
ふわふわで人懐っこいポメラニアン。
「かわいいけど頭が悪い」と言われることもありますが、実際には状況を理解し、感情を読み取る高い知性を持っています。
この記事では、なぜそう見えるのか、そして本当の賢さを引き出す方法を詳しく解説します。

ポメラニアンは頭が悪い?

小さな体で元気いっぱいに遊ぶポメラニアンの姿って、とてもかわいいですよね。
でも、「ポメラニアンってかわいいけど、頭悪いよね」と言われることがあります。
なぜ、そのように言われてしまうのでしょうか?
ポメラニアンが頭が悪いと言われる理由は3つあります。
吠えやすい

ポメラニアンは高い声でよく吠えるため、「うるさい犬」「頭が悪い」と思われがちですが、実際は理由があって吠えています。
多くは要求(遊びたい・おやつが欲しい)、警戒、恐怖、縄張り意識、痛みなどです。
これは本能的な反応で、警戒心が強い証拠でもあります。
吠える理由を理解して対処することが大切です。
大声で「うるさい!」と怒鳴るのは逆効果で、犬は“遊んでもらえた”と勘違いします。
無視して落ち着いたら褒める、静かにできたときにご褒美を与えると学習しやすくなります。

甘やかすと反抗的になる

可愛さに負けておやつや要求にすぐ応えると、ポメラニアンは「わがままでも許される」と覚えます。
これが無駄吠えや噛み癖の原因に。
叱るときは短く「ダメ」と伝え、やめた瞬間にしっかり褒めるのがポイントです。
行動を区別して教えることで、ポメラニアンは正しい判断を身につけていきます。
興奮しやすい

ポメラニアンは遊び好きでテンションが上がりやすい犬種です。
興奮状態のときに「おいで」と呼んでも聞こえていません。
低い声で落ち着かせ、静かになったらすぐ褒めることで“冷静なときに褒められる”と理解します。
冷静に導く飼い主の態度が、ポメラニアンの賢さを引き出す鍵です。
ポメラニアンは賢い?

120種類ほどいる犬種のなかで、知能の高い犬種ランキングの上位にくるのは、シェパードやコリー、ドーベルマンなどの大型犬が多いです。
知能の高い犬種ランキングでポメラニアンは、23位あたりの位置づけになっています。
ポメラニアンの祖先は、大型犬に位置するサモエドとされています。
大型犬を祖先にもつポメラニアンなので、小型犬ながらに頭がいいとされるのもわかる気がしませんか?
ポメラニアンが頭が悪いと言われる理由を探ってきましたが、ちゃんとしつけをすれば覚えてくれる学習能力が高いということに気づきました。
人になつくし、言うことを覚えるし、実はポメラニアンって賢い?と思いませんでしたか?
ポメラニアンが賢さを発揮する瞬間
ポメラニアンは単に「かわいい」「吠える」といった印象で語られがちですが、実は日常の中でその“賢さ”が光る瞬間が多くあります。
状況を理解して行動する観察力

飼い主の行動をよく観察していて、「ごはんを準備している」「散歩に行く」「外出の支度をしている」など、状況を把握して自ら行動を変えることができます。
例えば、靴を履く音を聞くだけで玄関へ走って行ったり、リードを見ただけでしっぽを振り始めたりするのは、
ポメラニアンの“観察学習”の高さを示しています。
言葉やジェスチャーを覚える記憶力

「おすわり」「まて」「おいで」などの基本コマンドに加え、ポメラニアンは言葉のトーンや指の動きといった非言語的な合図も覚えることが得意です。
家族ごとに違う声のトーンを聞き分けることもあり、人間の感情を読み取る力が非常に高い犬種といえます。
そのため、叱るよりも褒めて伸ばすしつけの方が効果的です。
失敗から学ぶ応用力

失敗しても同じミスを繰り返さない「学習能力」も特徴です。
トイレを失敗して叱られた経験をきっかけに、静かな環境で落ち着いて排泄するようになる子も多いです。
これは“反省”ではなく、“結果と原因を結びつけて学ぶ力”があるということ。
ポメラニアンの頭の良さは、「一度覚えたことを応用する柔軟さ」にあると言えるでしょう。
ポメラニアンは人になつく?

ポメラニアンは、好奇心旺盛で遊ぶことが大好きなんですよね。
ポメラニアンが人になつくといわれる理由
- 抱っこされるのが大好きな甘えん坊
- 好奇心旺盛で遊ぶことが大好き
- 小さい体に似合わず体力があって活発
人になつく学習能力の高いポメラニアンとの生活には、遊びをくわえたしつけを取り入れていくことがおすすめです。
お手が出来たとき、トイレでおしっこが出来たときなど、大げさなくらい飼い主が褒めてあげるといいですね。
遊びを取り入れながらしつけをすることで、ポメラニアンと飼い主の間に信頼関係がうまれていきます。

ポメラニアンは頭が悪いの?【まとめ】
ポメラニアンは、単に“かわいいだけ”の犬ではなく、飼い主の行動や言葉をしっかり観察し、学習して応用できる知的な犬種です。
頭の良さを引き出すのは飼い主の接し方次第。
日々の遊びやしつけを通して、信頼関係を深めていきましょう。