コリドラスの希少種と高額個体まとめ|相場価格と入手方法を解説

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コリドラスの中には、一般的に流通する数百円の種類とは別に、数千円から数万円を超える高額な希少種が存在します。

なぜこれほど値段が違うのか、実際にどんな種類がいるのか気になる方も多いでしょう。

この記事では、コリドラスが高額になる理由とともに、代表的な希少種の相場価格や入手方法について詳しく紹介します。


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目次

コリドラスの高額希少種について

青コリ

コリドラスは南米原産のナマズの仲間で、確認されている種類は実に200種以上とも言われています。

アクアショップでよく見かける「青コリ」「白コリ(アルビノ)」などは安価で流通量も多く、1匹200〜500円ほどで購入できます。

これらは丈夫で飼いやすいため、初心者にも人気のある代表的なコリドラスです。

一方で、模様が珍しいものや野生採集に頼る種類、国内で繁殖が難しい種類などは「希少種」とされ、価格が数千円から数万円に跳ね上がることもあります。

特にゼブリーナのように流通量が極端に少ない種類は数十万円になるケースもあり、「高額コリドラス」としてコレクターの注目を集めています。

つまり、一般種と希少種の違いは「流通量」「繁殖のしやすさ」「模様や色彩の独自性」によって生まれており、それが価格差となって表れているのです。

コリドラスが高額になる理由とは?

コリドラスの価格は種類や模様の美しさだけでなく、流通量や繁殖の難易度によっても大きく変わります。

一般的に、現地でしか採れないワイルド個体は輸入数が限られるため値段が上がりやすく、さらに模様が独特で人気のある種類ほど高額になります。

また、国内でのブリードが難しい種類は数が増えにくいため、どうしても希少価値が高まりやすいです。

一方で、かつては数十万円で取引されていたコリドラスでも、ブリードが進むことで数千円まで値下がりしたケースもあります。

このように「入手の難しさ」「人気」「繁殖のしやすさ」の3つが、コリドラスの価格を大きく左右しているのです。

コリドラスの高額な希少種の相場価格と入手方法

相場価格は時期やショップによって変動します。

コリドラスには様々な品種が存在し、手軽なものは200円程度で購入できるものや、1万円を超えるような高額コリドラスもいます。

ブリード個体よりもワイルド個体、同じ種類のコリドラスでもアルビノ種や希少性の高いものほど高額になるようです。

コリドラスの希少種を少し紹介します。

コリドラスパラレルス

相場価格:1万円前後

入手方法:大手アクア通販ショップ、ネットオークションなど

体長3センチほどの小型の品種。

白い体に平行するキレイなラインと、長くピンと伸びた背びれが美しいコリドラス。

国内でのブリード個体もいますが少数です。

流通量の少なさから希少価値の高いコリドラスですが、商品説明には繁殖は容易とのことなので繁殖の可能性もあります。

コリドラスレセックス

相場価格:5000円前後

入手方法:アクアショップ(一部取扱いなし)・ネット通販

最大6センチほどの中型のコリドラスです。

ハイフィンと呼ばれる長いヒレを持ち、適切に飼育すると体色が黒くなるのが特徴のコリドラス。

可愛いコリドラス、というよりはかっこいいと言われることが多いコリドラスです。

およそ10年前は1匹1万円以上でした。そこから10年経って5000円程度になりましたが、まだ人気で希少価値の高いコリドラス。

漆黒というほど色を黒くしたいのであれば弱酸性の水質で飼育するのが良いそうです。

コリドラスゴッセイ

相場価格:6000円前後

入手方法:主にネット通販・ネットオークション

何年も昔の話になりますが、コリドラスゴッセイは初入荷時の価格はなんと数十万円だったようです。

そこからブリードが増え、入手しやすくなり現在の価格に落ち着きましたが、まだまだ高額ですよね。

体長は6センチの中型。

オレンジ・紺・茶色の3色を持ち、その配色が他のコリドラスと異なります。

また尾びれのバンド模様もとても美しいです。

飼育は容易ですが、コリドラスは毒を持っていてその中でもコリドラスゴッセイは毒性が強く刺されたら痛いので気を付けましょう。

コリドラスロブスタス

相場価格:8000円前後

入手方法:アクアショップ(数は少ない)ネット通販・ネットオークション

体長10センチにもなる大型のコリドラス。

いるだけで存在感があり、大きなヒレで泳ぐ姿はとてもかっこいいです。

大きいですが、飼育は容易のようです。

コリドラスゼブリーナ

相場価格:6万円~8万円

入手方法:ネット通販

流通量が少ない分情報も少なく、店舗での販売はほとんどありませんでした。

価格も11万円のものなど様々です。

体長6センチの中型。名前の通りゼブラ柄を持つコリドラス。

各ヒレが大きく、ヒレにもゼブラ模様が入ります。

見た目も可愛らしく人気で、流通量がとにかく少ない為に相場価格も高額です。

弱酸性の水質であれば飼育は容易とのことです。

コリドラススポットメガメタエ

相場価格:13000円前後

入手方法:アクアショップ・ネット通販

体長6センチほどの中型で明るい体色に背びれから尾びれにかけて黒いラインがあるのが特徴。

体側にはスポットと呼ばれる黒い模様もあるコリドラスです。

流通量の少なさから希少価値の高いコリドラス。

アクアショップのブログにも入荷情報がありましたが、すでに売り切れ続出の希少種。

水質の変化に敏感なので、導入時などには注意が必要です。


爬虫類と比較したコリドラスのモルフ事情

例えば爬虫類のボールパイソンでは「モルフ」と呼ばれる色や模様の変異が大人気で、ブリーダーによって人為的に新しいモルフを作り出す動きがとても活発です。

では、コリドラスも同じようにモルフ開発が進んでいるのでしょうか。

結論から言えば、コリドラスは爬虫類ほどモルフ開発が盛んではありません。

コリドラスでモルフ開発が活発でない理由

その理由はいくつかあります。

モルフの固定化に向いていない

まず遺伝的な要因として、ボールパイソンは体色変異が単純な遺伝形式で現れやすく、狙った交配でモルフを固定しやすいのに対し、コリドラスは模様や体色の遺伝が複雑で、狙って新しい模様を作ることが難しいのです。

寿命が短い

また繁殖サイクルの違いも大きく、ボールパイソンは寿命が長く繁殖も安定しやすいのに対し、コリドラスは寿命が短めで繁殖も環境に左右されやすく、計画的にモルフを固定化するには向いていません。

さらに、飼育者の文化の違いもあります。

愛好家の文化の違い

ボールパイソンの愛好家は「自分だけの珍しいカラー」を求める傾向が強いのに対し、コリドラスは「自然界に存在する姿」にこそ価値を置く人が多いのです。

そのため人工的に作られたモルフよりも、野生個体や新種として輸入されたものの方が高額になりやすいのです。

例外もある

ただし観賞魚の中でも、メダカや金魚・鯉は例外的に繁殖改良が盛んなジャンルです。

改良品種が毎年のように登場し、希少な模様は高額で取引されることもあります。

つまり同じ観賞魚でも、「改良やモルフを楽しむ文化」と「野生個体の希少性を楽しむ文化」があり、コリドラスは後者の代表格と言えるでしょう。

コリドラスの高額な希少種について【まとめ】

コリドラスの希少種は見た目の美しさや入手困難さから高額になりがちですが、ブリードが進むことで価格が下がる場合もあります。

この記事で紹介したように、購入の際は「相場」「流通量」「飼育難易度」を理解して選ぶと安心です。

希少種の魅力を知りつつ、あなたの水槽に合う一匹を探してみてください。

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