
金魚を飼い始めたら、最初に迷うのが「どんな名前をつけるか」ではないでしょうか。
せっかく家族の一員として迎えたのなら、かわいくて愛着のわく名前を付けたいものです。
この記事では、かっこいい・縁起のいい・面白い名前のアイデアまで紹介します。
名づけのコツや注意点も解説するので、あなたの金魚にぴったりの名前が見つかりますよ。
金魚に名前をつけるメリット

金魚に名前をつけることには、実は飼い主にとって多くのメリットがあります。
単なる呼び名以上に、飼育を楽しむ気持ちを高めてくれる効果があるのです。
愛着が深まりやすい
名前をつけると、その金魚が「ただの魚」ではなく「家族の一員」として感じられるようになります。
日々の世話や観察にも自然と気持ちがこもり、結果的に健康管理や長生きにもつながります。
個体識別がしやすい
複数匹を飼っている場合、名前があるとそれぞれを見分けるのが楽になります。
「赤い子はさくら」「出目金はでめちゃん」といった具合に呼び分けることで、体調や食欲の変化にも気づきやすくなります。
家族や子供とのコミュニケーションになる
子供と一緒に名前を考えたり、家族全員で呼んだりすることで、金魚を通じた会話やふれあいが増えます。
特に小さな子供にとっては、生き物への関心や責任感を育むきっかけにもなります。
このように、金魚に名前をつけることは「飼う楽しみを広げる」大切なステップだと言えるでしょう。
おすすめの金魚の名前
金魚の名前【かわいい系】

チェリー
ネットで調べて一番多く出てきた名前が【チェリー】でした。
響きもとても可愛らしい名前ですね。
由来は金魚の色がサクランボと似ていること、丸くて可愛らしく丸い品種の金魚のようでもあるからです。
マリン
私はやっていないのですが、パチンコ【海物語】のキャラクターの名前からきているそうです。
何故金魚に?と思いましたが、海物語において金魚は重要なようです。(パチンコをやっていない為わかりませんが・・・。)
マリンちゃんが金魚すくいをやっている演出があるそうですよ。
パチンコと聞くと抵抗があるかもしれませんが、名前自体はすごく可愛らしく呼びやすいです。
でめちゃん
これは簡単です。出目金だからでめちゃんです。
呼びやすいし、わかりやすくてかわいいですね。
金魚の名前【かっこいい系】

金魚の名前は「かわいい」ものだけでなく、「かっこいい」方向でつけるのも人気があります。
特に男の子が名づけ親の場合や、力強い雰囲気の金魚を飼っている場合に好まれやすいです。
武将や歴史上の人物からとる
赤や黒の模様が入った勇ましい金魚には「信長」「秀吉」「政宗」といった武将の名前がよく似合います。
由来があることで話題性もあり、来客に披露すると盛り上がることも多いです。
英語風のかっこいい名前
「レッド」「ブラック」「ドラゴン」「タイガー」など英語由来の単語をそのまま名前にするのもおすすめです。
シンプルで呼びやすく、見た目の特徴を強調できます。
神話や自然をイメージした名前
「ゼウス」「アポロ」「ライジン」「カグツチ」など、神話や自然現象にちなんだ名前は迫力があります。
特に大きめの和金や力強く泳ぐ個体にぴったりです。
金魚の名前【面白い系】

ちょっとユニークで人と被らない名前を付けたいなら、「面白い名前」を選ぶのもおすすめです。
呼ぶたびにクスッと笑えるような名前は、家族や来客との会話のネタにもなります。
食べ物や飲み物からつける
「たこやき」「おにぎり」「コーラ」「うめぼし」など、身近な食べ物や飲み物の名前は意外と金魚に似合います。
特に丸い体型の金魚は食べ物系の名前と相性抜群です。
有名人やキャラクターをもじる
「きんタロー」「さかなクン」「マツコ」など、ちょっと笑える人名やキャラから取ると印象的です。
パロディ感覚で付けると、愛着もユーモアも両立できます。
言葉遊びでつける
「ギョえ」「おカネ」「スイすい」など、魚や金にちなんだダジャレや語呂合わせも人気です。
名前を呼ぶたびに楽しい雰囲気になり、子供にも覚えやすいのが特徴です。
金魚の名前【縁起のいい】

金魚は古くから「福を呼ぶ魚」として親しまれてきました。
そのため、名前を付ける際に縁起の良さを意識する人も少なくありません。
金魚の赤い色は火や太陽を連想させ、魔除けや繁栄の象徴と考えられてきた背景もあります。
金運や繁栄をイメージした名前
「きんちゃん」「ゴールド」「大吉」など、金運や豊かさを連想させる名前は縁起が良いとされます。
お店や会社で金魚を飼う際にもよく選ばれる傾向があります。
長寿や健康を願う名前
「寿(ことぶき)」「福」「長生き」など、末永い健康や長寿を願ってつける名前も人気です。
金魚自体が長寿の象徴とされることもあり、願掛けの意味を込めるのにぴったりです。
季節や自然に由来する名前
「春」「桜」「豊」「稲穂」など、自然や季節を連想させる名前も縁起が良いとされます。
特に収穫や豊作を意味する言葉は、家庭円満や繁栄を願う象徴になります。
縁起の良い名前を付けると、飼育が一層特別なものになり、毎日の世話が「おまじない」のような楽しみになるでしょう。
金魚の名前【海外編】

英語や外国語からの名づけ
日本ではあまり聞き慣れないですが、海外ではペットに「英語の愛称」を付けるのが一般的です。
金魚にも応用でき、たとえば「Sunny(太陽のように明るい色)」「Peach(桃色をイメージ)」などは呼びやすく可愛らしい響きを持っています。
外国語を取り入れることで、少しおしゃれでユニークな雰囲気を出すことができます。
キャラクターや物語からの名づけ
子供にも人気なのが、アニメや物語のキャラクター名をそのまま金魚につける方法です。
たとえば「ニモ」や「ドリー」など、魚にちなんだキャラクターは覚えやすく親しみやすいですね。
また「シンデレラ」「アリエル」のような名前も金魚に不思議と似合います。
金魚の命名のコツ

金魚の色・特徴・時期・直観で考えてみましょう。
先ほど紹介した名前はどれも金魚の色から、特徴からきていますよね。
それならば自分の飼育している金魚を見てみて考えてみましょう。
色は何色ですか?
赤だったら【チェリー】ではなく【りんごちゃん】なんていう名前も可愛いですね。
特徴はどうでしょう。
体が丸い金魚、細長い金魚、ヒレが長い金魚。
様々な品種がいますよね。
品種の名前からとっても良いかもしれません。
例えば【ピンポンパール】という品種からとって【ぽんちゃん】なんかも可愛いですね。
金魚を飼育した時期はどうでしょう。金魚すくいでしょうか?人から譲り受けましたか?
金魚すくいだったら金魚すくいの道具【タモ(ポイ)】から【タモさん】なんかも面白いかもしれませんね。
金魚ではありませんが、私は現在グラミー系3匹飼育しています。
名づけはどれも私の子供たちがそれぞれの特徴から名前を考えてくれました。
レッドグラミー:食いしん坊ちゃん(3匹の中で一番餌の食いつきが良い為)
ハニードワーフグラミー:きいろちゃん(黄色い為)
ゴールデンハニーレッドドワーフグラミー:ちっちゃいこちゃん(一番小さいため)
子供ながらに特徴をとらえているな、と感心。
特徴からでなく、直感や好きなもの、元交際相手の名前を付けている人もいるとかなんとか。
ちなみに女優の真木よう子さんも金魚を飼育しているようです。
真木よう子さんの母親が金魚の名前を付けたと話題になっていました。
その名も【ブラボー】
可愛らしい名前?と聞かれたら返事に困りますが、とてもインパクトのある素敵な名前ですよね。
個体識別が難しい場合はグループで名づける

多頭飼いの金魚があまりにも似ていて見分けられない場合、無理に1匹ごとに名前を付ける必要はありません。
そんな時は「グループでひとつの名前」を付ける方法がおすすめです。
例えば、赤い金魚が数匹いるなら「さくら組」、白っぽい個体ばかりなら「ゆきチーム」といった具合に、色や雰囲気でグループ名を決めるのです。
学校のクラスやアイドルグループのような感覚で呼べるので、愛着も一気に湧きます。
さらに「A水槽の子たちはポイファミリー」「大きい鉢の子たちはマルチーム」といったように、飼育環境ごとにグループ名をつけるのも分かりやすい方法です。
名前を付ける行為そのものが愛情表現になるので、区別がつかなくても十分に意味があります。
無理に1匹ずつを見分けようとしてストレスを感じるよりも、グループ全体をまとめて呼ぶことで気楽に楽しめるのがこの方法の大きなメリットです。
金魚の名づけ時の注意点

いざ名前を決めたあとに注意することがあります。
・同じ水槽に同じ品種、似たような金魚がいる場合わからなくなる
・名前を決めたが呼ばない、時間が経つにつれ呼ばなくなる
どちらもあるあるですよね。
子供だと毎日名前が変わる、なんてこともあります。
金魚に名前を付けてはいけないという都市伝説が存在

一部では「金魚に名前をつけてはいけない」と言われることがあります。
これは科学的な根拠というよりも、昔からの言い伝えや迷信に基づいた考え方です。
命名による“高貴化”の迷信
古くは「名を持つことは特別な存在になること」を意味すると考えられていました。
金魚に名前を与えると、人と同じように“魂を持つ”とされ、それが飼い主に影響を与えるという言い伝えが生まれたのです。
最期に道連れにするという噂
中でも有名なのが「名前を付けられた金魚は、死ぬときに飼い主を道連れにする」という怖い話です。
実際には迷信にすぎませんが、子供のころに聞いて心に残っている人も多いようです。
愛着が深まることでの心理的負担
より現実的な理由として、名前を付けたことで愛着が強くなり、別れの際に悲しみが深くなるという点もあります。
人間に比べれば魚は非常に短命ですからほぼ確実にいつか来る別れの悲しみに対する予防策と言えるでしょう。
そのため「名前は付けない方がいい」と考える飼い主もいます。
金魚の名前を可愛いものにしたい【まとめ】
金魚の名前は「かわいい」「かっこいい」「縁起がいい」「面白い」といった切り口で自由に考えることができます。
大切なのは、飼い主が呼びやすく、愛着を持って呼び続けられることです。
名前を付けることで毎日の観察やお世話も楽しくなります。ぜひあなたの金魚にも素敵な名前を付けて、より豊かな飼育生活を楽しんでくださいね。