ゴールデンレトリーバーは外飼いできる?夏冬のリスクと快適に過ごす工夫

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体が大きくて丈夫そうなゴールデンレトリーバーですが、外飼いには注意が必要です。

この記事では、夏や冬のリスクに加え、外飼いする際の理想的な環境やコミュニケーションの取り方を解説します。

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目次

ゴールデンレトリーバーは外飼いはかわいそう?

「ゴールデンレトリーバーは外飼いはかわいそう」と言う意見もありますがまさにその通りで、結論から言うと、ゴールデンレトリーバーは外飼いには不向きです。

原産地のスコットランドでは、人と協力して働くために改良された犬種であり、飼い主との強い絆を必要とします。

日本のように寒暖差が大きい気候では、屋外で暮らすことが体に大きな負担となり、健康を守れないリスクも高まります。

「外で自由に遊ばせてあげたい」と思う気持ちは優しさからですが、外飼いは決してゴールデンにとって快適とは限りません。

もともと人と共に行動することが本能的に好きな犬種のため、長時間ひとりで外にいると孤独や不安を感じやすく、吠え癖やストレスによる皮膚炎を起こすこともあります。

さらに、気温の変化や害虫、近隣の騒音など、外では犬自身が避けられないストレス要因も多く存在します。

「外の方がのびのびして可哀想じゃない」と思うかもしれませんが、実際には飼い主のそばで安心して眠れる室内こそが、ゴールデンにとって最も自然で幸せな環境です。

どうしても外飼いをする場合は、「家と庭を自由に行き来できる環境」を整え、飼い主と触れ合う時間をしっかり確保することが大切です。

ゴールデンレトリーバーを外飼いするリスク

ゴールデンレトリーバーを外飼いする時には、真夏と真冬のリスク、そしてしつけについての対策が必要です。

夏のリスク

ゴールデンレトリーバーは北国原産のため、暑さに非常に弱い犬種です。

断熱性の高いダブルコートが熱をこもらせ、真夏は熱中症の危険があります。

犬小屋は日陰で風通しの良い場所に置き、冷却マットなどで体温を下げられるようにしましょう。

また、抜け毛が多くなる時期はブラッシングとシャンプーで清潔を保ち、ノミ・ダニ・蚊の予防も忘れずに行うことが大切です。

冬のリスク

逆に真冬で人間が暖房を必要とする時期は、日当たりの良い場所に犬小屋を設置し、毛布や湯たんぽなどで暖かく保ってあげるようにしましょう。

凍死したという話はさすがに聞いたことがありませんが、体が大きくても寒さはこたえるはずです。

特に子犬やシニア犬、病気のゴールデンは免疫力が弱く体力がありませんので、問題が起こるリスクが高まります。

外飼いはしつけが行き届きにくい

外飼いはしつけが難しくなりがちです。

室内よりもコミュニケーションの機会が減るため、学習のタイミングを逃しやすくなります。

ゴールデンレトリーバーのような大型犬は力が強いため、「待て」「おいで」といった基本コマンドが徹底できていないと散歩やドッグランでトラブルになることもあります。

自分でしつける場合は、子犬のうちから毎日継続して練習することが大切です。

悪天候でも根気よくトレーニングを続け、飼い主の指示で行動をコントロールできる関係を築きましょう。

成犬だけ外飼いもリスク

成犬から外飼いに切り替えるのはリスクがあります。

子犬期を室内で過ごした犬にとって、その環境が「当たり前」になるため、急に外に出すと強いストレスを感じます。

孤独や不安から吠える、落ち着かないなどの問題行動を起こすこともあります。

外飼いを考えているなら、最初から屋外生活に慣らす準備を進めることが大切です。

外飼いするなら必読の3つのポイント

日陰と風通しを最優先にする

外飼いを考えるなら、まず重視すべきは「風」と「影」です。

ゴールデンレトリーバーは熱が体内にこもりやすいため、直射日光が差す場所は避ける必要があります。

犬小屋の位置は、日中の日陰になる方向(北側や樹木の下)に設置し、空気がこもらないように通風路を確保しましょう。

屋根のあるサークル型スペースを作る場合、夏場は遮熱シートやすだれ、冬場は防風シートを使うと体への負担を軽減できます。


水分補給と衛生環境を保つ

屋外では気温や湿度の変化が大きく、脱水や雑菌の繁殖リスクが高まります。

飲み水は常に清潔で、直射日光にさらされない場所に置き、1日2〜3回は交換しましょう。

また、排泄物の放置は臭いや虫の原因となり、犬の健康だけでなく近隣トラブルにもつながります。

特に夏は糞尿のアンモニア臭が強くなるため、こまめな清掃が不可欠です。


家族との触れ合い時間を確保する

外飼いの場合でも、ゴールデンレトリーバーは「人とのつながり」で心が安定する犬種です。

庭で一緒に遊ぶ、ブラッシングをする、毎日声をかけるなど、短時間でも構いません。

飼い主との信頼関係が薄れると、分離不安や問題行動につながる可能性があります。

外飼い=放置ではなく、「外にいる家族」として接してあげることが大切です。

ゴールデンレトリーバーは外飼いできる?【まとめ】

外飼いは決して不可能ではありませんが、ゴールデンレトリーバーの性格や体質を理解した上での配慮が必要です。

気候・衛生・触れ合いをバランスよく保つことで、屋外でも穏やかに過ごせる環境を整えてあげましょう。

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