
トイプードルの顔まわりは、少し伸びるだけで印象が大きく変わります。
サロンに行く時間がない時でも、自宅で簡単に整えられるセルフカットのコツを知っておくと便利。
初心者でも安全にできる方法を紹介します。

トイプードルをセルフカットで顔まわりを処理するメリットとデメリット

カットをサロンでお願いすると時間とお金がかかります。
部分的にちょっと気になる時は、サロンまで行くのはどうかなと悩みますよね。
ではセルフカットをするとどうなるのか、良い点と悪い点をまとめてみました。
メリット
- 飼い主さんの好みのスタイルができる
- 犬の体調や機嫌によってカットするしない、途中で休憩をとったり、やめたりすることができる
- ストレスや疲れを軽減することができる
- サロンへ行く時間がかからない
- 費用の節約になる
- 汚れやすい部分なのでこまめなセルフカットは衛生的
- ゆっくり時間をかけてコミニュケーションを楽しめる
デメリット
- 仕上がりの完成度が下がる
- 暴れてしまうとハサミがあたってしまい、皮膚や舌を切ってしまう怪我する可能性がある
トイプードルの顔まわりセルフカットする方法
用意する道具
セルフカットを始める前に、まずは基本の道具を揃えましょう。
- スキバサミ:毛先をぼかしながら自然に整えられる万能アイテム。
- コーム(平ぐし):毛を立てて長さを均一に整えるのに必須。
- 滑り止めマット:足元が安定し、シニア犬でも安心して立てます。
- 敷き物:落ちた毛の掃除が簡単に。
- カット台:自分の作業しやすい高さを選びましょう。
最低限これらを揃えれば、自宅でも安全かつ快適にトリミングができます。
やり方と注意点

道具を揃えたら、いよいよカットです!顔全体のカットは難しそうですが部分カットだと初心者でも大丈夫!
顔まわりのカット
まず動かないよう片手の手で顎の下やマズル(口周り)をしっかり支えます。
次にコームでとかし長い毛の部分と気になる所をスキバサミで少しずつ切っていきます。
これを繰り返しますが顔まわりは特にゆっくり少しずつカットをしていきます。
この時、正面から見てカットをしていくと型が整いやすくなりますよ!
注意点ですが、ハサミの向きが耳に向くため耳を切らないよう十分気をつけてあげましょう!
怪我をさせないためにも決して慌ててやらないように時間に余裕がある時にカットしてあげましょう!
顔を動かしたり舌を出したり、トリミング中に飛び降りようとする事を想定した上でセルフカットを行いましょう!
口周りのカット
楕円形に型を作っていきます。
こちらもスキバサミを使います。
口角が上がるよう角度をつけてハサミを入れるのがポイントです!
口の中に入っている毛をカットすることもできますが、この時トイプードルが舌を出すこともあるので口が開かないよう指ではさんで押さえながらカットします。
トイプードルの口周りカットは十分に気をつけましょう!
口周りや顔周りは毛の表面を揃える感じでカットしましょう!
失敗しないコツと練習方法
初めてでも失敗しにくいカットの順序

顔まわりを一気に整えようとするとバランスを崩しやすいため、「目の下→マズル→頬→耳まわり」の順番で進めると失敗が少なくなります。
この順番なら、毛の流れを見ながら少しずつ整えられるので、左右差も出にくいのが特徴です。
カット前には、全体の毛を軽く濡らしてクセを取っておくと形が見やすくなります。
角度と光の向きで仕上がりが変わる

照明の位置が悪いと、切り残しやムラが出てしまいます。
自然光の入る明るい部屋、もしくは白色ライトを正面に置いて行うのがおすすめです。
また、ハサミは常に顔に対して斜めに入れる意識を持ちましょう。
真横から入れると段差がつきやすく、「ギザギザカット」になる原因になります。
いきなり本番はNG!練習用で感覚をつかむ

初心者は、いきなり愛犬で練習するのではなく「100円ショップの犬用ウィッグ」や「古いぬいぐるみ」を使ってハサミの感覚を練習するのが安全です。
スキバサミの角度や毛量の減り方を体感しておくことで、本番での失敗がぐっと減ります。
また、実際にトイプードルのカット動画を見ながら、手の位置やスピードを真似してみるのも非常に効果的です。

トイプードルの顔周りをセルフカットする方法【まとめ】
トイプードルの顔まわりカットは、焦らず段階的に練習すれば必ず上達します。
日常ケアとして続けることで、いつでも清潔でかわいい見た目をキープできます。
不安な場合はトリマーさんに相談し、無理のない範囲でセルフケアを楽しみましょう。