マルチーズみたいな犬の種類とは?間違えやすい犬種3種を徹底比較!

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左からマルチーズ 、シーズー、ビション・フリーゼ、ボロニーズが並んで座る様子。白くふわふわした小型犬の毛質や顔立ちの違いが分かる。

左からマルチーズ、シーズー、ビション・フリーゼ、ボロニーズ

ふわふわの白い毛と愛らしい顔立ちが人気のマルチーズ。

そんなマルチーズに「似ている犬がいる」と思ったことはありませんか?

実は、見た目や性格がよく似た犬種は複数存在します。

シーズーやビション・フリーゼ、ボロニーズなど、どれも一見そっくりですが、毛質や性格、飼いやすさには違いがあります。

この記事では、マルチーズみたいな犬種の特徴を比較しながら、見分け方と飼うときの注意点をわかりやすく解説します。

写真を見比べながら、あなたにぴったりの「マルチーズそっくりさん」を見つけてください。


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目次

マルチーズの特徴をおさらい

ふわふわの白い被毛に、くりっとした瞳。

マルチーズは“白い天使”とも呼ばれるほど人気の高い小型犬です。

マルチーズの原産地は地中海のマルタ共和国。

紀元前から貴族たちに愛されてきた歴史があり、長い毛を優雅にたなびかせる姿はまさに上品そのものです。

体高は20〜25cm、体重はおおよそ2〜4kgととてもコンパクト。

華奢な骨格を持つため、抱っこすると軽くて柔らかいのが特徴です。

被毛は純白のシングルコートで、直毛またはわずかにウェーブがかかった柔らかい毛質。抜け毛が少ないため、室内でも飼いやすい犬種として知られています。

ただし、毛が絡まりやすいので毎日のブラッシングが欠かせません。

性格は非常に人懐っこく、甘えん坊。飼い主さんにべったりと寄り添うタイプが多く、家族の愛情を感じながら育つと素直で従順になります。

その反面、寂しがり屋な一面があり、長時間の留守番が苦手な子も多いです。

マルチーズは小柄ながらも意外と芯が強く、好奇心旺盛で勇敢な性格を持っています。

知らない音や人に対して吠えることもありますが、適切にしつけをすれば落ち着いた家庭犬になります。


マルチーズみたいな犬種3選(純血種編)

マルチーズにそっくりな犬種は、実は複数存在します。

なかでも「シーズー」「ビション・フリーゼ」「ボロニーズ」は、見た目も性格もよく似ている代表格です。

ここでは、それぞれの犬種の特徴とマルチーズとの違いを分かりやすく紹介します。


シーズー|丸顔と穏やかさが魅力

シーズー

ふんわりした毛並みとクリクリの目が印象的なシーズー。

マルチーズと同じく古い歴史を持つ小型犬で、中国の宮廷で愛されてきた犬種です。

最大の違いは鼻の短さ体格のがっしり感

シーズーは「短頭種」と呼ばれる鼻ぺちゃタイプで、顔が丸く見えるのが特徴です。

一方マルチーズは鼻筋がすっと通っており、より繊細な印象を与えます。

性格は穏やかで人懐っこく、誰にでもフレンドリー。

家族に対してとても優しく、子どもや高齢者のいる家庭にも向いています。

ただし、少し頑固な一面もあるため、しつけは「褒めて伸ばす」が鉄則。叱るより、褒めることで学習していくタイプです。


ビション・フリーゼ|ふわふわの白い巻き毛

ビジョン・フリーゼ

まるで雲のようなもこもこの毛で知られるビション・フリーゼ。

「白いぬいぐるみ」と表現されることも多く、愛玩犬として世界中で人気です。

マルチーズとの違いは、毛質とボリューム感

マルチーズがストレートのシングルコートなのに対し、ビションはカールの強いダブルコート。

トリミングで丸いシルエットに仕上げることで、ぬいぐるみのような姿になります。

性格は陽気で明るく、家族の中心にいたがるタイプ。

好奇心旺盛で、来客にもすぐ近づいていく社交的な犬です。

ただし、毛玉ができやすく手入れが大変なので、こまめなブラッシングとサロンでのトリミングが欠かせません。


ボロニーズ|落ち着いたイタリア貴族の相棒

ボロニーズ

ボロニーズはイタリア原産の小型犬で、ビション・フリーゼやマルチーズの近縁種。

「ビション・ファミリー」と呼ばれる犬種グループのひとつです。

マルチーズと同じく白くて柔らかい被毛を持ちますが、毛質はややウェーブがかっており、少しボリューム控えめ
上品で穏やかな印象を与えます。

性格は静かで落ち着きがあり、常に飼い主のそばにいるのが好きなタイプ。

無駄吠えが少なく、初めて犬を飼う人にも向いています。

ただし、寂しがり屋な性格のため、長時間の留守番が続くとストレスを感じやすい点には注意が必要です。


まとめポイント

マルチーズに似ている3犬種はいずれも穏やかで人懐っこく、家庭向きの小型犬。

ただし、毛質や顔立ち、性格に微妙な違いがあります。

  • 鼻ぺちゃで丸顔 → シーズー
  • もこもこで丸いシルエット → ビション・フリーゼ
  • ウェーブ毛で落ち着いた印象 → ボロニーズ

似ているけれど、それぞれに個性があることを知っておくと、あなたに合った犬を選びやすくなります。


マルチーズに似たミックス犬3選(人気編)

近年、マルチーズの可愛らしさを引き継ぎつつ、ほかの犬種の魅力をプラスした「ミックス犬」が人気を集めています。

中でも「マルプー」「マルシー」「マルチチ」は、見た目も性格もマルチーズにそっくりな代表的な組み合わせ。
それぞれの特徴を見ていきましょう。


マルプー(マルチーズ×トイプードル)

マルプー(マルチーズとトイプードルのミックス犬)が芝生の上で座っている。ふわふわのクリーム色の毛並みが可愛い小型犬

ふわふわの毛並みと、くるんとした瞳がチャームポイント。

マルチーズとトイプードルを掛け合わせたマルプーは、ミックス犬の中でも特に人気の高い犬種です。

見た目は両親の特徴を半々で受け継ぎ、毛質は「ややカールがかったシングル〜ダブル中間型」。

抜け毛が少なく、アレルギー体質の家庭でも飼いやすいといわれます。

性格は明るく、人懐っこく、社交的。

トイプードルの賢さとマルチーズの甘えん坊な性格が合わさり、非常に家庭向きです。

ただし、好奇心旺盛なためいたずらをする子も。子犬期には十分な遊びと運動を取り入れてあげましょう。


マルシー(マルチーズ×シーズー)

マルシー(マルチーズとシーズーのミックス犬)が穏やかな表情で座っている。白とベージュの毛並みが特徴の小型犬)

マルチーズとシーズーを組み合わせたマルシーは、まさに「マルチーズみたいな犬」の代表格。

見た目は白〜クリーム系のふわっとした毛並みで、丸顔が可愛らしい印象です。

シーズー譲りの落ち着きとマルチーズの社交性を併せ持ち、性格は穏やかで優しいタイプ。

無駄吠えが少なく、初めて犬を飼う人にも向いています。

一方で、シーズーの頑固さを引き継ぐ子もいるため、しつけは早めに始めておくのが理想。

毛質は両親のどちらに似るかで変わり、まっすぐな毛の子もいれば、少しウェーブがある子もいます。

トリミング次第で印象が大きく変わるため、カットスタイルで個性を楽しめます。


マルチチ(マルチーズ×チワワ)

マルチチ(マルチーズとチワワのミックス犬)が立ってこちらを見つめている。白い毛に立ち耳が特徴の小さな犬。

小柄でぬいぐるみのような姿が人気のマルチチ。

マルチーズの柔らかい白毛と、チワワの大きな目・ピンと立った耳をあわせ持っています。

体重は2〜3kgほどと超小型で、抱き上げると本当に軽い印象。

毛色はホワイトのほか、クリームや淡いベージュなど、チワワ由来の色合いも見られます。

性格はやや警戒心が強めで、知らない人や音に敏感な子もいますが、家族に対してはとても忠実で愛情深いタイプ。

寒さに弱い傾向があるため、冬場は洋服やブランケットで体温を守ってあげましょう。


💡 まとめポイント

マルチーズ系ミックス犬は、見た目も性格もマルチーズに似ていますが、それぞれの親犬の特徴が絶妙にブレンドされています。

  • 抜け毛が少なく明るい → マルプー
  • 穏やかで優しい → マルシー
  • 小さくて甘えん坊 → マルチチ

どの子も愛情深く、人に寄り添う性格なので、ライフスタイルに合わせて選ぶと失敗しにくいでしょう。


マルチーズと似てる犬の見分け方

ふわふわで小さく、愛らしい姿。

マルチーズもシーズーもビション・フリーゼも、ぱっと見では「どれがどれ?」と迷ってしまうことがありますよね。

ここでは、見た目・毛質・体格の3ポイントから、マルチーズと似ている犬種を見分けるコツを解説します。


顔立ちの違いをチェックしよう

まず注目したいのが「顔の形」と「鼻の長さ」。

マルチーズは鼻筋がすっと通っており、シャープな印象を与えます。
それに対して、シーズーは短頭種(鼻ぺちゃ)で顔全体が丸く、愛嬌のある表情をしています。

ビション・フリーゼやボロニーズはどちらも丸顔ですが、ビションは「目が大きく毛に埋もれるような」印象。
一方ボロニーズは「目が少し見えやすく穏やかに見える」のが特徴です。

顔のパーツバランスを見るだけでも、かなり判別できるようになります。


毛質と毛並みの違い

マルチーズの毛はシルクのようにまっすぐで、触るとスルッと指を通るような柔らかさ。

一方、ビション・フリーゼは密度が高く、強いカールがかかったダブルコートで、モコモコ感が圧倒的に違います

シーズーはやや厚みのあるストレート〜ゆるウェーブ毛で、マルチーズよりも重たい印象。

ボロニーズはその中間で、やわらかいウェーブが全体にかかっています。

毛の「ツヤ・密度・カールの強さ」に注目すると、見分けがつきやすいです。


体格と骨格の違い

マルチーズは小柄で華奢な体つき。

成犬でも2〜4kgほどと軽く、抱くととても柔らかく感じます。

対してシーズーは骨太で筋肉質。体重も4〜8kgとしっかりしており、見た目以上にずっしりしています。

ビション・フリーゼやボロニーズは中間サイズで、丸みのある体型。特にビションはボリューミーな被毛で一回り大きく見えます。


比較表で一目チェック

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犬種鼻の形毛質体重目安性格の傾向
マルチーズ細く長いまっすぐ・シングル2〜4kg甘えん坊で勇敢
シーズー短い(鼻ぺちゃ)厚いストレート4〜8kg穏やかで頑固
ビション・フリーゼ中間巻き毛・ダブル5〜7kg明るく社交的
ボロニーズ中間〜やや長めやわらかいウェーブ4〜6kg静かで落ち着きあり

このように、マルチーズは“華奢でシルクのような白毛”が決め手。

一方、他の犬種は「毛のボリューム」や「顔の丸み」で印象が変わります。

写真や動画で見るときも、鼻・毛質・サイズを意識して観察すると、すぐに見分けがつくようになります。


💡 まとめポイント

マルチーズと似た犬たちは、いずれも小さく可愛い外見ですが、見分け方のコツは「鼻」「毛」「体格」の3つ。

・鼻ぺちゃなら → シーズー
・もこもこで丸いなら → ビション・フリーゼ
・ややウェーブ毛で穏やか → ボロニーズ
・華奢で直毛なら → マルチーズ

似ているようで微妙に違う“白い天使たち”の個性を見つけるのも、犬好きの楽しみですね。


どんな人にどの犬が向いてる?

マルチーズに似た犬たちは、どの子も人懐っこくて愛らしい存在です。

しかし、性格の傾向やお手入れの頻度、生活スタイルとの相性によって「飼いやすさ」は変わります。

ここでは、それぞれの犬種がどんなタイプの飼い主さんに向いているかを具体的に見ていきましょう。


マルチーズ|いつも一緒に過ごしたい甘えん坊派に

マルチーズはとにかく飼い主が大好き。

常に人のそばにいたいタイプで、家の中でもついて回る姿がたまらなく可愛いです。

「在宅時間が長い人」「一人暮らしで静かに過ごす人」にぴったり。

穏やかな環境で愛情を注いであげると、安心して落ち着いた性格に育ちます。

反面、長時間の留守番や急な環境変化が苦手なので、忙しい家庭よりも“ゆったり一緒に過ごせる暮らし”が理想です。


シーズー|のんびり屋で家庭的な人に

シーズーは穏やかでマイペース。

人にも犬にも優しく、吠えることが少ないため集合住宅でも飼いやすい犬種です。

「小さな子どもがいる家庭」「多頭飼いを考えている家庭」にも向いています。

ただし、頑固な一面を持つため、しつけは焦らず“褒めて伸ばす”スタイルが基本。

毛が長く伸びやすいので、トリミング代を継続的にかけられる人が理想です。

サロン通いが苦にならないタイプの飼い主さんにぴったりです。


ビション・フリーゼ|アクティブで社交的な人に

明るく元気いっぱいのビション・フリーゼ。

外出やイベントが好きな人、犬仲間と交流したい人におすすめです。

「一緒にドッグランへ行きたい」「休日はお出かけを楽しみたい」など、アクティブなライフスタイルにぴったり。
ただし、被毛がカールしているためブラッシングが必須。毎日のお手入れを楽しめる人が理想です。

愛嬌たっぷりで誰とでも仲良くできるので、来客の多い家庭にも向いています。


ボロニーズ|静かに寄り添ってくれる癒しを求める人に

落ち着いた性格で、静かに飼い主のそばにいることを好むボロニーズ。

大人の家庭や、のんびりした暮らしを送りたい人におすすめです。

無駄吠えが少なく、穏やかな性格なので、アパートやマンションでも飼いやすいのが魅力。

毛は絡まりやすいものの抜け毛が少なく、掃除の手間も少なめです。

静かに読書したり、在宅ワークの傍らでそっと寄り添ってくれる存在が欲しい――
そんな方にぴったりのパートナーです。


💡 まとめポイント

マルチーズに似た犬たちは、それぞれ性格も生活リズムも少しずつ違います。

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飼い主タイプ向いている犬種特徴
甘えん坊好き・在宅時間が長いマルチーズ常に寄り添うタイプ
家族や子どもと暮らすシーズー穏やかで優しい
外出・アクティブ派ビション・フリーゼ明るく社交的
静かな癒しを求めるボロニーズ落ち着きがあり忠実

それぞれの犬種の魅力を理解して、自分のライフスタイルに合う“白いふわふわのパートナー”を選びましょう。


まとめ|マルチーズみたいな犬はどの子も魅力的

マルチーズに似ている犬は、見た目だけでなく性格まで魅力にあふれています。

どの子も共通して「人が大好きで、家族との時間を大切にする犬」です。

マルチーズは真っ白で繊細な印象があり、上品で甘えん坊。

シーズーは穏やかで家庭的、ビション・フリーゼは明るく陽気、ボロニーズは静かで落ち着きがあります。

それぞれ個性がありながらも、共通するのは「飼い主への深い愛情」です。

また、最近人気のマルチーズ系ミックス犬(マルプー・マルシー・マルチチ)も、どの子も人懐っこく家庭向きで、まさに“いいとこ取り”といえる存在。

見た目が似ているからこそ、選ぶ際は「性格」「毛質」「お手入れの頻度」をしっかり考えることが大切です。

どんな犬を迎えても、愛情を注ぎ、毎日のスキンシップを欠かさなければ最高のパートナーになってくれます。

マルチーズみたいな犬たちは、みんな穏やかで優しい“癒しの小型犬”。

あなたの暮らしにぴったりの子を見つけて、一緒に幸せな日々を過ごしてくださいね。

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