
チワワの顔が急に変わって「うちの子どうしたの?」と驚いた経験はありませんか?
それは多くのチワワが通る「ブサイク期」かもしれません。
この記事では、ブサイク期の時期や特徴、乗り越えるためのケア方法まで詳しく解説します。

チワワのブサイク期ってなに?

チワワのブサイク期は生後3〜4ヶ月ごろに訪れる成長段階の一つです。
この時期は、赤ちゃんのフワフワした産毛が抜けて大人の被毛に生え変わるタイミングで猿期とも言われます。
顔や体つきが一気に変わるため、「うちの子ハゲてきた?」「病気かも?」と驚く飼い主さんも多いでしょう。
しかし、これは自然な成長過程であり、チワワが健康に成長している証拠です。
顔まわりやお腹の毛が抜けると一時的にアンバランスに見えますが、数ヶ月で新しい毛が生えそろい、より整った顔立ちになります。
ブサイク期を知らないと焦ってしまいますが、心配はいりません。
この時期を過ぎると、輪郭がはっきりし、「子犬から美しい大人のチワワへ」と変化していく姿を楽しめますよ。
チワワのブサイク期の特徴
参考ツイート
【悲報】
— ちぃたDay's by まこシャーク🦈 (@chitaDays) May 29, 2022
ちぃたくん。
チワワ特有のブサイク期に突入した模様。 ◕ᴥ◕ pic.twitter.com/w8BTYmuAu4
2枚目3枚目はいわゆるチワワのブサイク期笑
— nao良く言やドリーマー (@sdc_nao) March 21, 2019
#これ見た人は子犬が成長した画像貼れ pic.twitter.com/DARof5bDTA
チワワのブサイク期には、見た目や毛質、性格面にいくつか共通する特徴があります。
これはすべて子犬から成犬へと成長するための自然な変化です。
毛がまばらに抜ける
まず見た目では、毛がまばらに抜けて顔やお腹が一時的にスカスカに見えることがあります。
特に顔まわりの毛が抜けるため、「顔が長くなった」「目の位置が変わったように見える」と感じる飼い主さんも多いでしょう。
産毛から硬めの被毛に生え変わる
次に、毛質の変化も特徴的です。
柔らかくふわふわだった産毛が抜け、成犬の硬めの被毛へと生え変わる時期です。
このとき毛色が少し濃くなったり、模様の出方が変わったりする個体もいます。
性格の変化もある
さらに、性格面でも少し落ち着きがなくなる傾向があります。
体が急に成長し、体のバランスや感覚に慣れていないため、そわそわしたり甘え方が変わったりすることもあります。
ブサイク期の注意点
ブサイク期の注意点は、主にふたつです。
抜け毛が落ち着くまで様子をみよう

赤ちゃんの毛から、大人の毛に生え変わる大切な時期です。
ブラッシングをして、抜け毛を取り除いて毛玉にならないようにしてあげましょう。
成長のひとつとしての抜け毛なので、とくに皮膚に異常がなくて元気であれば抜け毛が多くても大きく心配する必要はありません。
ブサイク期が、寒い冬にやってきた場合は、犬用の服を着せて風邪をひかないように対策をとってあげましょう。
ブラッシングをする場合も、ブラシで皮膚を傷つけないように注意しながら行ってくださいね。
皮膚の状態に注意をしよう

抜け毛が増えただけじゃなく、皮膚に炎症があったり、愛犬がかゆがっていたりする場合は、単なるブサイク期ということが理由ではない可能性も考えましょう。
チェックポイントです。
・皮膚に赤みがある
・皮膚にカサブタがある
・フケが多くなっている
・身体を痒がっている
ブサイク期には、皮膚の状態をチェックして、シャンプーの回数を増やさず、保湿や栄養バランスを考えた食事を与えることも必要でしょう。
毛が抜け、皮膚の状態にも異常がみられる場合は、早めに動物病院を受診してくださいね。
顔の変化も成長の過程

チワワのブサイク期は、顔立ちが大きく変わる時期でもあります。
ふわふわの赤ちゃん顔だった子犬も、毛が抜けて輪郭がはっきりし、少しアンバランスに見えることがあります。
これは一時的なもので、骨格が発達し始めたサインです。
生後6ヶ月を過ぎるころから徐々に毛並みが整い、1歳頃には体つきもしっかりとした「大人のチワワ」へと成長します。
顔の印象もぐっと引き締まり、目鼻立ちが整うため、より凛とした表情に変わります。
ブサイク期を経て成長していく姿を見守るのは、飼い主にとって大きな喜びです。
少しずつ大人びていくチワワの変化を、「かわいい進化の過程」として楽しんであげましょう。
チワワのブサイク期を乗り越えるケアと過ごし方3つのポイント

毛が生え変わる時期のスキンケア
ブサイク期には、被毛の量が一時的に減り、皮膚が外気にさらされやすくなります。
乾燥や刺激を防ぐために、保湿成分の入った犬用ローションを軽く塗ってあげましょう。
この時期は、シャンプーのしすぎが逆効果になることもあります。
2〜3週間に1回程度を目安にして、低刺激タイプを選ぶのが安心です。
特に冬場は静電気で毛が絡みやすくなるため、ブラッシング前にスプレーを使うと皮膚負担を軽減できます。
食事でサポート!毛と皮膚の健康を内側から
ブサイク期のチワワは、毛質の変化が激しいため、栄養面のサポートも重要です。
皮膚や被毛の健康維持に欠かせない「オメガ3脂肪酸(魚油など)」や「亜鉛」を含むフードを選ぶと良いでしょう。
また、ビオチン(ビタミンB群)は毛艶を整える栄養素として知られています。
フードを切り替える際は急に変更せず、1週間ほどかけて徐々に移行してください。
ブサイク期を機に、愛犬の食事の質を見直すことが、今後の健康に大きく影響します。
精神面の変化にも寄り添おう
この時期は、外見の変化だけでなく、性格面にも少しずつ変化が見られます。
急に甘えん坊になったり、反対に警戒心が強くなったりと、心も成長途中。
見た目が変わっても、飼い主が落ち着いて優しく接してあげることで、チワワは安心します。
不安定な時期ほど、スキンシップや声掛けを増やすと良いでしょう。
「ブサイク期=心も身体も成長している証」と思って、温かく見守ってあげてくださいね。

チワワのブサイク期はいつ?【まとめ】
チワワのブサイク期(猿期)は、一見びっくりする変化ですが、健康な成長の証です。
外見だけでなく内面も成長する大切な時期。
食事やスキンケアでサポートしながら、変化を楽しんで見守りましょう。
ブサイク期を終えたチワワは、より美しく、愛らしく成長していきますよ。