ハムスターは栗や焼き芋はNG?あげる際の【重要】注意点を解説!
そして焼き芋。
皆さんは食べますか?
筆者は栗はあまり食べませんが冬になるとスーパーに並んでいる焼き芋を見るとつい買ってしまいます。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
栗や焼き芋が大好きで飼っているハムスターにも分けてあげたいと思う人もいると思います。
今回はハムスターに栗や焼き芋など秋の味覚を与えてもいいのか、解説します!
しかし注意することもあります。
そこで今回はハムスターに栗や焼き芋を与える場合はどんな風に与えればいいのか、また注意することはなにか。
解説していこうと思います。
Contents
ハムスターに栗を与えてもいいの?
ハムスターに栗は与えても大丈夫です。
しかし栗拾いなどでとってきた野生の栗や人間用に味付けされている甘栗はやめた方がいいでしょう。
それは何故かというと理由は2つあります。
一つ目は野生の栗には虫が食べていたり寄生虫やウイルスなどがついている可能性があるということ。
良かれと思ってハムスターにあげた栗が原因で病気になってしまうのは嫌ですからね。
与えるならスーパーなどで売っている調理前の栗を買って、自宅で調理してあげましょう。
そして二つ目は人間用の味付けのものは砂糖が多く使われているので、肥満になったりもしかしたらハムスターに普段あげているご飯を食べなくなってしまう可能性があるということです。
実は意外とハムスターはグルメな生き物でいつも食べているご飯より美味しいものを食べてしまうと食べなくなってしまうことがあるのです。
でもまぁ人間でも食べるなら美味しいものの方がいいですもんね、ハムスターも同じなのでしょう。
ハムスターへの栗の与え方
では次はどうやって栗をあげればいいのか、解説していきたいと思います。
まず栗は外の皮とハムスターにとって毒となるタンニンが入っている渋皮と発芽部分を取り除き、虫食いがないか確認してから茹でて与えます。
また味付けをしないことも大切です、ただ茹でるだけでもハムスターにとっては美味しいものなので変に砂糖など入れないようにしましょう。
与える回数と量は週に1回、多くても栗1つで十分です。
それ以上はあげ過ぎになってしまい肥満などの原因になってしまいますので気をつけましょう。
また栗のみあげてしまうと栄養が偏ってしまうので他のひまわりの種などをバランスよく与えましょう。
ハムスターに栗を与えるときの注意点
そして最後にハムスターに栗をあげるときの注意点を解説します。
ハムスターに栗を与えるとき一番気をつけなきゃいけないことは渋皮と発芽部分をあげないようにすることです。
なぜハムスターに渋皮と発芽部分をあげてはいけないのか、それはその部位に「タンニン」と「プロアントシアニゾン」いうカテキンに一種が含まれているからです。
渋皮を食べると舌がピリピリしますよね?
そのピリピリの正体はタンニンが口の中のタンパク質が変化させているから起きているのです。
ではなぜ人間は食べても平気なのか、それは唾液の中にタンニンを和らげてくれる成分が入っているから食することができるのです。
しかしハムスターはその成分がありません。
その状態で食べてしまうと人間にはピリピリ程度でもハムスターにとってはビリビリとした強烈な刺激になってしまいます。
なので渋皮をあげることができないのです。
また同じような理由で柿もハムスターにあげることが出来ません。
また食べ残しは次の日までに回収しましょう。
鮮度が悪いものを食べてしまうのは体調を崩す原因になってしまいます。
ハムスターに焼き芋を与えても大丈夫?
ハムスターを飼っている身としては、美味しいものはついつい分け与えてしまいたくなりますよね?
ではハムスターに焼き芋をあげてもいいのか、結論から言ってしまうとあげても全く問題ないです。
では引き続き、さつまいもの栄養とあげるときの注意点、そしてどうやってあげるのがいいのか解説していきたいと思います。
さつまいもってどんな栄養があるの?
まず最初はさつまいもにどういった栄養があるのか、ご紹介していきたいと思います。
ビタミンC
ビタミンBはよく耳にすると思いますが、ビタミンCはなかなか聞いたことがないと思います。
このビタミンCには抗酸化作用があります。
とくにさつまいもはデンプンがガードしてくれるため熱に強く、加熱しても栄養が外に流れにくいという特徴があります。
セルロース
このセルロースは簡単いうと食物繊維です。
さつまいもを食べるとおならが出やすくなるというのはこのセルロースのおかげです。
便秘などお腹の調子が悪いときには積極的に摂取したいものです。
ベータカロテン
このベータカロテンはアイチエイジングに役立ちます。
身が黄色いほど沢山含まれているようです。
なので黄色いさつまいもには大量のベータカロテンが入っていることがわかります。
ヤラピン
このヤラピンはさつまいも特有の栄養で、切った時にでる謎の白い汁はこれです。
セルロースと同様、お腹の調子を良くしてくれます。
しかし人間にはいい効果があるものの、ハムスターにとっては下痢を起こしやすくなってしまう厄介なものでもあります。
ハムスターに焼き芋あげるときの注意点は?
次にさつまいもを生であげるときの注意点と焼いた状態であげるときの注意点をご紹介したいと思います。
さつまいもを生であげるときは水洗いや小さいサイズにカットするのはもちろんですが、一番大切なのは5~15分水にさらしてヤラピンを抜くことです。
ヤラピンは熱に強く、加熱しても取ることが出来ません。
なのでハムスターの体調が悪いときはしっかりと水にさらしておきましょう。
さつまいもを焼いた状態であげる場合は生の場合より注意点が多い点です。
焼いたものはヤラピンが多いので軟便のときや体調が悪い時はあげない、下味に塩を使っている場合はあげない、焦げ目は取ってあげる、しっかり冷ます。
この中で一番守ってほしいことは軟便や体調が悪いときはあげないということです。
しかし、さつまいもの皮はあげても大丈夫です。
ですが皮にもヤラピンは含まれているので気になる人は剥いてしまっても大丈夫です。
ハムスターに焼き芋、結局どうやってあげるのがいいの?
では結局生であげるのがいいのか、それとも焼きであげるのがいいのか。
一概にこっちがいいとは断言することは出来ません。
それは何故かというと両方ともメリットがあるからです。
そのメリットとは生のさつまいもは注意点が少なく、そんなに気を張ることがないこと。
焼いたさつまいものメリットは高齢や歯が病気になっているハムスターも食べられるということです。
また焼くと甘みも増すので甘いのが好きなハムスターにも人気です。
このように両方ともいい所があるで時と場合によって使いわけましょう。
ハムスターは栗や焼き芋など秋の味覚を食べられるの?【まとめ】
ハムスターに栗を与えても大丈夫ですがあげるのは週に1回多くても1つまで、しかし野生の栗や人間用に味付けをしてあるものはあげない方がいい。
そしてハムスターに与えるときはしっかりと外の皮、渋皮、発芽部分を取り除き栗の中身だけを茹でてあげる。
ということがわかりました。
最初に書いたとおり筆者は栗を食べないので今回の記事を書きながら「栗の渋皮ってピリピリするんだ…」と思いました。
ハムスターに焼き芋はあげてもいいがさつまいもの中に含まれている「ヤラピン」という栄養は下痢を起こしやすいので生であげる場合はしっかりと5~15分水にさらす、焼いている場合は体調が悪いときは与えない。
ということがわかりました。
生の場合は簡単にあげることができるメリットが、焼いた場合は高齢や歯が病気なハムスターでも食べることができるなど両方ともメリットがあります。
必要に応じて使い分けましょう。