トイプードルが震える姿を見ると心配になりますよね。
実は「寒いから震えている」とは限りません。
この記事では、震えの原因を見極めるポイントと、家庭でできるケア方法をわかりやすく解説します。

トイプードルが震える原因

トイプードルが震える原因として考えられるのは、生理的なものとストレスによるもの、病気によるものに分けられます。
それぞれどのような原因が考えられるか詳しく説明していきますね!
生理的な震え
生理的な震えには、寒さの他に、恐怖や緊張、加齢などが考えられます。
震えの原因が特定の状況によっておこるのか確認しましょう。
トレーニングや行動の修正を行うことで改善が見られる場合があります。
ストレスによる震え
続いて、ストレスによる震えです。これは、自律神経のバランスの変化が原因とされています。
何に対して震えるのか普段から苦手なものを見つけてあげ、避けたり慣れさせる練習で予防できます。
ストレスはできる限り取り除いて安心させましょう。
病気よる震え
ヘルニアは痛みでじっとして動きたがらず体が震えている症状の時があります。
他に体を触ると嫌がったり痛みで食欲がおちたりします。
ですが、膵臓などの内臓からくる痛みで同じ症状が見られることもあるので注意が必要です!
他に原因不明の突発性てんかん、脳炎や脳腫瘍、水頭症など気をつけないと意識障害やけいれん発作を起こしてしまいます。
トイプードルの震えが軽度な場合
見極め方

震えが生理的な原因の場合とストレスからくるものであれば、飼い主さんのちょっとした行動で改善することができます。
生理的な原因から震えがくる場合
音に怖がっている場合が考えられます。
小さな音から慣れさせてあげたり、嫌な音は聞こえないようシャッターを閉めたり飼い主さんが対策をとってあげましょう。
また、冬に多い寒さでトイプードルが小刻みに震える場合は暖かい洋服を着せてあげましょう。
なかなかありませんが、緊張から体調面にまで影響する場合も考えられます。
まずは、このような対処をした上で、改善が見られないのであれば動物病院で相談してみましょう。
年齢によるものや体質から震えがくる場合
高齢犬や運動不足により筋肉量が減ってくることで力を入れることができなくなり震えが見られることもあるんです。
筋力の衰えの場合、高齢犬は坂道や階段は足に負担がかかるので、お散歩コースは平坦な道を選んでゆっくり歩いてあげるといいですね。
また太り過ぎてしまうと動くことが苦手になり、そうすると筋力が落ちてしまい足に震えがでる場合もあります。
こちらは、エサや普段の生活を改善し、体重管理をすることで対策になりますね。
対処法と日常ケア

震えの原因がわからないとき、まず飼い主さんが冷静に見守りながらできるケアを知っておくと安心です。
焦らず、観察と環境づくりの両方でサポートしていきましょう。
震えのタイミングを観察する
トイプードルが震えるときは、「いつ・どんな状況で震えたのか」を記録することが重要です。
例えば「夜だけ震える」「ご飯のあとに震える」「留守番中だけ震える」など、タイミングに一貫性があるかをチェックしましょう。
動画で撮影しておくと、動物病院での診断にとても役立ちます。
また、震えが断続的に続く場合や、呼吸が速くなっているときはストレスではなく痛みの可能性もあります。
その場合は、早めの受診をおすすめします。
体を温める環境を整える
冬場の震えは「室温の低下」が多い原因です。
トイプードルはシングルコートで保温力が低いため、室温は22〜25℃を目安に保ちましょう。
毛布やペットヒーターを用意する場合は、低温やけどに注意して「逃げ場」をつくることが大切です。
服を着せる場合も、締めつけすぎない柔らかい素材のものを選び、寝ている間は脱がせるのが理想的です。

スキンシップで安心感を与える
トイプードルは非常に繊細で、飼い主さんの感情に影響されやすい犬種です。
飼い主さんが緊張していたり、大声を出してしまうと、さらに震えが悪化することもあります。
手のひらで優しく背中をなでてあげたり、穏やかな声で話しかけて安心させてあげましょう。
無理に抱っこせず、犬が落ち着ける距離感を保つのがポイントです。
こうした小さな習慣の積み重ねで、トイプードルは「ここは安全だ」と感じ、震える回数が少なくなっていきます。
重度のケースと判断の仕方

トイプードルの震える原因の中には注意が必要な場合もあります。
それは病気からくるケースです。
危険なサイン大きく3つ!
- 意識のないまま全身が震えた後に手や足がつっぱるようなけいれん発作
- 震えとともに発熱がある
- 元気がなく食欲もない
このような症状が出た場合は、すぐにお医者さんにみてもらうことをおすすめします!

トイプードルが震える理由とは?【まとめ】
トイプードルの震えには、寒さ・ストレス・病気とさまざまな要因があります。
小さな変化を見逃さず、日々の記録や動画で原因を特定してあげましょう。
不安なときは早めに動物病院へ。