柴犬と雑種の見分け方|顔・毛・体格・性格でわかるチェックポイントを徹底解説!

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芝生の上に並んで座る2匹の犬。左は柴犬で立ち耳と巻き尾が特徴、右は柴犬ミックスでやや垂れ耳・淡い毛色を持つ。柴犬と雑種の違いを比較できる構図。

左は純血の柴犬。右側は柴犬×コーギーの(シバーギー)

柴犬と雑種の見分け方は、実は意外と難しいですよね。

柴犬らしい顔立ちでも、他犬種の血が入っていることもあります。

この記事では、顔・毛・体格・性格・DNA検査まで、見分けるための具体的なコツを分かりやすく紹介します。


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目次

柴犬の雑種(ミックス)で主な組み合わせは?

柴犬の雑種には、意外と多くのバリエーションがあります。

柴犬の特徴である「忠誠心」「警戒心」「立ち耳」「巻き尾」などを引き継ぎつつ、他犬種の性格や毛質を取り入れた個性的な子たちが多いです。

ここでは、代表的な組み合わせを紹介します。

柴犬×ポメラニアン(ポメ柴)

芝生の上で座るポメ柴(柴犬とポメラニアンのミックス)。柴犬の顔立ちとポメラニアンのふわふわした毛並みを持つ可愛らしい小型犬。

ふわふわとした被毛に柴犬の顔立ちを残した人気のミックスです。

柴犬のしっかりとした骨格に、ポメラニアンの愛らしさが加わり、小型で人懐っこい性格になります。

毛量が多く、ブラッシングはやや手間がかかります。

柴犬×コーギー(シバーギー)

庭にいる柴犬×コーギーのミックス犬(シバーギー)

短い脚に柴犬の顔を持つユニークな見た目が特徴です。

活発で社交的な性格の子が多く、柴犬の警戒心をコーギーの明るさがやわらげます。

体型がずんぐりとしていて筋肉質なため、運動量は多めです。

柴犬×トイプードル(柴プー)

芝生の上に座る柴プー(柴犬とトイプードルのミックス)。柴犬の顔立ちとトイプードルのカールした毛並みを併せ持つ可愛らしい中型犬。

トイプードルのカールした毛と、柴犬のきりっとした目元をあわせ持つミックスです。抜け毛が少なく、アレルギーのある家庭にも向いています。性格は穏やかで、しつけがしやすい傾向があります。

柴犬×チワワ(チワ柴)

室内のソファで眠る柴犬×チワワのミックス犬(チワ柴)

小柄で可愛らしい見た目に仕上がることが多く、表情豊かで人懐っこいタイプです。

チワワ由来の気の強さを持つ個体もいるため、社会化トレーニングをしっかり行うことが大切です。

体重は5kg前後の小型サイズに収まります。

柴犬×レトリバー(柴リバー)

芝生の上に座る柴リバー(柴犬とレトリバーのミックス)。柴犬の顔立ちを残しつつ垂れ耳になった穏やかな表情の中型犬。

あまり見かけませんが、穏やかでフレンドリーな性格になることが多く、家族向けのミックスとして人気が高まっています。

中型〜大型寄りになり、柴犬よりも体格が大きくなるのが一般的です。

このように、柴犬の雑種は相手の犬種によって見た目も性格も大きく異なります。
どの組み合わせも、柴犬の持つ忠実さと、相手犬種の愛嬌や柔らかさが合わさった魅力的な存在です。


雑種(ミックス)の特徴

同じ組み合わせでも見た目は一匹ずつ異なる

同じ「柴犬×コーギー」や「柴犬×ポメラニアン」などのミックスでも、どちらの犬種の特徴が強く出るかは個体によって大きく違います。

顔つき、耳や尻尾の形、毛色、体格、性格のどれを取っても共通点は少なく、「まったく違う犬種のように見える」ことも珍しくありません。

これは遺伝の出方が毎回異なるためで、両親だけでなく祖父母世代の血も影響します。

そのため、同じ組み合わせのミックス犬でも世界に一匹だけの姿・性格になるのが大きな魅力です。


3種類以上の組み合わせはさらに判別困難

前の項では代表的な2種類(柴犬×ポメラニアン、柴犬×トイプードル)を紹介しましたが、実際には3種類以上の犬種が混ざったミックスも存在します。

そうした多犬種ミックスになると、見た目や性格の特徴がさらに複雑に混ざり合い、外見からの判別はほとんど不可能に近くなります。

親犬の系統を知らない場合は、DNA検査などでルーツを調べる以外に確実な方法はありません。

柴犬と雑種の見分け方は?

柴犬は日本の代表的な犬種ですが、近年は他犬種とのミックス(雑種)も増えています。

外見が似ている場合、見分けがつきにくいこともありますが、いくつかの特徴を押さえれば判断の手がかりになります。

毛色・毛質で見分ける

柴犬の毛色は「赤・黒褐色・胡麻・黒胡麻・赤胡麻」の5種類のみ。

これ以外の色(白やクリーム、茶色など)が混じっている場合は雑種の可能性が高いです。

また、柴犬はダブルコート(直毛の上毛と柔らかい下毛)で抜け毛が非常に多いのが特徴です。

毛量が少ない、または柔らかくクセのある毛並みの場合は、他犬種の血が入っていることもあります。


見た目で見分ける

柴犬は筋肉質で骨格がしっかりしており、立ち耳と巻き尾、マロ眉が特徴です。

雄で体高約40cm・体重9〜11kg、雌で36cm・7〜9kgが目安。

顔つきは「キツネ顔(マズルが長い)」「タヌキ顔(丸みがある)」の2タイプがあります。これらのバランスが崩れている場合や、耳や尻尾の形が異なる場合は雑種の可能性があります。


耳としっぽで見分ける

純粋な柴犬は小さな三角の立ち耳で、尻尾はきっちり巻かれています。

柴犬なのに垂れ耳だったり、しっぽがまっすぐ・ゆるく巻いている場合は、他犬種とのミックスの可能性があります。


毛の密度と換毛期の有無

柴犬は春と秋にごっそり毛が抜ける換毛期があります。

季節を問わず抜け毛が少ない場合、片親がシングルコート犬である可能性が高いです。

毛の下にふわふわの綿毛(アンダーコート)があるかを確認すると違いがわかります。


体格と歩き方で見分ける

柴犬は体の重心がやや前にあり、引き締まった後ろ脚が特徴です。

雑種は脚が長い、胸が広いなどバランスにばらつきが出やすく、歩き方も軽やかで跳ねるような子が多い傾向があります。


性格で見分ける

柴犬は忠実で勇敢、自立心が強い反面、頑固な性格です。

雑種は掛け合わせた犬種の性格が混ざるため、より社交的でしつけやすい場合もあります。

ただし、性格だけで判断するのは難しいでしょう。


寿命・病気の傾向

柴犬の平均寿命は12〜15歳。皮膚疾患が多く見られますが、日本の気候に強い犬種です。

雑種は親犬によって体質が異なり、「雑種強勢」で健康な場合もあれば、遺伝的な疾患を持つこともあります。


確実に知るにはDNA検査

外見では判断が難しい場合、犬種鑑定のDNA検査を行うのが最も確実です。

ネットでキットを購入でき、自宅で簡単に検査が可能です。

柴犬と雑種の見分け方【まとめ】

柴犬と雑種の見分け方を理解しておくと、飼育やしつけ、健康管理の方針が立てやすくなります。

特に被毛や耳、体格などの特徴を総合的に見て判断すると精度が上がります。

どうしても迷う場合はDNA検査も検討してみましょう。

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