コリドラスの水面ダッシュが頻繁に起こる原因は?酸欠や病気のサインを解説

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コリドラスが急に水面へダッシュして空気を吸う行動を見たことはありませんか?

一見かわいい仕草ですが、頻繁に起きる場合は酸欠や病気の可能性があります。

本記事では、水面ダッシュの原因や健康チェックの目安、安心して飼育するための対策を解説します。

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目次

コリドラスの水面ダッシュの正体は「腸呼吸」

コリドラスが水底から水面まで急に泳ぎだ、水面で口をパクパクさせることを水面ダッシュと呼びます。

初めてコリドラスを飼育する方はびっくりされると思いますが、調べてみるとコリドラスの水面ダッシュは多くの飼育者が目撃しています。

コリドラスはエラ呼吸の他に「腸呼吸」という呼吸をします。

水面から口をパクパクさせ空気を腸に取り込み、腸内でガス交換するようです。

交換というのは必要な酸素は体内に取り込み、不要な二酸化炭素などは排出するということです。

この腸呼吸のおかげでコリドラスは低酸素にも強いと言われています。

魚の鼻上げ(魚の酸欠サイン)と似ていますが、コリドラスの水面ダッシュは水槽内の酸素が充分に足りていても見かけることがあるようです。

なのでコリドラスが水面ダッシュをしていても、時々するくらいならば放っておいても大丈夫です。


コリドラスの水面ダッシュの頻度はどれくらいが普通?

前述の通り、コリドラスの水面ダッシュは、腸呼吸のために時々行われる自然な行動です。

目安としては数時間に一度程度や、群れの中で一部の個体が時折行うくらいであれば問題ありません

元気な状態では力強く一気に浮上し、水面で空気を吸った後すぐに底に戻ります。

逆に1日に何十回も繰り返す、群れ全体が頻繁に行う、弱々しくゆっくり上昇するといった場合は、酸欠や水質悪化、病気の可能性を疑うべきです。

普段から頻度を観察しておくことで、異常の早期発見につながります。

コリドラスの水面ダッシュと他の魚の違い

熱帯魚の多くは水中のエラ呼吸だけで生きていますが、コリドラスは特別に腸呼吸ができるため、水面までダッシュして空気を取り込む習性があります。

これは金魚やグッピーの「鼻上げ」とは少し意味が違います。

鼻上げは水槽内の酸欠サインですが、コリドラスの水面ダッシュは酸欠以外でも習性として見られる行動です。

とはいえ、あまりに頻繁だと酸欠や病気の可能性が高いため、通常行動との区別が大切です。

コリドラスの水面ダッシュが頻繁な時は注意

コリドラスの水面ダッシュが頻繁に起こるということは、酸素が少なくコリドラスが水面まで酸素を求めています。

水槽内の酸欠は様々な原因で起こります。

・夏場の高水温
・水質悪化
・過密飼育

特に高水温になると水質悪化も早くなります。

酸素は目には見えませんので、定期的な水換えや夏場の水温管理には注意が必要です。

コリドラスの水面ダッシュは体力をかなり消費しますので、頻繁に起こるとコリドラスの体調不良にもつながります。

水面ダッシュを頻繁にしていた個体は弱っていた、という情報もたくさんありました。

コリドラスが水面ダッシュを頻繁に行うようでしたら、水流を強めにしてみる、飼育数を減らす、水換えをしてみるなど対策をしてみましょう。

コリドラスの水面ダッシュから病気を見つける可能性も

コリドラスの水面ダッシュから病気や体調不良を見つけることも出来ます。

元気なコリドラスの水面ダッシュは力強く泳ぎも素早いです。

水面から水底へUターンする際は、水がはねる位力強いとも言われています。

コリドラスの水面ダッシュが弱弱しい、普段と違う際は病気の可能性があります。

・水面まで上がる、水底に戻る際にふらふらしている
・水面まで浮かぶように上がり、戻る際に必死に泳いでいる

このような泳ぎ方の際は弱っていて、放っておくと最悪死んでしまいます。

魚がかかりやすい病気に「転覆病」という病気があります。

転覆病にかかってしまうと浮袋にガスが溜まるなど異常が発生し、勝手に浮いてしまいます。

コリドラスが必死に水底まで泳ぐのは、勝手に浮いてしまうため水底に戻りたいのに戻れない、ということなのです。

転覆病は放置すると死んでしまう病気なので、見つけたらすぐに治療してあげましょう。

他にも細菌や様々な原因でコリドラスの水面ダッシュが弱弱しくなってしまいます。

コリドラスが水面ダッシュを頻繁にする、普段とは違う場合は弱っていますので塩浴・薬浴で治療しましょう。

コリドラスの水面ダッシュの対策

コリドラスの水面ダッシュは、頻繁に起こらなければ特に対策は必要ありません。

コリドラスの水面ダッシュが頻繁、病気のようでしたら対策が必要ですね。

コリドラスが元気な水面ダッシュを頻繁にするようでしたら、酸欠問題を対策しましょう。

先ほども紹介しましたが、エアレーション、飼育数の見直し、水換え、で様子を見ます。

病気のような水面ダッシュでしたら薬浴・塩浴で治療。

病気にさせない為の対策は基本的なお世話です。

特に水質維持には気を付けましょう。

水質悪化は様々な病気の原因になります。

先ほど紹介した転覆病は餌の与え過ぎや魚のストレス、水質悪化も原因の一つと言われています。

適切な水換えで水質維持を目指しましょう。

特にコリドラスは他の魚の食べ残しを食べてしまう位よく食べます。

その分フンも多く、水質悪化しやすい為フンを見かけたらスポイトなどで取り除くなど水をきれいにしてあげましょう。

その他にも適切な餌やりやストレスの原因を取り除いてあげると、コリドラスの水面ダッシュが頻繁に起こらず、病気にもなりにくいと言われています。

コリドラスの水面ダッシュについて【まとめ】

コリドラスの水面ダッシュは習性の一部ですが、頻繁に見られる場合は水質や体調に問題が隠れている可能性があります。

普段から観察を続け、異常があれば早めに対応することが長生きの秘訣です。

コリドラスの健康管理に役立つ関連記事もぜひご覧ください。

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