
小赤を飼育するときに一番迷いやすいのが「餌の量と与え方」です。
少なすぎると必要な栄養が不足して成長が遅れてしまい、多すぎると水質の悪化や肥満につながり、病気のリスクが高まります。
特に金魚すくいなどで持ち帰った小赤は、初心者の方が育てることも多いため、餌の加減がわからず不安に思う方も多いでしょう。
この記事では、小赤に適した餌の量や頻度、餌の種類の選び方に加えて、餌やり時の注意点や季節ごとの調整方法まで、飼育初心者でもわかりやすいように詳しく解説していきます。
健康に長生きさせたい方にぜひ参考にしていただきたい内容です。
小赤とは?

一番小さいサイズの金魚のことを、小赤(こあか)といいます。
もともとはフナですね。
2~3センチのサイズであることが重要です。
これ以上大きくなると、小赤とは呼びません。
金魚の一番小さいサイズが、小赤です。
小赤に与える餌の量は?
小赤1匹に対して、餌の量は耳かき1杯分~ひとつまみほどでOKです。
1日1回~2回がいいと思います。
小赤は雑食です。
なんでも口に入れちゃいます。
餌も与えたら与えるだけ、食べてしまいます。
餌の与えすぎには注意しましょう。
餌を与え過ぎると、小赤はどんどん大きくなります。
小赤って名前がついていますが、小さいままではいてくれません。(笑)
30センチまで成長しちゃったりするんですよ。
小赤に与える餌の量は、耳かき1杯分~1つまみ程度を1日に1回か2回で与えましょう。
小赤に与える餌の種類は?
金魚の餌って、結構どこにでも売っています。
筆者の小赤ちゃんの餌は、ダイソーさんで100円の餌を購入して、与えています。
小赤は粒でもフレークでも、金魚用の餌であれば、どんな種類の餌でもたべてくれます。
注意ポイントは、小赤に金魚用餌を与える場合は、小赤が食べれるサイズであるかどうか?確認しましょう。
小赤が小さすぎると、口も小さいため、粒タイプの餌は食べれない場合があります。
小赤が食べれるサイズの餌を選んで与えましょう。
小赤に餌を与える頻度は?
1日1回~2回がおすすめです。
筆者の小赤ちゃんは、朝1日1回です。
1日1回の餌やりをしていますが、3年経ったいま、5~6センチほどに成長して、小赤ではなくなっています。(笑)
年々、じわじわ大きくなるのが小赤です。
長生きする品種なので、大事に育ててあげてください。
小赤に餌を与えるときの注意点
小赤に餌を与えるときは、量や頻度だけでなく与え方や環境も重要です。
少しの工夫で健康寿命や体型維持に大きな差が出ます。
食べ残しと水質悪化の関係
小赤は食欲旺盛で与えればどんどん食べてしまいますが、食べ残しが出るほど与えると水槽内で腐敗してしまいます。
これがアンモニアや亜硝酸の増加につながり、水質悪化の原因となります。
水質が悪くなると小赤は病気にかかりやすくなり、最悪の場合命を落とすこともあるため、食べきれる量を見極めることが大切です。
餌の粒の大きさと沈下スピード
小赤の口は小さいため、粒が大きすぎる餌は食べにくくなります。
食べにくい餌を与えると口に入らずそのまま沈んでしまい、食べ残しとして水質を悪化させます。
また、沈下性の餌は水底にたまるため、水槽掃除が大変になることも。
浮上性やゆっくり沈むタイプを選び、小赤が食べきれるようにしましょう。
季節による餌やりの調整
水温が高い夏は小赤の代謝も活発になり、餌をよく食べます。
しかし水温が低い冬は代謝が落ち、餌を消化しにくくなるため、与える量を減らすのがポイントです。
冬場に夏と同じ量を与えてしまうと、消化不良を起こして体調を崩す原因になります。
季節に応じて餌の量を増減させることで、小赤を健康に育てることができます。
小赤の餌の量は【まとめ】
小赤は丈夫で飼いやすい金魚ですが、餌の量や頻度を誤ると体調を崩したり、水槽の環境が悪化して命を縮めてしまうことがあります。
適量を守り、食べ残しを出さないように注意することが、長生きの秘訣です。
また、季節によって代謝や食欲が変わるため、水温に合わせて餌の量を調整することも大切です。
成長スピードをコントロールしたい場合は与える回数で調整できますし、大きく育てたい場合はやや多めの頻度でも構いません。
小赤は与え方ひとつで体格や寿命に大きな差が出る魚です。
今回のポイントを踏まえて、日々の飼育に取り入れてみてください。