マルチーズの抜け毛は本当に少ない?原因と対策を徹底解説!

スポンサーリンク

「マルチーズって抜け毛が少ないって聞いたけど、最近なんだか増えてきた…」

そんな飼い主さんも多いのではないでしょうか。

本記事では、マルチーズの抜け毛が増える原因と、健康で美しい被毛を保つためのケア方法をわかりやすく紹介します。

スポンサーリンク


目次

マルチーズの抜け毛は多い?

マルチーズは抜け毛の少ない犬種として知られています。

これは、マルチーズが「シングルコート(単毛)」の被毛構造を持っているため。

多くの犬が持つ「ダブルコート(二重毛)」と異なり、季節による大きな換毛期がありません。

そのため、家の中に毛が舞うような抜け方はほとんどなく、「抜け毛が気にならない犬種」として人気です。

ただし、完全に抜けないわけではありません。

人間の髪と同じく、古くなった毛は自然に生え変わるため、日々少しずつ抜け毛はあります。

白い毛が服やカーペットに付くと目立つので、「抜け毛が多い」と感じる人もいるかもしれません。

マルチーズの抜け毛対策

ブラッシング

マルチーズの抜け毛対策には、毎日のブラッシングが一番効果的です。

ピンブラシやコームを使い分けて優しくとかし、毛の絡まりを防ぎましょう。

毛玉ができたときは無理に引っ張らず、スリッカーブラシやカットで丁寧に処理します。

ブラッシングは被毛のツヤを保ち、皮膚の血行促進にもつながります。

散歩の前後に行うと汚れが付きにくく、時間も短縮できます。

スキンシップを兼ねて毎日行う習慣をつけると、健康チェックにも役立ちます。


ブラシの種類と使い方

スリッカーブラシ

根元の毛玉やもつれをほぐすときに使用します。刺激が強いので、皮膚を傷つけないようにやさしく扱うことが大切です。


コーム

ブラッシングの仕上げに使う道具で、ピンブラシやスリッカーブラシの後に毛流れを整えるのに向いています。


ピンブラシ

先端に丸いガードが付いており、絡まりやすい毛や抜け毛をやさしく取り除けます。強く押し当てず、軽くなでるように使いましょう。


ブラッシングのコツ

長毛のマルチーズには、先が丸いタイプのブラシが向いています。

毛玉ができやすいので、地肌を痛めないよう注意しながらケアしましょう。

ブラッシングは毛先から少しずつ優しく。根元からいきなりとかすと毛が引っ張られ、かえって絡まりの原因になります。

毎日のブラッシングは、抜け毛対策だけでなくスキンシップの時間にもなります。
愛犬の様子を見ながら、負担のないお手入れを心がけてください。

シャンプー

マルチーズを日本人女性が浴室で優しくシャンプーしている風景。白い泡に包まれたマルチーズがリラックスしている横長画像

シャンプーも抜け毛と匂い対策に有効です。

月1回程度を目安に、必ず犬専用シャンプーを使用しましょう。人間用は刺激が強く、皮膚トラブルの原因になります。


ドライヤー

ドライヤーは抜け毛対策で最も重要です。

濡れたまま放置すると皮膚が蒸れて雑菌が繁殖し、抜け毛や臭いの原因になります。

温風を20cmほど離して当て、ブラシで毛を整えながら根元までしっかり乾かしましょう。

最後に軽くブラッシングして整えると、ふわふわの毛並みが長持ちします。


トリミング

定期的なトリミングも抜け毛対策の一つです。

伸びすぎた毛を整えることで毛玉や摩擦が減り、健康な被毛をキープできます。

目安は1〜2ヶ月に一度。プロのトリマーに相談して、その子に合ったカットスタイルを維持しましょう。

洋服を着せる

日本人女性がマルチーズに黄色いセーターを着せている風景。白くふわふわしたマルチーズがリビングで穏やかに立っている横長画像。

マルチーズに洋服を着せることも一定の抜け毛対策の効果があります。

ただしこれは抜け毛を減らすというよりは抜け毛が周りに広がるのを防ぐという意味です。

抜け毛対策としてのメリット

  1. 抜けた毛が飛び散らない
    服がフィルターのように働き、落ちた毛をキャッチしてくれます。特に白い毛のマルチーズは服を着せることで、家具や服への付着をかなり減らせます。

  2. 静電気や摩擦から毛を守る
    冬場の乾燥やカーペットとの摩擦は、切れ毛・抜け毛の原因になります。洋服を着せてあげることで、被毛や皮膚のダメージを軽減できます。

  3. 皮膚トラブルの予防
    皮膚が弱い子では、服が外的刺激(紫外線・ホコリ・花粉)を防いでくれることもあります。

マルチーズの抜け毛が増える原因とその対策

季節や気温の変化による抜け毛

マルチーズはシングルコートのため、ダブルコート犬のように「換毛期」と呼ばれる大規模な抜け替わりはありません。

しかし、季節の変わり目には軽い抜け毛が見られることがあります。

特に春や秋は、気温や湿度の変化で皮膚が乾燥しやすく、皮脂バランスの乱れから被毛が抜けやすくなることも。

エアコンの使用で室内が乾燥する冬も要注意です。加湿器を使ったり、犬用保湿スプレーで皮膚のうるおいを保つと、抜け毛予防につながります。


栄養バランスの偏りによる抜け毛

抜け毛が多いときは、フードの栄養バランスにも注目しましょう。

被毛の主成分は「たんぱく質(ケラチン)」です。

良質なたんぱく質が不足すると、毛にハリやコシがなくなり、細く弱い毛が抜けやすくなります。

また、オメガ3脂肪酸(サーモンオイルや亜麻仁油など)やビタミンEを含むフードは、皮膚の健康を保ち、艶のある被毛を維持してくれます。

毛艶が悪くなってきた場合は、高品質なフードやサプリメントに切り替えるのも効果的です。


生活環境やストレスによる抜け毛

環境の変化やストレスも、マルチーズの抜け毛を増やす原因です。

引っ越し・長時間の留守番・知らない人との接触などが続くと、ストレス性の抜け毛(舐めハゲなど)が起こることもあります。

静かで落ち着いた環境を整え、スキンシップやお散歩の時間を増やすことで、リラックスさせてあげましょう。

また、ベッドや毛布を清潔に保つことも皮膚トラブル防止につながります。


病気で毛が抜ける?

マルチーズの抜け毛が急に増えた場合、病気や体調の変化が関係していることがあります。

代表的なのは、アレルギー性皮膚炎・寄生虫・感染症など。

かゆみで舐めたり掻いたりするうちに、毛が抜けてしまうケースです。

毛穴の炎症による「毛包炎」や、カビが原因の「皮膚糸状菌症」なども見られます。

また、ホルモンの乱れによる「内分泌脱毛症」もあり、甲状腺機能低下症やクッシング症候群などが原因になることも。先天的に毛が薄い体質の子もいて、同じマルチーズでも個体差があります。

さらに、ストレスや体調の変化が原因の「休止期脱毛症」もあります。

発熱・妊娠・環境の変化などで一時的に毛の成長が止まり、部分的に抜けることも。

いずれの場合も、脱毛が続くときは早めに動物病院で診てもらいましょう。

健康に問題がなければ安心できますし、早期発見が治療の鍵になります。

マルチーズは「抜け毛が少ない犬種」ではありますが、ゼロではないという点を理解しておくことが大切です。
日々の食事・環境・お手入れの積み重ねが、毛並みの美しさを左右します。
いつもより抜け毛が多いと感じたときは、まず「生活習慣」と「皮膚の状態」を見直してみてください。

マルチーズに抜け毛がないのはホント?【まとめ】

マルチーズは抜け毛が少ない犬種ですが、日々のケアを怠ると毛玉や皮膚トラブルの原因になります。

ブラッシング・栄養・環境の3つを意識して、白くふわふわな被毛をいつまでも保ちましょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次