猫のマーキング対策はどうする?室内でできる防止法としつけのコツ

スポンサーリンク

猫のマーキングは自然な行動ですが、室内で続くとにおいや汚れの原因になります。

この記事では、賃貸でもできる猫のマーキング防止法やしつけのコツ、そして根本的な改善策を解説します。

スポンサーリンク


目次

猫のマーキングとは?

マーキングとは自分の安全の居場所としてにおいを付ける行為のことです。

ただ体を物や室内の壁に擦り付けるだけならまだいいのですがひっかいたりおしっこなどをしてにおいを付けたりもします。

こういう行為を行うことでマーキングをします。

発情期になるとこの行動が活発化します。

発情期に活発化する

マーキングはオス・メスどちらの猫にも見られる行動で、発情期に活発になります。


メスは避妊手術後に落ち着く

メスは避妊手術を行うことで発情が収まり、体をこすりつける程度の軽いマーキングに落ち着くことが多いです。

オスのスプレー行為

一方、オスによく見られる「スプレー行為」は、トイレ以外でおしっこをしてにおいを残す行動です。


原因は発情だけでなく、トイレ環境への不満(砂の量が少ない・汚れが残っているなど)も考えられます。

常に清潔なトイレを保ち、猫がしっかり埋められる量の砂を入れてあげましょう。

また、トイレの場所を変えると混乱して同じ位置でスプレーすることがあります。

模様替えをしてもトイレの位置は変えず、落ち着ける環境を維持するのが大切です。

マーキングはストレスでも起こるため、環境変化や不満を早めに察してあげることが最大の予防策になります。

猫のマーキング対策グッズ

ペット専用のにおい消しスプレー

定番のペット専用のにおい消しスプレー。

種類が多いのでそこまで何かが違うということはないとは思いますが飼い主にも猫にとってもあったスプレーで対策をしましょう。


フェロモン拡散器(フェリウェイなど)

猫が落ち着くフェロモン成分を拡散する装置で、マーキング行為の軽減に非常に効果があります。

コンセント式のディフューザータイプを使えば、部屋全体に安心感が広がり、ストレスや縄張り不安を抑えることができます。

「発情期や引っ越し後」「多頭飼いで落ち着かない」などの環境にもおすすめです。


トイレ環境改善グッズ

スプレー行為の原因がトイレにある場合も多いため、以下のようなアイテムで環境を整えましょう。

・広めのトイレ(猫の体の1.5倍以上が理想)
・消臭・抗菌タイプの猫砂
・自動清掃トイレ(常に清潔を保てる)

また、トイレの場所を頻繁に変えないことも重要です。猫は「いつもの場所」で安心して排泄します。


猫が嫌がるにおいの忌避スプレー

マーキングをしてほしくない場所には、猫が苦手な柑橘系やハーブ系の香りを含む忌避スプレーを使いましょう。

家具の下や壁の前など、特定の場所だけをピンポイントで防げます。

ただし強いにおいは猫のストレスになることもあるため、少量から試すのがコツです。


マーキング跡用の消臭マット・シート

同じ場所で繰り返しスプレーしてしまう場合は、吸水+消臭効果のあるマットを敷くと効果的です。

壁の下や家具の裏などに貼るタイプもあり、賃貸物件でも安心。

においをしっかり吸着して残り香を断ち切ることで、再マーキングを防ぎます。


マーキング対策グッズは「においを消す」だけではなく、
猫の安心感を与える環境づくりに役立つアイテムを中心に選ぶのがポイントです。
特にフェロモン拡散器とトイレ改善は効果が高く、スプレー行為を減らす第一歩になります。

猫のマーキング行為をやめさせるしつけと根本的な対策

去勢・避妊手術が最も効果的な防止策

猫のマーキング行為を根本から減らすには、去勢・避妊手術が最も有効です。

特にオス猫は発情期にスプレー行為(尿を飛ばすマーキング)を行う傾向が強く、去勢手術をすることで90%以上の猫がこの行動をしなくなるといわれています。

メス猫も発情期のストレスが軽減し、体をこすりつけるマーキング行動が落ち着くことがあります。

ただし、手術後すぐに完全にやめるとは限らず、数週間~1か月ほどかけて徐々に行動が減っていくケースも多いです。

生後6か月前後の若いうちに行うと効果が高い傾向にあります。


ストレスを取り除く環境づくり

マーキングの原因は「発情」だけでなく、「不安」や「縄張り意識の高まり」からくるストレスにもあります。

たとえば以下のような環境の変化がストレス要因になります。

・引っ越しや模様替えなどの環境変化
・多頭飼いでの縄張り争い
・飼い主が長時間留守にする
・トイレの場所や種類を頻繁に変える

猫は「においの安定」を好むため、家具やトイレの位置はなるべく固定し、静かで安心できる空間をつくりましょう。

猫が落ち着ける隠れ場所(キャットハウスや段ボールなど)を設けるのも有効です。


マーキング跡の消臭は徹底的に

マーキング対策の基本は「においを完全に消す」こと。

猫は自分のにおいが残っていると、同じ場所に繰り返しスプレーしてしまいます。

市販の消臭スプレーを使う場合は「猫用」「アンモニア分解タイプ」を選びましょう。

家庭用のアルコールや漂白剤では完全ににおいが取れないうえ、猫が嫌がる刺激臭を残すこともあります。

壁やカーテンなど布製品についた場合は、洗濯・天日干し・専用消臭剤の併用が効果的です。

どうしてもにおいが取れないときは、その部分に猫が近づけないようフェンスを設置するのも一案です。

猫のマーキング防止対策~室内編【まとめ】

猫のマーキング行為は叱って止めるよりも、原因を取り除くことが大切です。

去勢・環境の安定・清潔なトイレを保つことで、ほとんどの猫が安心して過ごせるようになります。

もし改善しない場合は、獣医師に相談し行動療法やフェロモン製品の併用を検討してみましょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次