
うさぎのケージをどこに置くべきか迷っていませんか?
日当たりやエアコンの風、家族との距離感など、置き場所ひとつでうさぎの快適さは大きく変わります。
本記事では、ケージの場所を変えるメリット・デメリットや、安全に移動する際の注意点を分かりやすく解説します。
うさぎのケージの場所を変えるのはどんな時?

うさぎのケージの場所を変えるきっかけは、いくつかの生活環境の変化にあります。
季節の移り変わり
最も分かりやすいのは季節の移り変わりです。
夏は直射日光や高温多湿を避けるため、風通しの良い涼しい場所へ。
冬は隙間風や寒さを防ぐため、比較的暖かい場所へ移動させる必要があります。
模様替えや引っ越し
また、模様替えや引っ越しなど、飼い主の生活スタイルの変化に合わせてケージの場所を変えることもあるでしょう。
家族構成が変わり、リビングの使い方が変わった時や、新しい家具を置いたことで動線が狭くなった時なども移動のタイミングです。
うさぎ自身の体調や性格の変化
さらに、うさぎ自身の体調や性格の変化によっても場所替えを検討する場面があります。
落ち着かずにソワソワしている場合は、静かな位置に移した方が良いこともあれば、逆に孤独を感じているようなら家族の目が届くリビングに移すのも一つの方法です。
うさぎのケージの場所の決め方の注意点

うさぎのケージを置く場所を決める際には、いくつかの重要な注意点があります。
室温と湿度
まず温度や湿度の安定です。
エアコンやストーブの風が直接当たる場所、窓際の直射日光が差し込む場所は避けましょう。
急な温度変化はうさぎに大きなストレスを与え、体調を崩す原因になります。
音や振動
次に音や振動です。
テレビやスピーカーの真横、玄関や廊下の人通りが多い場所は落ち着いて過ごしにくくなります。
ただし静かすぎて人の気配がまったくない場所も孤独を感じやすいため、家族の様子が感じられるリビングの一角などが望ましいでしょう。
安全性
さらに安全性の確認も欠かせません。
ケージの近くにコンセントやコード類があると、うさぎがかじって感電や事故につながる可能性があります。
観葉植物や掃除用洗剤などの有害物質、倒れやすい家具も近くに置かないように注意してください。
世話のしやすさ
最後に、掃除や世話のしやすさも考えておくと長期的に快適です。
毎日の給餌やトイレ掃除の際に動線が狭いと飼い主も大変になります。
うさぎの安心だけでなく、飼い主にとっても管理しやすい環境を整えることが結果的にうさぎの快適さにつながります。
NGエリア

- キッチンや洗面所などの水回り
キッチンや洗面所は温度や湿度の変化が激しいうえに、洗剤や調味料など有害なものが多く、うさぎにとって危険です。
さらに調理音や水の音も大きく、落ち着ける環境ではありません。
誤飲や事故を防ぐためにも水回りへの設置は避けましょう。 - 玄関や廊下など人通りが多い場所
玄関や廊下は人の出入りが頻繁で、ドアの開閉による外気の影響を強く受けます。
急な温度変化や騒音はうさぎに大きなストレスを与え、安心して休むことができません。
人の足元にケージがあると怪我につながる恐れもあるため不向きです。 - ベランダや屋外
ベランダや屋外は天候や気温の変化が直接影響し、夏の暑さや冬の寒さで体調を崩しやすくなります。
また、外敵や害虫のリスクも高く、うさぎを安全に守ることができません。
絶対に無理というわけではありませんが健康に長生きして欲しいと思うならやめておくべきです。

うさぎのケージの場所を変える際はレイアウトは変えない!

うさぎの性格によるところが大きいと思うのですが、ケージやサークルの場所を変えても、何も気にせず過ごすうさぎもいれば、しばらく落ち着かない素振りを見せるうさぎもいます。
筆者が現在飼育しているうさぎは、変化に敏感な方なので、場所を変えるとしばらくはサークル内をウロウロしています。
敏感なうさぎのケージやサークルの場所を変える時に注意する事は、ケージ内のレイアウトは変えずに場所だけ変えるようにしましょう。
また、敏感なうさぎはうるさい場所は落ち着かないと思うので、賑やかな場所への場所の変更はしないようにしましょう。
また、ケージの場所を変更した際は、近くにうさぎが齧ってしまう、コンセントやコード等危険な物がないか必ず確認しましょう。
うさぎのケージの場所を変えるメリットとデメリットについて
メリット
うさぎのケージの場所を変えるメリットは何なのでしょうか?
やはり、季節による環境や温度の変化を避ける事ができる事でしょう。
うさぎは気温の変化に弱いので、夏場に直射日光が入ってくる場所や、冬に隙間風が入ってきて気温が下がる場所では体調を壊す恐れがあります。
また、エアコンの風やストーブの熱が直撃する場所もよくありません。
ケージの場所を変える事で、そのような気温の変化からうさぎを守る事ができます。
デメリット
では、ケージの場所を変えるデメリットは何なのでしょうか?
先述したように、環境の変化に敏感なうさぎですと、しばらくは落ち着かない素振りを見せます。
おしっこの失敗などもするかもしれません。
けれど、数日から1週間程で環境に慣れてくると思いますので、様子を見ましょう。
時間帯によって場所を変えるような、頻繁な移動はストレスが大きいので控えましょう。
うさぎのケージの場所を変えるメリットデメリット【まとめ】
うさぎのケージ置き場所は、気温・騒音・安全性のバランスを考えることがポイントです。
性格や季節に合わせて工夫すれば、快適で安心できる環境が整います。
ぜひ今回の内容を参考に、うさぎが安心して過ごせる最適な場所を見直してみてください。
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