
うさぎのメスが急にマウンティングを始めて驚いた経験はありませんか?
「発情かな?」と思う方も多いですが、実は縄張り意識やストレスなど複数の理由が隠れています。
この記事では、メス特有のマウンティング行動の意味と正しい対処法をわかりやすく解説します。
うさぎのメスがマウンティングしながら噛む意味は?

うさぎのメスがマウンティングをしながら噛む意味は、オスとは違い発情・繁殖行動の意味よりも縄張りの主張や優位性を示す場合に見せることが多いようです。
例えば自分の縄張りだと思っている場所に別のうさぎや人が入り込んだ場合に「自分の縄張りが荒らされた」と捉えてしまい、マウンティングをすることがあります。
また、相手よりも自分が強い、力があると主張したい時にマウンティングで示そうとします。
マウンティングの際に勢いあまって噛んでしまう個体もいるようです。
うさぎのメスがマウンティングするタイミングと心理

発情期以外でも見られる行動
うさぎのメスがマウンティングをするのは必ずしも発情期だけではありません。
むしろ、日常的に「自分の方が強い」「この場所は自分のもの」と示すために行うことが多いのです。
特に複数飼育している場合は、上下関係を決めるためにマウンティングが繰り返されることがあります。
人に対して行う理由
飼い主に対してマウンティングをするのは、単に甘えているのではなく「自分の方が上だ」と誤解しているサインであることがあります。
最初は可愛らしくても、そのまま放置していると噛みつきやわがまま行動に発展する恐れがあります。
したがって、早めに対応を心がけることが大切です。
環境やストレスが原因の場合
ケージが狭かったり、運動不足が続いたりすると、ストレスを発散する方法としてマウンティングを行うこともあります。
遊び時間やおもちゃを増やすことで行動が落ち着くケースも多いため、環境の見直しも有効な対策となります。
うさぎのメスがマウンティングするときの対処方法

うさぎのメスが人にマウンティングした時には、優位性を示したり優位性をつけるためにしていると考えられます。
うさぎは人を認識するため、家族の中でも特定の人にのみマウンティングしたりすることがあります。
人に対してのマウンティングを放置していると、「やっぱり自分の方が偉いんだ!」と勘違いしてしまい、だんだんと行動がエスカレートして噛みついたり、抱っこを嫌がったり、えさ箱をひっくり返して主張を通そうとするなどの問題行動に繋がってしまいます。
うさぎがマウンティングをしてきたときには、基本的に無視をしながらマウンティングしようとした手や足をうさぎから遠ざけるようにしましょう。
それでも執拗にしようとする場合は、うさぎにおもちゃを与えて気を逸らすようにしましょう。
それでもしてこようとする場合は、速やかにゲージに入れて落ち着かせることを繰り返すようにしましょう。
うさぎは頭が良いので、何度か繰り返している内に「マウンティングをするとゲージに入れられてしまう」と理解してマウンティングをしなくなります。
噛みつきなどを伴う激しいマウンティングの場合はうさぎの体にも負担をかけてしまうので、止めるようにしましょう。
うさぎのオスがマウンティングするときの対処方法

うさぎのオスがマウンティングをしてくる場合には、メスと同じように優位性を表したいときの他に、発情・繁殖行動が原因になります。
優位性を示したいマウンティングの場合は、メスと同様に無視をすることが1番ですが、発情期でのマウンティングの場合は「スプレー行動」も見られる場合があります。
「スプレー行動」というのはおしっこをスプレーのように飛ばしてしまう行為です。
この場合は行動は残念ながら行動を制御することは出来ませんので、サークルで囲って遊べる空間を制限するようにしましょう。
サークルで制限することによって「縄張りはこの範囲」と分からせることができます。
また、スプレー行動をしてしまった場合には、臭いが残らないように消臭スプレーなどを使用して掃除をしましょう。
うさぎのメスがマウンティングをする意味は?【まとめ】
うさぎのメスがマウンティングをするのは自然な行動ですが、放置すると噛みつきや問題行動に繋がることもあります。
行動の意味を理解し、無視・おもちゃ・ケージでのクールダウンといった対応を繰り返すことで、徐々に落ち着かせることができます。
困ったときは獣医師や専門書も参考にしながら、信頼関係を大切にした飼育を心がけましょう。