安価なものから高価なものまで様々なアロワナ。
そんなアロワナを飼育している方、飼育しようと思っている方も多いと思います。
アロワナは大切に育てれば15年以上も長生きする魚なので、大切に飼育してあげたいですよね。

アロワナに多いトラブルに「目だれ」があります。
今回はアロワナの目だれについて、防止方法や治療方法などを紹介します!
アロワナの目だれとは
目だれとは病気ではありません。
アロワナの眼球が飛び出し、ずっと下を向いたままの状態になることを目だれと呼びます。
病気ではない為健康に何の問題もありませんが、鑑賞性は下がります。
具体的な原因は明らかにされていませんが、水槽の横方面や下方向に注意が向くことで目だれが発生すると言われています。
自然界のアロワナはほとんど目だれを起こすことがないようです。
それはアロワナの餌である虫やカエルが水面にいること、常に水面(上)に注意が向いていることが要因と言われています。
確かにアロワナを飼育した場合、水槽の上からではなく、横からアロワナを眺めますよね。
餌も最初は浮いていますが、下に沈む餌もあります。そういうことから目だれが起こるかもしれませんね。
アロワナの目だれ防止法
目だれの防止には自然界と同じように上に注意を向けてあげるようにすると良いと言われています。
水面にピンポン玉を浮かべてあげる、底にあるレイアウトが気になる様子だったら外してしまう。
水槽の外の景色が気になるようでしたら、4面黒の水槽にする、暗い色の段ボールなどで囲うことで下に何もない、何も見えない状態にすれば下に興味が向くこともありません。
アロワナの目だれは放置して良い?
健康上何も問題ありませんので放置しても大丈夫です。
アロワナの育て方を調べた際、元気に育てるだけなら難しくないが、目だれなどを起こさないように育てるのはとても難しい、という情報がいくつもありました。
それだけアロワナは目だれしやすい、ということですね。
アロワナの目だれは放置で治った?
基本的に放置では治りませんが、軽度の目だれならば治すことが出来ます。
治療法は黒い紙で水槽を覆うなどして、アロワナから何も見えない状態を作ると改善されるようです。
他にもよく泳ぐ魚や浮き草を浮かべると良いとも聞きました。
混泳は目だれ防止にも良いという情報もありました。餌と割り切って魚を混泳させ、そちらに注意を向けてあげると目だれを防止できるようです。
その時に中~上層部を泳ぐ魚にしましょう。
プレコなど下層部を泳ぐ魚だと底に注目してしまい目だれを起こしやすくなります。
アロワナ目だれの治療方法
軽度の目だれは治療可能。重度の目だれの場合は手術で治すことが出来ます。
軽度の場合は先ほど紹介したアロワナから水槽の外が見えない状態で1週間過ごします。
これで軽度の目だれは治りますが、重度の目だれを治すためには手術が必要。
手術内容はまずアロワナが暴れないように観賞魚用の麻酔をかけ、アロワナの眼球の裏にたまった余分な脂肪をかきだし、除去することで目だれを治します。
素人が手術をするのは絶対にやめましょう。目を傷つけるだけではなく、最悪死んでしまいます。
ショップなどで相談すると良いでしょう。
手術をして、直後は目だれが治っていますが、目だれが再発することもあります。
手術が失敗し、麻酔から覚めないということもあります。
なるべく目だれを起こさないようにした方が良いと思いますが、それでも目だれになってしまった場合はよほど気にならなければそのままにした方が良いかもしれません。
アロワナの目だれについて【まとめ】
アロワナの目だれについて紹介しました。
アロワナを飼育するうえで目だれは避けて通れない問題と言われています。
調べて初めて観賞魚の手術があることも知りました。
目だれは病気ではありません。目だれで死ぬこともありません。
単純に手術は可哀そうだなと感じました。防止できるのが一番です。
それでもなってしまった場合、よほどの事がなければ目だれは放置でも良いと思います。