ハムスターの目やにの色で分かる病気のサイン|白・茶色・黄色・緑の違いを解説

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ハムスターの目に目やにがついていると、飼い主としてはとても心配になりますよね。

実は目やにの色によって、病気の有無や原因を推測できることがあります。

本記事では「白・茶色・黄色・緑」の目やにについて詳しく解説し、病院に行くべきかどうかの判断目安を紹介します。

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目次

ハムスターに目やにが出る事があるの?

ハムスターの目やには、人間と同じように日常的に出ることがあります。

単なる老廃物や涙が固まったものであれば心配はいりませんが、色や量によっては病気のサインであることもあります。

「目やに=必ず病気」ではありませんが、色や状態、ハムスターの元気さをあわせて観察することが大切です。

異変が続く場合は早めに小動物を診られる動物病院に相談すると安心です。

茶色い目やにの原因

茶色の目やには、古い血液や涙が酸化して固まったものであることが多く、軽度の炎症や傷が背景にあるケースがあります。

例えば、ケージの金網や床材のチップで目をこすってしまったときに小さな出血が起き、それが固まって茶色に見えることがあります。

また、目の周囲に付着した食べかすや汚れが混じることでも茶色になる場合があります。

放置すると細菌感染のリスクがあるため、繰り返し出るときは早めに獣医師の診察を受けるべきです。

白い目やにの原因

白い目やには、涙や油分が固まっただけの生理現象であることが多く、必ずしも病気を意味しません。

ただし、大量に出る場合や、目が開きにくそうにしている場合は結膜炎や角膜炎の初期症状である可能性があります。

特に「白い糸のような目やに」が目頭に絡みつく場合は、目の乾燥や小さな異物混入によって炎症が起きていることも考えられます。

黄色い目やにの原因

黄色い目やには、単なる汚れや乾いた涙ではなく「膿」が混じっている可能性が高いです。

膿が出るのは細菌感染や炎症が進んでいるサインで、結膜炎や角膜炎が悪化したときによく見られます。

特に目の周囲が赤く腫れていたり、目を開けにくそうにしている場合は要注意です。

放置すると視力の低下や失明に繋がることもあるため、早めに動物病院で治療を受ける必要があります。

緑色の目やにの原因

緑色の目やにも、基本的には膿が関わっているケースが多く、感染症がかなり進んでいる可能性があります。

緑色を呈するのは細菌や膿の成分が濃くなっているためで、目だけでなく体全体の調子も崩していることが少なくありません。

元気がなく食欲が落ちていたり、鼻水やくしゃみなど他の症状が伴う場合は、ただちに動物病院での診察が必要です。

自己判断で様子を見るのは危険なので、早期の対応がハムスターの健康を守ります。

ハムスターの目やにが赤い原因

ハムスターの目やにが赤っぽく見える場合、そこには血が混じっている可能性があります。

主な原因として考えられるのは、目の周囲を引っかいてできた小さな傷や、結膜炎・角膜炎などの炎症による出血です。

ケージの金網や床材、砂浴びの砂などが目に入って刺激となり、炎症や出血を引き起こすこともあります。

赤い目やには、単なる乾燥や老廃物とは異なり「目の組織が傷ついているサイン」であることが多いため注意が必要です。

目の充血や腫れ、涙の増加を伴っている場合は病気の進行が考えられるので、放置せず早めに動物病院へ連れていきましょう。

自宅でできる応急的な対応としては、目やにが固まって目が開かないときにぬるま湯で湿らせたガーゼを優しくあてる程度にとどめます。

決して強くこすったり、綿棒で直接触ったりしないようにしましょう。

赤い目やには感染症や外傷のサインである可能性が高いため、自己判断で処置せず獣医師に診てもらうことが安心につながります。

ハムスターの目やにが黒い原因

ハムスターの目やにが黒っぽく見える場合、多くは乾いて固まった涙や古い目やにが酸化したもので、必ずしも深刻な病気とは限りません。

白や茶色の目やにが時間の経過で黒ずんで見えることもあります。

また、床材のチップや砂、埃などが目やにと混ざって黒くなるケースもあります。

しかし、黒い目やにが頻繁に出る場合や、目のまわりが赤く腫れている、かさぶたのように固まって目が開けにくい、といった症状を伴う場合は要注意です。

角膜や結膜に小さな傷ができて出血し、それが乾いて黒っぽく見えている可能性もあります。

自宅でできるのは、ぬるま湯で湿らせたガーゼをあてて柔らかくし、そっと拭き取る程度にとどめることです。

それでも改善せず、繰り返し黒い目やにが出る場合は、炎症や外傷の悪化を防ぐためにも早めに小動物を診られる獣医師に相談するのが安心です。

ハムスターの目やにの取り方

ハムスターに目やにがついていると、つい取りたくなりますが、誤った方法は目を傷つけてしまう危険があります。

基本は「無理に取らないこと」が大前提です。

目やにが少量で、ハムスターが元気にしている場合は、自宅でのケアも可能です。

清潔なガーゼやコットンをぬるま湯で軽く湿らせ、固まった目やにをふやかすようにしてから、そっと拭き取ります。

このとき力を入れたり、乾いた状態でこすったりすると角膜を傷つけてしまうので注意が必要です。

綿棒は先端が硬いため、ハムスターが急に動くと目を突いてしまう恐れがあり、基本的には使わない方が安全です。

また、暴れてしまう子や、人に慣れていない子は無理に取らず、自然に落ちるのを待つか、動物病院で診てもらった方が安心です。

目やにが何度も出たり、黄色や緑色の目やにが続く場合は、感染症や炎症の可能性が高いため、必ず獣医師の診察を受けるようにしましょう。

ハムスターの目やにで目が開かないとき

ハムスターの目に目やにがこびりつき、まぶた同士がくっついて開かなくなることがあります。

これは目やにの量が多いときや、寝ている間に固まってしまったときによく見られます。

単なる生理的な目やにであれば、ぬるま湯で湿らせたガーゼやコットンを数秒あてて柔らかくし、優しく拭き取れば目は開くようになります。

無理に引っ張ったり、乾いたままこすったりすると皮膚や角膜を傷つけるので注意が必要です。

しかし「毎日のように目が開かない」「黄色や緑色の目やにが続く」「腫れや充血がある」といった場合は、結膜炎や角膜炎などの病気が進行している可能性があります。

そのまま放置すると視力低下や失明の危険もあるため、早めに小動物を診察できる獣医師に相談することが大切です。

ハムスターが目を開けられない状態は、単なる目やに以上のサインであることが多いと心得ましょう。


FAQ|ハムスターの目やにに関するよくある質問

ハムスターの目やにが片目だけに出るのはなぜ?

片目だけに目やにが出る場合は、異物の混入や小さな傷、結膜炎など局所的なトラブルの可能性が高いです。両目に出るよりも原因が限定されやすいですが、繰り返す場合は病院での診察をおすすめします。

ハムスターが目やにを出して死んでしまうことはある?

目やに自体が直接死因になることはありません。ただし、感染症や全身の病気によって目やにが出ている場合は、体調悪化のサインとして現れることがあります。元気がない・食欲がないといった症状を伴うときは危険信号です。

ハムスターは老化で目やにが出やすくなる?

はい。高齢になると免疫力が下がり、目の分泌物が増えて目やにが出やすくなります。また毛づくろいの頻度が減るため、目のまわりに目やにが固まりやすいです。老齢期は特に毎日の観察とケアが大切です。

ハムスターは寝起きに目やにがつきやすい?

はい。人間と同じで、寝ている間に分泌物が固まり、目やにとして残ることがあります。寝起きに少量ついている程度なら心配はいりませんが、頻繁に大量に出る場合は病気の可能性もあります。

ハムスターに目薬を使ってもいい?

人間用の目薬は絶対に使用してはいけません。必ず獣医師に診てもらい、ハムスター専用に処方された目薬を使う必要があります。自己判断の使用は危険です。

ハムスターの結膜炎で目やにが出ることはある?

あります。結膜炎になると涙や分泌物が増え、白〜黄色の目やにが出やすくなります。放置すると悪化して緑色の膿が出ることもあるため、早めの受診が必要です。

ハムスターの目やには自然治癒する?

軽度で一時的なものであれば自然に治まることもあります。しかし、繰り返す、色が黄色や緑になる、目が腫れるなどの症状がある場合は自然治癒は期待できず、必ず動物病院での治療が必要です。

ハムスターに目やにができて心配!【まとめ】

ハムスターの目やには色によって意味が異なり、白や茶色は軽度でも、黄色や緑は病気のサインであることが多いです。

毎日観察して早めに異変に気づくことが長生きに繋がります。

もし迷ったら、自己判断せず動物病院で相談してください。

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