲付近までの高さを測ったものです。
柴犬では体高が犬種標準のサイズを知るうえで重要な基準となっています。
日本犬保存会が示している柴犬の標準体高は、オス39.5cm、メス36.5cmです。
柴犬の全長とは?
「全長」という言葉は、体長とは区別して考えたほうが分かりやすいでしょう。
特に一般の飼い主が「犬の全長」と表現するときには、鼻先からお尻、あるいは尻尾まで含めた犬全体の長さをイメージしていることがあります。
そのため、「柴犬の全長○cm」という情報を見つけた場合には、どこからどこまで測った数字なのかを確認してください。
洋服やキャリーなどの商品でも、それぞれ採寸方法が異なることがあります。
柴犬の体長と体高のバランス
柴犬のサイズを見るうえで注目したいのが、体長と体高のバランスです。
柴犬は体高より体長がやや長い
日本犬標準では、体高:体長は100:110とされています。
つまり、柴犬は真横から見たときに正方形のような体型ではなく、高さよりも前後方向がやや長い体型が基本となります。
「胴が少し長く見えるけど大丈夫?」と思うことがあるかもしれませんが、体高より体長が長いこと自体は柴犬の体型として不自然ではありません。
メスはオスよりやや胴長の傾向がある
日本犬標準では、メスはオスと比較してやや胴長であることが示されています。
ただし、「メスなら必ず○%長い」というように、家庭で測った数値だけから判断するものではありません。
性別だけでなく、それぞれの犬の骨格や体格にも違いがあります。
柴犬の体長の正しい測り方
体長を成長記録として残すのであれば、毎回できるだけ同じ方法で測ることが大切です。
体長を測る位置を確認する
魚などでは口の先から尻尾までを「体長」として測る場合がありますが、犬では測り方が異なります。
柴犬の体長を測るときは、頭や尻尾を含めず、胴体の前後方向の長さを測ります。
家庭で成長記録として測る場合は、毎回同じ基準点を決めておくと数値のブレを少なくできます。
私は実際に愛犬を測ったとき、前肢の一番上の骨を起点とし、後肢の一番出っ張った骨を終点にしました。
厳密な測定方法とは多少の誤差が出ますが、家庭で成長を記録する目的なら、明確な基準点を決めて毎回同じ場所を測ると比較しやすくなります。
柴犬を自然に立たせて測る
体長を測るときは、犬を自然に立たせます。
伏せたり座ったりした状態では体が曲がるため、同じ犬でも測定値が変わってしまいます。
ただ、犬にじっと立っていてもらうのは意外に難しいものです。
実際に私が測ったときも、もたもたしていると「どうしたの?何持ってるの?」というように顔だけニュイーンとこちらへ向けてしまい、体まで曲がってしまいました。
一人で体長を測るときのコツ
そこで試したのが、メジャーをあらかじめある程度伸ばしておく方法です。
メジャーを犬の横で勢いよく引き出すと、その音に反応してこちらを向いてしまうことがあります。
先にメジャーを伸ばしておき、本体を犬の前へ置きました。
案の定、うちの犬は目の前に置かれたメジャーに興味を持って匂いを嗅ぎ始めたので、その隙に測ることができました。
犬の性格によって反応は違いますが、一人で測る場合には「どうすれば自然に前を向いてくれるか」を考えるとうまくいきやすいです。
ちなみに柴犬ではありませんが、チワワ、シー・ズー、ミニチュア・ピンシャーのミックス犬である我が家の犬は、体重5.3kgで体長は約30cmでした。
難しい場合は二人で測る
どうしてもうまく立ってくれない場合は、二人で測ると楽です。
一人が犬の正面に立って注意を引き、もう一人が横から測定します。
おやつなどを使って自然に正面を向かせる方法もあります。
無理に犬の体を固定するのではなく、リラックスして立っているタイミングを利用しましょう。
柴犬の体長はいつまで伸びる?

子犬から成犬になるまで体格は変化する
柴犬の子犬は成長とともに体高や体長、体重が増加していきます。
ただし、成長は体のすべての部分がまったく同じ割合で進むわけではありません。
成長途中には脚が長く見えたり、胴が伸びたように感じたりする時期もあります。
そのため、特定の月齢における体長だけを見て成犬時のサイズを正確に判断するのは難しいでしょう。
成長スピードには個体差がある
柴犬といっても、成長するスピードは一頭ずつ違います。
同じ月齢の柴犬と比較して多少大きかったり小さかったりしても、それだけで異常とは判断できません。
子犬の場合には、「○か月なら必ず体長○cm」と考えるより、定期的に体長や体重を測り、その子自身がどのように成長しているのかを記録するほうが実用的です。
1~2か月ごとなど一定の間隔で記録しておけば、成長の変化も分かりやすくなります。
柴犬の体長と体重の関係
柴犬の大きさを知りたいときには、体長だけでなく体重も気になります。
ただし、体長と体重はそれぞれ違う情報を表しています。
体長だけでは体型を判断できない
同じ体長の柴犬でも、骨格や筋肉量などによって見た目は変わります。
そのため、体長が長いから太っている、体長が短いから痩せているという判断はできません。
体長は主に骨格的なサイズや成長の記録を見るためのひとつの情報として考えましょう。
体重や体格も一緒に確認する
愛犬の体型を確認するときには、体長だけでなく体重や体つきも一緒に見ることが大切です。
特に成犬では体長そのものが大きく変化することは少なくても、体重や筋肉量は生活環境によって変化します。
「平均体長に入っているから大丈夫」と数字だけで判断するのではなく、愛犬自身の体型の変化を見るようにしましょう。
豆柴の体長はどのくらい?

普通の柴犬より小さな「豆柴」の体長が気になる方も多いでしょう。
豆柴は小柄な柴犬をもとに、小さな体格を特徴として繁殖されてきた犬です。
豆柴と柴犬のサイズの違い
豆柴は一般的な柴犬より小柄なのが特徴です。
ただし、「豆柴」という名前だけを見て成犬時の体長を正確に予測することはできません。
どの基準を用いて豆柴としているのかによってもサイズの考え方が異なるため、迎える際には成犬時の予想サイズだけでなく、両親犬の体格や血統、繁殖者が用いている基準なども確認するとよいでしょう。
豆柴も個体差が大きい
豆柴にも当然個体差があります。
子犬の時点で小さいからといって、その後どの程度成長するかを体長だけから断定することはできません。
また、洋服やキャリーを選ぶ場合には、「豆柴用」という表記だけで決めず、実際の体長・背丈・胸囲・体重などを測って商品のサイズ表と比較してください。
柴犬の体長が平均より大きい・小さい場合は大丈夫?
愛犬を実際に測ってみると、インターネットで見た目安と違っていて不安になることがあります。
柴犬のサイズには個体差がある
柴犬の体長には個体差があります。
犬種標準から計算した目安と多少違うというだけで、問題があるとは限りません。
特に家庭でメジャーを使って測った場合には、立ち方や測定位置によって数cm程度の違いが生じる可能性もあります。
ほかの柴犬との比較だけではなく、その子自身の体格を見ることが大切です。
体長だけで健康状態を判断しない
体長は柴犬の大きさを知るひとつの情報ですが、健康状態を体長だけで判断することはできません。
体重の急激な増減や食欲、元気、歩き方など、気になる変化がある場合には体長とは切り離して考える必要があります。
愛犬の健康状態について不安がある場合には、自己判断だけで済ませず獣医師へ相談してください。
成長期は定期的に記録する
子犬の場合は、一度測った数字よりも継続的な変化を見ることに意味があります。
毎月など一定の間隔で、
- 「測定日」
- 「月齢」
- 「体長」
- 「体重」
などを記録しておくと、その子自身の成長が分かりやすくなります。
写真も一緒に残しておくと、数字だけでは分かりにくい体型の変化も比較できます。
柴犬の体長を測るときに注意したいポイント

滑りにくい場所で測る
床が滑ると前脚や後脚の位置がずれ、自然な姿勢を保ちにくくなります。
フローリングで足が滑る場合には、滑りにくいマットなどの上で測りましょう。
犬が自然に立てる場所を選ぶことが大切です。
落ち着いているときに測る
興奮していると、体をひねったりメジャーへじゃれついたりして測定しにくくなります。
犬がリラックスしているタイミングを選びましょう。
ただし、散歩直後で興奮していたり疲れて伏せたがったりする場合もあるため、愛犬が自然に立っていられるタイミングがおすすめです。
毎回できるだけ同じ条件で測る
成長記録として体長を測るのであれば、測定方法を統一することが重要です。
測る場所や基準点が毎回違うと、「成長した」のか「測り方が違った」のか分からなくなります。
同じ場所、同じ姿勢、同じ基準点で測るようにすると比較しやすくなります。
メジャーを怖がる場合は無理をしない
犬によっては、メジャーの音や動きを怖がることがあります。
その場合は無理に近づけず、柔らかい布製メジャーなどを使う方法もあります。
測定そのものがストレスになってしまっては意味がありません。
どうしても測れない場合には、一度で正確な数字を出そうとせず、愛犬が落ち着いている別のタイミングで試しましょう。
柴犬の体長を測っておくと何に役立つ?
柴犬の体長を測る目的は、「平均と比べる」ことだけではありません。
一度測って終わりにせず記録しておくと、日常生活でも役立ちます。
子犬の成長記録
子犬の場合には、定期的に測定することで成長の様子を数字として残せます。
体重と一緒に記録しておけば、「この時期に一気に大きくなった」など、その子独自の成長過程が分かります。
洋服のサイズ選び
犬用の洋服を購入するときにも、体のサイズを知っておくと便利です。
ただし、ここで注意したいのが、洋服メーカーによって採寸方法が異なることです。
商品によっては「体長」ではなく、「背丈」「着丈」「首回り」「胸囲」などを基準にサイズを選びます。
そのため、柴犬の体長が分かっていても、それだけで洋服のサイズを決めず、購入する商品の採寸方法を確認してください。
キャリーやクレート選び
キャリーやクレートを選ぶ場合にも、愛犬の体格を把握しておくと役立ちます。
ただし、こちらも体長だけで選ぶものではありません。
犬が中で適切な姿勢を取れるかなどを考え、商品のサイズ基準に従って選びましょう。
体型の変化を把握する
成犬になると、子犬のように体長が大きく伸び続けるわけではありません。
それでも定期的に体重や写真などと一緒に記録しておけば、姿勢や体型の変化に気づくきっかけになります。
特にシニア期には、体長の数字そのものだけではなく、立ち姿や筋肉量なども一緒に観察するとよいでしょう。

柴犬の体長についてよくある質問
柴犬の体長は平均何cm?
柴犬について信頼できる「平均体長」の統計値として単純に示すより、日本犬標準を基準に考えると分かりやすいでしょう。
標準体高と体高:体長=100:110の比率から計算すると、体長はオス約43.5cm、メス約40.2cmがひとつの目安です。
ただし、これは実測平均ではなく犬種標準から計算した値であり、個体差があります。
柴犬の体長はどこからどこまで測る?
頭や尻尾を含めた犬全体の長さではなく、胴体の前後方向の長さを測ります。
家庭で成長記録として測る場合には、毎回同じ基準点・同じ姿勢で測ることが重要です。
柴犬の体高は何cm?
日本犬保存会の日本犬標準では、柴犬の標準体高はオス39.5cm、メス36.5cmです。
体高と体長は別の数値なので混同しないようにしましょう。
柴犬の体長と全長は同じ?
同じ意味として扱わないほうがよいでしょう。
体長は犬の胴体の前後方向の長さを表しますが、「全長」は日常的には頭や尻尾などを含めた全体の長さを指す意味で使われることがあります。
サイズ表などを見る場合には、言葉だけで判断せず、どこからどこまで測っているのかを確認してください。
柴犬はオスとメスで大きさが違う?
犬種標準ではオスの方が標準体高が高く、オス39.5cm、メス36.5cmとなっています。
一方、体型のバランスではメスはオスよりやや胴長とされています。
性別による傾向はありますが、実際のサイズには個体差があります。
豆柴は普通の柴犬より小さい?
一般的に豆柴は、通常の柴犬より小柄な体格を特徴としています。
ただし、「豆柴」という呼び名だけから成犬時の体長を断定することはできません。
実際の体格を測って判断することが大切です。
柴犬の体長【まとめ】

柴犬の体長を知りたい場合には、単純な「平均○cm」という数字だけでなく、体高とのバランスも一緒に考えることが大切です。
日本犬標準では体高:体長=100:110とされており、標準体高から計算すると、体長はオス約43.5cm、メス約40.2cmがひとつの目安になります。
ただし、これは実測平均ではなく犬種標準から計算した目安であり、実際の柴犬には個体差があります。
また、体長・体高・全長はそれぞれ意味が異なります。
愛犬の成長を記録する目的で測るのであれば、自然に立たせた状態で、毎回できるだけ同じ位置・同じ方法で測定しましょう。
体長を定期的に記録しておけば、子犬の成長を振り返るだけでなく、洋服やキャリー、クレートなどを選ぶ際にも役立ちます。
平均値と比べることだけを目的にせず、「その子自身がどのように成長しているか」を見るための記録として、柴犬の体長を測ってみてください。