トイプードルの直毛「コーテッド」タイプとは?毛質の特徴とおすすめカットスタイルを解説!

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トイプードルといえば、ふわふわの巻毛がチャームポイント。

しかし中には「直毛っぽい毛並みの子もいる」と感じたことはありませんか?

実はその毛質、「コーテッド」タイプと呼ばれるトイプードル特有の直毛寄りの毛質なんです。

この記事では、トイプードルの直毛(コーテッド)タイプの特徴や、巻毛(カーリーコート)との違い、さらに直毛の魅力を活かすおすすめカットスタイルまで詳しく紹介します。

「うちの子、巻いてないけど大丈夫?」という飼い主さんも、安心して参考にしてください。


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目次

トイプードルに直毛は本当にいるの?

「トイプードル=くるくるの巻毛」というイメージを持つ方がほとんどですが、実は中には直毛気味の子もいます。

ペットサロンやブリーダーでも「全体の1〜2割ほどは直毛寄り」と言われており、決して珍しすぎるわけではありません。

ただし、完全なストレートではなく、ほとんどの子は「ゆるいウェーブ状」の被毛をしています。

このように見た目では直毛に見えても、厳密には“弱いカール”がかかっているケースが多いんです。

子犬のときだけ直毛になることも

さらに注意したいのは、子犬期の被毛(パピーコート)です。

トイプードルの子犬は生まれたとき、毛が柔らかく、ストレートに見えることがあります。

しかし成長とともに少しずつカールが強くなり、生後6〜12ヶ月頃に成犬の毛質へと変化していきます。

つまり、「うちの子は直毛なの?」と思っても、成長とともに巻毛へ変わることが多いということです。


では、直毛のまま成長する子もいる?

中には成犬になっても直毛のままのトイプードルもいます。

これは遺伝や血筋の影響が強く、後の「コーテッド(直毛)」タイプと関係しています。

次の章で、直毛と巻毛の毛質の違いや、どんな遺伝的要因が関わるのかを詳しく見ていきましょう。

トイプードルの直毛と巻毛の種類と理由

トイプードルの毛質は、遺伝や血筋によって決まる個体差が大きく影響しています。

隔世遺伝の可能性もあり、祖先に直毛の系統がある場合、その特徴を受け継ぐこともあります。

また、品種改良や掛け合わせの過程で巻毛が主流となったため、現在は**巻毛(カーリーコート)**の子が多く見られます。

ただし、巻き具合・毛の柔らかさ・毛量などは一頭ごとに異なり、直毛気味の子も一定数存在します。

「直毛だと大丈夫かな?」と心配する飼い主さんもいますが、これは単なる毛質の違いであり、健康上の問題ではありません。

同じトイプードルでも、毛の質感に個性があるだけなのです。


トイプードルの直毛「コーテッド」タイプ

コーテッドタイプは、完全なストレートではなく緩やかなウェーブがかかった直毛気味の毛質です。

ふんわり感よりも艶があり、被毛が寝やすいのが特徴。

カーリーコートが主流の中では、やや珍しいタイプといえるでしょう。


トイプードルの巻毛「カーリーコート」タイプ

トイプードルと言えばでイメージされる方が多いスタンダードなタイプです。

カーリーコートは、くるくるとした強いカールが特徴です。

毛が密に生えており、柔らかく弾力のある手触りをしています。

ただし、このタイプでもカールの強さや毛の硬さには個体差があり、まったく同じ毛質の子はいません。

トイプードルの直毛は子犬期だけ?毛質が変わる時期と理由

トイプードルの子犬は、ほとんどが柔らかく直毛気味のパピーコートを持っています。

ただし、成長とともに毛質は徐々に変化し、巻きが強くなってくる子もいます。

一般的に、生後5〜6ヶ月頃から被毛が変化し始め、8ヶ月〜1歳半ほどで成犬の毛質に落ち着くといわれます。

この時期を過ぎると、直毛のままか、巻毛に変わるかがおおよそ決まります。

つまり、子犬期の直毛はあくまで「仮の毛質」であり、成長過程で変化するのが自然なことなのです。


成長に伴う生え変わり(換毛)

子犬から成犬への成長期に、古い毛が抜けて新しい毛が生える「換毛」が起こります。

この過程で毛のハリやカールが強くなり、直毛から巻毛に変わることがあります。


季節による影響

トイプードルは抜け毛が少ないシングルコートですが、それでも春と秋には軽い換毛が起き、毛の質感や巻き具合が変化することがあります。


トリミングによる刺激

サマーカットなどで短く刈ると、新しく生える毛が硬くなったり、カールが強くなる場合があります。

一時的に毛質が変わったように見えることもあります。


外的・体調要因

紫外線、栄養不足、ストレスなどでも毛のツヤや質感は変わります。

血行不良や自律神経の乱れが影響して、毛がパサついたり巻きが弱くなることもあります。


このように、トイプードルの直毛は多くが子犬期の特徴であり、成長や環境によって徐々に巻毛へと変化していきます。
毛質の変化は自然な成長の一部として、焦らず見守ることが大切です。


トイプードル直毛と巻毛で違うお手入れ方法

ブラッシングの頻度とコツ

トイプードルは巻毛のイメージが強いですが、直毛の子も少なくありません。

実は、毛質の違いによってお手入れの方法にも差が出ます。

直毛のトイプードルは、毛が絡まりにくい反面、被毛が寝やすい特徴があります。

そのため、ブラッシングの目的は「絡まり防止」よりも「ボリュームを出す」ことです。

スリッカーブラシよりもピンブラシやコームタイプを使うと自然な立ち上がりが出やすく、仕上げに逆毛を軽く入れてあげると、ふんわりとしたスタイルを作りやすくなります。

ブラッシングの頻度は週2〜3回程度で十分。巻毛タイプのように毎日行う必要はありません。


シャンプー・ドライヤーのポイント

直毛のトイプードルは、濡れると毛がさらに寝てしまうため、ドライヤーの使い方が重要です。

乾かす際は毛流れに逆らうように風を当て、根本から立ち上げるように乾かしましょう。

また、シャンプーは「ハリ・コシを与えるタイプ」よりも「軽い仕上がりの保湿系」を選ぶと、自然なストレート感を保ちながらも柔らかさを維持できます。

ブラシを併用して風を分散させることで、ふわっとした印象に仕上がります。


トリミングで気をつけたいこと

直毛気味の子は毛先がまっすぐ落ちやすいため、丸みを意識したカットが似合います。

特に顔まわりや耳のラインを丸く整えると、柔らかい印象を出せます。

逆に全体を短くしすぎると毛流れが目立ち、パサついて見えることがあるため、サロンでは「毛量が少なく見えないようにカットして」と伝えるのがおすすめです。

また、サマーカット後は毛質が一時的に硬くなることがあるため、保湿スプレーやトリートメントミストでケアすると良いでしょう。

トイプードルの直毛に似合うおすすめヘアスタイル

「直毛のトイプードルはふんわり感が出にくいのでは?」と思う方も多いかもしれません。

ですが、毛質の特性を活かしたカットを選べば、すっきり上品にも、やわらかく可愛くも仕上げることができます。

ここでは、直毛気味の子にぴったりな3つのスタイルを紹介します。


ショートカット|ナチュラルで清潔感のある印象に

直毛の特徴である「まとまりやすさ」を生かしたスタイルです。

頭部から顔まわりをコンパクトに整えることで、軽やかで幼さの残る可愛らしい印象になります。

毛量が少ない子でもボリュームの偏りが出にくく、手入れがしやすくて崩れにくいのがメリット。

日常的に動き回る子や、ブラッシングを嫌がる子にもおすすめです。


ストレートカット|直毛を最大限に活かした上品スタイル

毛流れをそのまま活かし、ナチュラルなストレートラインを残すスタイル。

耳や尻尾の部分はあえてふんわり残すことで、全体のバランスが取れます。

トップやマズル(口周り)を丸く整えることで、直毛でも立体感と柔らかさが出せます。

トリマーに「自然なストレート感を残したい」と伝えると、ツヤのある上品な仕上がりになりますよ。


ウェーブカット|ふわっと感を演出するアレンジスタイル

直毛気味の子でも「ふわふわに見せたい」ときにおすすめなのがウェーブカット。

トリミングの際に軽くカーブをつけて仕上げることで、柔らかく温かみのある雰囲気を出せます。

軽いウェーブをかけておくと、伸びても毛が寝にくく、長期間ふんわり感をキープできます。

耳や足先にボリュームを持たせれば、より愛らしく見えます。


このように、直毛のトイプードルもスタイル次第で印象が大きく変わります。
毛質に合ったカットを選ぶことで、日々の手入れが楽になり、見た目の魅力もアップします。
巻毛の子とはまた違う、ナチュラルで洗練された可愛さを楽しんでみてください。

トイプードルの直毛について【まとめ】

トイプードルの「コーテッド」タイプは、直毛気味でツヤのある被毛が魅力。

巻毛とは異なるナチュラルな美しさを楽しめるスタイルです。

毛質に合わせたカットやケアを取り入れることで、扱いやすく清潔感のある仕上がりになります。

直毛も巻毛もどちらもその子の個性。

愛犬の毛質を理解して、ぴったりのスタイルを見つけてあげましょう。

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