柴犬が吐くときの原因と対策まとめ|色や症状でわかる危険サインとは?

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柴犬は比較的吐きやすい犬種ですが、単なる吐き戻しと病気による嘔吐は見た目では区別が難しいこともあります。

この記事では、吐いた時の色・回数・行動などから考えられる原因と、家庭でできる初期対応をわかりやすくまとめました。

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目次

柴犬が吐く時の原因と対策について

これまで自分が体験したり、飼い主さん達から聞いたことを、原因別にまとめてみました。

食べ過ぎ

筆者の9歳の柴犬が昼に鶏肉や鮭などを多く食べた2時間後、歩行中に未消化の食べ物を吐きました。

白っぽい液に肉片が混ざっていましたが、吐いた後は元気で、数時間後には普段通りに食事を再開

食べ過ぎによる一過性の嘔吐でした。


ストレスなどのメンタル面の影響

10歳の柴犬は、家族に過度に構われてストレスを感じると吐くことがあるそうです。

身体に異常はなく、一時的な反応でした。

また、3歳の柴犬は飼い主の不在で嘔吐と下痢を繰り返し、病院でストレス性胃腸炎と診断。

薬で一時的に回復し、飼い主が戻ると完全に治りました。精神的要因による嘔吐も珍しくありません。


アレルギー反応

病院でワクチンを打った犬が、突然灰色の塊を静かに吐きました。

アレルギー反応による嘔吐で、すぐ処置されて無事でした。

私のフェレットもワクチン後に白い液を吐いた経験があり、アレルギー症状は発現の仕方が個体によって異なります。

ワクチンや新しいフード後の嘔吐は、すぐ受診を。


草を食べた

柴犬は体調が悪いとき、細長い草を食べて吐くことがあります。

草が混じった吐しゃ物や、便に草が出ることも。

多くは自然な行動で、一度きりなら病院に行かず様子を見る飼い主が多いようです。


喉や食道への刺激・詰まり

私の柴犬は3年間で5回吐きましたが、4回は「吐き戻し」でした。

ガムや小魚のかけら、丸呑みしたフードが喉に引っかかり、白っぽい未消化物を吐く形です。

吐いた後すぐ元気に戻り、再びフードを食べようとする場合は深刻ではありません。

ただし、原因になったおやつは再度与えないようにしましょう。


中毒

散歩中に除草剤のにおいを嗅いだゴールデンが緑色の液を吐き、倒れた例があります。

命は助かりましたが、危険な状況でした。

また、秋田犬が道端の何かを口にして3日間嘔吐・下痢を続けた例も。

チョコレートや薬品など、家庭内にも中毒の危険があります。

散歩中や室内でも誤食に注意が必要です。


病気

13歳の犬が黄色い液を吐いた数日後に亡くなった例、14歳の柴犬が腫瘍後に異常な食欲と嘔吐を繰り返した例もあります。

加齢や持病による嘔吐は、他の症状と合わせて重篤なサインの可能性があります。

高齢犬の嘔吐は特に慎重な観察と早めの受診が重要です。

吐いたものの色による原因と対策について

柴犬が吐いたときは、色や匂いでおおよその原因を判断できます。


白いもの

泡状の白い吐しゃ物は胃液によるもので、長時間の空腹が原因の場合が多いです。

病気の可能性は低く、食欲が戻れば心配いりません。

少量のスープやウェットフードで空腹時間を減らすとよいでしょう。


黄色いもの

胆汁が混じった胃液です。

空腹や食べ過ぎ、またはアレルギー反応が原因の場合があります。

ふやかしたフードを少量ずつ与えて様子を見ましょう。

新しいフードやおやつを与えた直後なら、原因を特定して控えることが大切です。

嘔吐が続く場合は受診を。


茶色〜黒色のもの

未消化フードを含む薄い茶色なら心配いりませんが、濃い茶色や黒い場合は血液が混じっている可能性があります。

腫瘍や潰瘍など重い病気のサインなので、すぐに病院へ。

また、便のような臭いがする場合は腸閉塞の疑いがあり、緊急対応が必要です。
色だけで判断せず、元気や食欲、体温、回数もあわせて観察し、異変があれば早めに受診しましょう。

柴犬が吐いたときの見極めポイントと対処手順

まず確認すべき4つの観察ポイント

柴犬が吐いたとき、まず飼い主が冷静に確認すべきは次の4点です。

  1. 吐いた直後の行動(すぐ元気に歩くか、ぐったりしているか)
  2. 吐いた回数と間隔(1回だけか、数時間おきに繰り返しているか)
  3. 吐いたものの内容と色(未消化物・泡・血液・異物など)
  4. 体温や食欲・排泄の状態(普段通りか、変化があるか)

1回きりで元気があり、食後すぐに吐いた場合は一時的な「吐き戻し」の可能性が高いですが、
繰り返す・水を飲むたびに吐く・血が混じるなどの場合は消化器疾患の疑いがあり、すぐに受診が必要です。


病院に行くべきサイン

以下のような症状が見られる場合は、時間外でも病院へ連絡しましょう。

  • 吐いたものがコーヒー色・黒色・便臭がある
  • 一日に3回以上吐く、または吐き気が止まらない
  • 水を飲んでもすぐ吐く
  • ぐったりして動かない/震えている
  • 吐いたあと下痢・発熱・痙攣などを伴う

特にシニア犬(10歳以上)の柴犬では、消化器腫瘍・肝臓疾患・腎不全などが隠れていることもあるため、早期発見が命を左右します。


吐いた後のケア方法

軽い吐き戻しで元気がある場合は、すぐに食事を与えず2〜3時間は絶食して胃を休ませましょう。

その後、少量のぬるま湯でふやかしたドライフードやウェットフードを与えるのが安全です。

一方で、嘔吐を繰り返している場合は水を与えないことが大切です。水が胃を刺激して再び吐いてしまう恐れがあります。

また、吐いたものはできるだけ残して写真を撮るか、実物を密閉容器に入れて動物病院へ持参しましょう。
内容物の状態や色が、診断の手がかりになります。

柴犬が吐く時の原因と対策【まとめ】

柴犬が吐いたとき、慌てず「回数・色・元気さ」の3点を確認しましょう。

軽度なら自宅でケアできますが、何度も吐く・血や黒色が混ざる場合はすぐに受診を。

日頃から食事・散歩・ストレス管理を見直すことで、嘔吐のリスクを減らすことができます。

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