アロワナの目だれまとめ|放置で治った?原因・防止法・手術の可否まで解説!

スポンサーリンク

アロワナ飼育でよく耳にする「目だれ」。これは病気ではないものの、見た目に影響し、鑑賞魚としての魅力が損なわれることがあります。

原因は水槽環境や視線の向きなど複数あり、完全防止は難しいとされますが、工夫次第で発生リスクを下げることが可能です。

本記事では、目だれの原因、防止法、放置で改善する可能性、そして手術による治療まで詳しく紹介します。

スポンサーリンク


目次

アロワナの目だれとは

目だれとは病気ではありません。

アロワナの眼球が飛び出し、ずっと下を向いたままの状態になることを目だれと呼びます。

病気ではない為健康に何の問題もありませんが、鑑賞性は下がります。

具体的な原因は明らかにされていませんが、水槽の横方面や下方向に注意が向くことで目だれが発生すると言われています。

自然界のアロワナはほとんど目だれを起こすことがないようです。

それはアロワナの餌である虫やカエルが水面にいること、常に水面(上)に注意が向いていることが要因と言われています。

確かにアロワナを飼育した場合、水槽の上からではなく、横からアロワナを眺めますよね。

餌も最初は浮いていますが、下に沈む餌もあります。そういうことから目だれが起こるかもしれませんね。

アロワナの目だれ防止法

目だれの防止には自然界と同じように上に注意を向けてあげるようにすると良いと言われています。

水面にピンポン玉を浮かべてあげる、底にあるレイアウトが気になる様子だったら外してしまう。

水槽の外の景色が気になるようでしたら、4面黒の水槽にする、暗い色の段ボールなどで囲うことで下に何もない、何も見えない状態にすれば下に興味が向くこともありません。

アロワナの目だれは治療が必要?治療方法を解説

アロワナが万一目だれになってしまった場合にも健康上何も問題ありませんので飼い主が気にならないのなら放置しても大丈夫です。

アロワナの育て方を調べた際、元気に育てるだけなら難しくないが、目だれなどを起こさないように育てるのはとても難しい、という情報がいくつもありました。

それだけアロワナは目だれしやすい、ということですね。

飼い主がアロワナの目だれを治す方法

基本的に放置では治りませんが、軽度の目だれならば治すことが出来ます。

これは予防方法と同じ理論ですが治療法は黒い紙で水槽を覆うなどして、アロワナから何も見えない状態を作ると改善されるようです。

他にもよく泳ぐ魚や浮き草を浮かべると良いとも聞きました。

混泳は目だれ防止にも良いという情報もありました。

餌と割り切って魚を混泳させ、そちらに注意を向けてあげると目だれを防止できるようです。

その時に中~上層部を泳ぐ魚にしましょう。

プレコなど下層部を泳ぐ魚だと底に注目してしまい目だれを起こしやすくなります。

専門医によるアロワナの目だれの治療方法

重度の目だれの場合は手術で治すことが出来ます。

軽度の場合は先ほど紹介したアロワナから水槽の外が見えない状態で1週間過ごします。

これで軽度の目だれは治りますが、重度の目だれを治すためには手術が必要。

手術内容はまずアロワナが暴れないように観賞魚用の麻酔をかけ、アロワナの眼球の裏にたまった余分な脂肪をかきだし、除去することで目だれを治します。

素人が手術をするのは絶対にやめましょう。目を傷つけるだけではなく、最悪死んでしまいます。

ショップなどで相談すると良いでしょう。

手術をして、直後は目だれが治っていますが、目だれが再発することもあります。

手術が失敗し、麻酔から覚めないということもあります。

なるべく目だれを起こさないようにした方が良いと思いますが、それでも目だれになってしまった場合はよほど気にならなければそのままにした方が良いかもしれません。

アロワナの目だれの手術について

アロワナの目だれ手術は、観賞魚専門のショップや獣医師が対応してくれる場合があります。

費用は個体のサイズや施設によって異なりますが、一般的には2万~5万円程度が目安です。

麻酔や術後の管理も必要になるため、料金が変動することがあります。

成功率については、軽度の目だれであれば7~8割程度は改善が見込めるといわれています。

ただし完全に元に戻るとは限らず、再発の可能性もあります。

特に重度の場合や長期間放置したケースでは、改善率が下がる傾向にあります。

また、手術には麻酔リスクが伴い、術後に体調を崩す個体もいるため、成功率だけでなくアロワナへの負担や再発リスクも考慮したうえで判断することが大切です。

項目内容
費用相場約2万~5万円
成功率(軽度)約70~80%
成功率(重度)約50%以下
再発率数か月~数年で再発するケースあり
主なリスク麻酔からの覚醒不良、術後の体調不良、再発の可能性

アロワナの目だれについて【まとめ】

アロワナの目だれは健康被害がないため、必ず治療が必要というわけではありません。

しかし、鑑賞性を重視する場合は予防が最も重要です。

水槽レイアウトや給餌位置を工夫し、日常的に上方へ注意を向ける環境を整えることで、発生リスクを下げられます。

もし発症した場合は、軽度なら遮光や環境改善で改善が見込めますが、重度なら手術も選択肢となります。

大切なのは、飼育者が納得できる形でアロワナの健康と美しさを両立させることです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次