猫が胸の上で寝る理由と注意点!マウントではなく信頼の証?動けないときの対処法も

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猫が胸の上で寝てくるのは、愛情を感じられる瞬間ですよね。

しかし、息苦しかったり体が痛くなったりと困ることもあるでしょう。

この記事では、猫が胸の上で寝る理由と、マウントではないという真相、さらに安心して添い寝するための注意点を紹介します。

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目次

猫が胸の上で寝る理由とは?

猫が飼い主の胸の上で寝る理由はいくつかあります。

安心感と信頼

猫は飼い主を信頼しており、飼い主の側に寄って安心感を得ることができます。

胸の上で寝ることで、飼い主の温もりや匂いを感じながらリラックスすることができます。


母性本能への憧れ

幼い頃に母猫の胸の上で安心して眠った経験がある猫は、飼い主の胸の上で同じような安心感を求めることがあります。

母猫との絆や安全な状況を思い出すことで、猫が飼い主の胸の上で寝ることがあります。


温かさと快適さ

飼い主の胸の上は体温が高く、猫にとって温かく快適な場所です。

特に冬季などは、飼い主の温もりを求めて胸の上で寝ることがあります。


注意を引きたい

猫が飼い主の胸の上で寝ることで、飼い主の注意を引こうとする場合があります。

猫が寂しさや不安を感じているときに、飼い主の注意を求めて胸の上で寝ることがあります。

どの理由も信頼関係がしっかりできている場合のみです。

まったくなついていない、信頼していない人には猫は寄り付きません。

寒いとしても、敵であればくっついて暖をとろうとは思いませんよね。

体調が悪いときにも、信頼のおける間柄でなければ頼ろうとしません。

甘えている、独り占めしたいなどとても愛らしい理由ですね。

すこし寝にくいこともありますが、つい許してしまいそうです。


飼い主にマウントを取っているわけではない?

飼いネコが飼い主の胸の上に乗ることから「もしかして飼い主にマウントを取っているのかも?」と誤解されるかも知れません。

しかし一般的に、犬のように明確な「マウント」という行動は猫にはありません

猫が飼い主に対して体の上に乗る行動があるかどうかは、猫の個性や環境によって異なりますが前項で解説したような理由によるものであり、マウントとは異なります。

したがって、猫が飼い主の上に乗る行動は一般的には愛情やリラックスの表れと考えられますが、マウントとして犬のような意味合いではありません。

寝る場所でちがう猫の気持ち

猫が飼い主の寝る場所を選ぶ理由にはいくつかの要素があります。

顔の近く

猫が飼い主の顔の近くで寝るのは、信頼感や安心感の表れであり、飼い主に対する愛情や警戒心が関係しています。


足元

足元で寝る猫は、飼い主に対する警戒心や自己防衛本能が働いているため、親密な関係にあることを示す行動です。


布団の中

布団の中で寝る猫は、暖かくて快適な場所を求めており、飼い主の体温や愛情を求めている可能性が高いです。


布団の上

布団の上で寝る猫は、飼い主に甘えたい気持ちを表す行動であり、親密な関係を築いていることを示しています。


布団の外や離れた場所

布団の外や離れた場所で寝る猫は、警戒心が強く自己防衛本能が働いている可能性があります。

しかし、遠くから飼い主の様子を見守っていることもあります。

猫は胸の上で寝る以外にも、飼い主の近くで寝ようとする子がいます。

どこで寝るかによって、猫の気持ちはちがうのです。

足元に寄り添うように寝る子は甘えたいと思っていても大胆に甘えられない、ツンデレ気質な猫に多いです。

頭元や顔の近くで寝る子は甘えん坊で、普段から甘えたがる性格をしています。

猫同士で愛情を示すときに、口や鼻をくっつけてスキンシップをとります。

顔の近くで寝ていて、たまに鼻にキスされた経験がありませんか?

猫からの愛情表現ということがわかると嬉しい行動ですね。


猫が胸の上で寝るけどおしりを向けられる場合

猫が胸の上で寝るときにおしりを向けるのは、決して嫌われているわけではありません。

実はそれ、信頼と安心のサインです。

猫にとって背中やおしりは急所であり、敵に向けることはありません。

そのため、飼い主の方へおしりを向けるのは「この人なら自分を守ってくれる」と信じている証拠なのです。

また、胸の上では飼い主の呼吸や心音を感じることができ、母猫の体内にいた頃のような安心感を得られるともいわれています。

おしりを向けて寝ているように見えても、実際は飼い主の温もりを感じながらリラックスしている状態なのです。

つまり、猫が胸の上でおしりを向けて寝るのは「信頼しきっているからこそ」。

ちょっと寂しく感じるかもしれませんが、それはあなたにしか見せない深い愛情表現です。

猫が胸の上で寝るときの健康リスクと注意点

猫の体重が負担になることも

猫が胸の上で寝る姿は愛らしいものですが、飼い主にとっては呼吸のしづらさや体の痛みにつながることもあります。

特に成猫で体重が5kgを超える場合、胸部への圧力がかかり続けることで睡眠の質が下がったり、血流が滞る原因になることがあります。

寝返りを我慢してしまうと、腰や肩、背中に痛みが残ることもあるため、無理せず体勢を変えることが大切です。


呼吸器や心臓疾患がある人は要注意

気管支炎やぜんそく、心臓疾患を持っている人は、胸の上に猫が長時間乗ることで呼吸が浅くなり、体に負担をかけてしまうことがあります。

猫が自分の上で寝たがる場合でも、上半身ではなく横や足元で添い寝してもらうように誘導しましょう。

たとえば枕の横にブランケットを敷くなど、猫が安心して近くにいられるスペースを作るのがポイントです。


猫の安全にも配慮しよう

反対に、猫のほうが危険なケースもあります。

寝返りを打った拍子に押しつぶしてしまったり、毛布の中で息苦しくなる場合があるため、飼い主の動きに気づかず寝ている猫は注意が必要です。

小柄な猫や子猫の場合は特に圧迫事故のリスクがあるため、寝る位置をあらかじめ決めておくことが安心です。

寝る前に猫を撫でながら「ここで寝ようね」と声をかけ、胸の上以外の落ち着ける場所を覚えさせてあげるとよいでしょう。


猫が胸の上で寝ると重い時はどうする?

猫が胸の上で寝る理由は信頼の証である、愛情表現だ、と理解できても動けないのは体がつらいですよね。

お昼寝程度であれば我慢できそうですが、毎晩の睡眠のときであればぐっすり眠れずに困ってしまいます。

猫が上に乗っているからと我慢する必要はありません。

体がつらいと思えばそっとおろして寝返りをしても大丈夫です。

猫はまた落ち着く場所にくっついて寝たり、場所を変えたりしてくれます。

起こすとかわいそうと思うかもしれませんが、猫はあまり気にしていません。

むしろ構ってくれたと前向きにとらえてくれることもあります。

胸の上で寝始めたときにそっとおろして、寄り添うように寝てみましょう。

繰り返すことで、添い寝で満足するようになります。

胸の上で寝ることが習慣になる前に、ちがう方法で一緒に寝ることを覚えさせるのが良いですよ。

子猫のうちは小さく軽いので気にならなかったとしても、成猫になれば5㎏を超えます。

種類によって大型猫であれば10㎏を超す体重になる子もいますね。

重くて寝るどころではありません。

初めのころはかわいらしいと思ってもずっと続くとつらくなります。

健康のためにも睡眠の質を落とさないよう、添い寝で満足してもらいたいですね。

猫が人の胸の上で寝る理由は?【まとめ】

猫が胸の上で寝るのは、あなたを心から信頼している証です。

とはいえ毎晩となると体への負担もあるため、無理せず添い寝スタイルに切り替えてOK。

優しく寄り添いながら、猫と快適な睡眠リズムをつくっていきましょう。

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