
ピンポンパールの性別を知りたいけど、オスとメスの違いは見た目で分かるの?そう疑問に思う方も多いはず。
本記事では、肛門の形や繁殖期の特徴などをもとに、ピンポンパールの性別を見分けるポイントを詳しく解説します。
繁殖を考えている方にも役立つ内容です。
ピンポンパールの性別を見分け方は?

ピンポンパールの性別は、肛門の大きさや形で性別を見分け、判断します。
小さい子どものうちは、肛門の形が見えにくいため、分かりずらいです。
フンの形が縦長か?丸いか?でも判断できますが、これも難しいです。
全部同じ形のようにみえますからね。
ピンポンパールの性別の見分け方は、肛門の形や穴の数で性別を見分けますが、大きくなってある程度成長した時に見分けてみれば良いと思います。

オス
ピンポンパールのオスは肛門がメスに比べて縦長の形をしています。
オスメスを見比べると見えてくると思います。
メス
肛門がオスに比べて、丸い形をしていています。
大きくなると、白い突起物が肛門に見えてきます。
突起物が見えると、メスだと見分ける事ができます。
ここも、オスと見比べてみたらわかってきます。
水槽にいるピンポンパールの肛門の形を、それぞれ1匹1匹見て観察してみてください。
あー!この子は丸いかなぁ?メスだ。
この子はメスより縦長だなぁー?オスだね!とオスメスの判別がつくようになり、見分け方がわかります。
ピンポンパールのオスとメスの性格の違いとは?

性格でオスか?メスか?の判別は、もっと難しいです。(笑)
ピンポンパールの性格で性別を見分ける、ではなく、発情期で性別を見分けるが正解ですね。
発情期になると、オスがメスをしきりに追いかける行動をします。
追いかける行動で、あ、追ってるのがオスで、追われている子はメスなんだな。
と分かることができます。
ここの性別の見分け方に関しては、発情期でなければわからないので、毎日の観察が重要になりますね。
性格で性別を見分ける、ではなく、発情期で性別の判断ができます。
ピンポンパールのオスとメスが交尾前後に行う行動の違い
交尾前(発情期の行動)
繁殖期に入ると、オスは明らかに活発になり、メスを執拗に追いかけるようになります。
これはメスのお腹に卵が成熟しているサインを察知し、産卵を促すための行動です。
胸びれやエラぶたに「追星」と呼ばれる白い突起が現れるのもオスの特徴です。
メスはこの時期、お腹がふっくらと大きくなり、やや泳ぎが重たそうに見えることもあります。
交尾中(産卵・放精)
メスが水草や産卵用のスポーンマットに体を擦りつけるような動きをすると、産卵が始まった合図です。
その周囲でオスは身体を密着させ、同時に精子(白子)を放出します。
このときオスは何度もメスの体側にぶつかるように泳ぎ、卵を産みやすく刺激します。
交尾後(産卵後の行動)
産卵が終わると、メスは体力を消耗し、しばらくの間はおとなしくなります。
一方でオスは卵への執着を見せることもなく、すぐに通常の行動に戻ります。
金魚は卵や稚魚を食べてしまう習性があるため、繁殖を成功させたい場合は卵を別の容器に隔離する必要があります。
ピンポンパールの性別を見分けるタイミングと繁殖期の特徴

性別を見分けやすくなる時期はいつ?
ピンポンパールの性別は、稚魚や幼魚のうちは外見から見分けるのが非常に難しいです。
一般的に体長が5cmを超え、半年から1年ほど経った頃から、肛門の形や体つきに違いが出始めます。
繁殖を考えている場合は、ある程度成長してから見極めを行うのが現実的です。
産卵管や追星で見分けられる
メスは繁殖期になると肛門部分に小さな突起=産卵管が確認できることがあります。
一方、オスは胸びれやエラぶたのあたりに「追星(白いブツブツのような突起)」が現れることが多く、これは繁殖期特有のサインです。
これらは繁殖期限定の特徴なので、季節や体調によっては見られない場合もあります。
行動からも分かるオスメスの違い
繁殖期にはオスがメスを執拗に追いかける行動が見られるため、このとき初めて「追っているのはオス」「追われているのはメス」と判断できます。
ただし、繁殖期以外の通常時はこの行動が見られないため、普段の性格の違いだけで性別を断定するのは困難です。
ピンポンパールの性別の見分け方【まとめ】
ピンポンパールの性別は、幼い時期には判別が難しいですが、成長とともに肛門の形や追星、産卵管といった違いが現れます。
繁殖期の行動も重要な判断材料です。
観察を続けていれば、次第にオスとメスの違いが見えてくるでしょう。
性別を把握することで、繁殖や飼育計画がよりスムーズになります。