
ハムスターにコオロギを与えても大丈夫なのか、気になる方もいるのではないでしょうか。
ハムスターは雑食性の動物なので、コオロギなどの昆虫を食べることがあります。そのため、飼育下でもコオロギを副食として与えることはできます。
ただし、ハムスターを飼ううえでコオロギや生き餌が必ず必要というわけではありません。
総合的な栄養バランスを考えて作られたハムスター用ペレットを主食として食べているのであれば、コオロギはあくまで食事のバリエーションの一つとして考えましょう。
また、生きたコオロギだけでなく、乾燥タイプや冷凍タイプなどもあります。
この記事では、ハムスターはコオロギを食べても大丈夫なのか、生き餌は必要なのか、与え方や量・頻度、コオロギ以外の昆虫まで詳しく解説します。
ハムスターはコオロギを食べても大丈夫?

ハムスターにコオロギを与えること自体は可能です。
ただし、「食べられる」ということと「毎日のように与えたほうがよい」ということは別です。
普段の食事とのバランスを考えながら、副食として取り入れましょう。
ハムスターは雑食性で昆虫も食べる
ハムスターというと、ヒマワリの種や穀物を食べるイメージが強いかもしれません。
しかし、ハムスターは植物性のものだけを食べる動物ではなく、昆虫などの動物性の食べ物を口にすることもあります。
そのため、コオロギを食べること自体は不自然ではありません。
飼育しているハムスターへ与える場合には、ペット用の餌として管理・販売されているコオロギを選ぶとよいでしょう。
コオロギは必ず与えなければならない餌ではない
野生のハムスターが昆虫を食べることがあるからといって、飼育しているハムスターにも必ず生きた昆虫を与えなければならないわけではありません。
主食として適切なハムスター用ペレットを食べているのであれば、コオロギを与えなくても飼育できます。
コオロギは主食の代わりではなく、副食の一つとして考えるのが基本です。
そのため、ハムスターがコオロギを食べない場合も、無理に慣れさせる必要はありません。
ハムスターに生き餌のコオロギは必要?

「ハムスターには生き餌を与えたほうがいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
結論からいえば、生きたコオロギはハムスターの飼育に必須ではありません。
普段の食事で必要な栄養を取れているのであれば、生き餌を与えていないことを心配する必要はないでしょう。
生き餌を与えるメリット
生きたコオロギを与えると、ハムスターによっては動くコオロギに興味を示し、追いかけたり捕まえたりすることがあります。
普段とは違った行動が見られることもあるでしょう。
また、コオロギは動物性たんぱく質を含むため、副食として食事に取り入れることもできます。
ただし、生き餌には管理の手間もあります。
逃げたり食べ残されたりする可能性があるため、与えた後まで確認することが重要です。
食べないハムスターには無理に与えなくてよい
コオロギを見せれば、すべてのハムスターが喜んで飛びつくわけではありません。
すぐに食べる個体もいれば、興味を示さない個体もいます。
これは食べ物の好みや経験などによっても変わります。
普段から主食をしっかり食べているのであれば、コオロギを食べないことだけを理由に心配する必要はありません。
ハムスターに与えるコオロギの選び方
ハムスターにコオロギを与える場合には、どんなコオロギでもよいわけではありません。
入手方法やサイズ、保存方法などを確認して選びましょう。
野外で捕まえたコオロギは避ける
庭や公園などで見つけたコオロギを捕まえて、そのままハムスターへ与えるのは避けたほうがよいでしょう。
野外の昆虫は、どのような場所を移動し、何に触れてきたのか分かりません。
農薬などの薬剤に接触している可能性もあります。
ハムスターに与えるのであれば、ペット用の餌として販売・管理されているコオロギを利用するほうが扱いやすいでしょう。
ハムスターが食べやすいサイズを選ぶ
生き餌を選ぶときには、ハムスターの体格に対して大きすぎないものを選びます。
ゴールデンハムスターとジャンガリアンハムスターでは体格が違うため、同じサイズのコオロギが適しているとは限りません。
特に初めて与える場合は、小さめのものから試して反応を見るとよいでしょう。
大きなコオロギを無理に与える必要はありません。
生・乾燥・冷凍コオロギの違い
コオロギには、生き餌だけでなく乾燥タイプや冷凍タイプもあります。
生きたコオロギは動くため、興味を示すハムスターもいますが、飼育や保管、食べ残しの処理が必要です。
乾燥コオロギは保存しやすく、生きた虫を扱うのが苦手な飼い主でも利用しやすいでしょう。
冷凍コオロギも保存しやすい選択肢ですが、商品ごとの保存方法や解凍方法を確認して使用します。
どのタイプにも特徴があるため、「生き餌でなければ意味がない」と考える必要はありません。
ハムスターへのコオロギの与え方

コオロギは主食ではないため、初めからたくさん与える必要はありません。
ハムスターの様子を確認しながら少量から試しましょう。
最初は少量から与える
初めてコオロギを与えるときには、少量から始めます。
食べるかどうかだけでなく、食べた後の便や体調に変化がないかも確認しましょう。
生き餌の場合は、ハムスターが食べずに放置していないかも確認します。
食べ残した生きたコオロギは、そのままケージ内へ残さず回収しましょう。
コオロギを与える頻度は?
コオロギを与える頻度について、「必ず○日に1回」「○匹まで」とすべてのハムスターに共通する数字を決めるのは難しいでしょう。
コオロギ自体の大きさにも差があり、ハムスターの種類や体格、年齢、普段食べている餌なども異なるためです。
毎日の主食として与えるのではなく、ときどき与える副食として少量から取り入れます。
コオロギを多く与えることでペレットを残すようなら、量や頻度を減らしましょう。
ゴールデン・ジャンガリアンなど体格に合わせる
ゴールデンハムスターは、ジャンガリアンハムスターなどのドワーフハムスターより体が大きいため、食べられるコオロギのサイズも変わります。
だからといって、ゴールデンなら必ず何匹、ジャンガリアンなら何匹と一律に決める必要はありません。
ハムスターの体格に対して無理のないサイズを選び、少量から様子を見ることが大切です。
ハムスターにコオロギを与えるメリット
コオロギは必須の餌ではありませんが、副食として利用するメリットもあります。
動物性たんぱく質を補助できる
コオロギには動物性たんぱく質が含まれています。
そのため、食事のバリエーションとして少量取り入れることができます。
ただし、「たんぱく質を取らせたいからコオロギを大量に与える」という使い方は避けましょう。
主食となるペレットとのバランスを崩さないことが重要です。
生き餌では捕食行動を見せることもある
生きたコオロギを与えると、動くものに興味を示して追いかけるハムスターもいます。
実際に捕まえて食べることもあります。
一方で、ほとんど興味を示さないハムスターもいるため、反応には個体差があります。
生き餌への反応を楽しむために、嫌がっているハムスターへ無理に与えることは避けましょう。
ハムスターにコオロギを与えるときの注意点

コオロギを与える場合は、種類や量だけでなく安全に管理できるかも重要です。
大きすぎる生きたコオロギは避ける
ハムスターに対して大きすぎるコオロギを選ぶ必要はありません。
特に小型のハムスターへ与える場合には、サイズを確認しましょう。
最初は扱いやすい小さめのコオロギから試す方法があります。
食べ残したコオロギをケージに放置しない
生きたコオロギを与えたものの、ハムスターが食べないこともあります。
その場合は、ケージ内へ放置せず取り除きましょう。
ケージの隙間や床材の中へ逃げ込む可能性もあります。
「そのうち食べるだろう」と何匹もケージへ入れたままにするのではなく、食べる様子を確認できる範囲で与えると管理しやすくなります。
野生のコオロギは与えない
野外で捕まえたコオロギには、飼育環境や餌として管理されているコオロギとは異なる不確定要素があります。
薬剤などに接触している可能性も判断できません。
身近な場所で捕まえられるからという理由だけで、ハムスターの餌として利用するのは避けましょう。
与えすぎて主食を食べなくならないようにする
コオロギを好んで食べるハムスターの場合、飼い主もつい多く与えたくなるかもしれません。
しかし、コオロギはペレットの代わりになる主食ではありません。
副食を増やした結果、主食のペレットを残すようになるのは避けたいところです。
普段の食事量や体重なども確認しながら調整しましょう。
ハムスターがコオロギを食べないときは?

ハムスターがコオロギを食べなくても、必ずしも異常とは限りません。
昆虫を好んで食べる個体もいれば、あまり興味を示さない個体もいます。
生きたコオロギを怖がったり興味を示さなかったりする場合は、無理に与える必要はありません。
どうしても試してみたい場合は、乾燥タイプなど扱いやすいものを少量試す方法もあります。
それでも食べないのであれば、コオロギを食事に取り入れなくてもよいでしょう。
ただし、コオロギだけでなく普段食べているペレットや好物まで急に食べなくなった場合は、単なる好き嫌いとは分けて考える必要があります。
「やみつきコオロギ」はハムスターに与えられる?
ペット用のおやつとして「やみつきコオロギ」など、コオロギを使用した商品を見かけることがあります。
こうした商品をハムスターへ与えたい場合は、商品名だけで判断せず、パッケージに記載されている対象動物や原材料、給与方法などを確認しましょう。
商品はリニューアルによって原材料や対象動物、与え方などが変わる可能性もあります。
「コオロギを使っている商品だからハムスターにも大丈夫」と決めつけず、現在販売されている商品の表示を確認してから使用することが大切です。
コオロギとミルワームならどちらがいい?
ハムスターへ与えられる昆虫としては、コオロギ以外にもミルワームなどが知られています。
どれか一種類がすべてのハムスターに最適というわけではありません。
ハムスターの好みや体格、飼い主が管理しやすいかなどを考えて選びましょう。
ミルワーム

ミルワームはペット用の餌として流通しており、ハムスターの副食として利用されることがあります。
生きたものだけでなく、乾燥タイプの商品もあります。
コオロギと同様に、主食として大量に与えるのではなく、普段の食事とのバランスを考えて利用しましょう。
バッタ・イナゴ
バッタやイナゴなどの昆虫を食べるハムスターもいます。
ただし、野外で捕まえたものをそのまま与えるのは避けます。
利用する場合は、ペット用の餌として適切に販売されている商品を選び、対象動物や与え方を確認しましょう。
シルクワーム
シルクワームは蚕の幼虫です。
爬虫類などの餌として販売されていることがあります。
ハムスターへ利用する場合も、サイズや商品の状態を確認し、あくまで副食として考えましょう。
デュビア
デュビアは爬虫類などの生き餌として利用されることの多い昆虫です。
ハムスターが昆虫を食べられるからといって、必ずデュビアまで与える必要はありません。
利用する場合は、ハムスターの体格に対して大きすぎないか、餌として適切に管理されたものかを確認する必要があります。
ハムスターに昆虫を与えるときの基本ルール

コオロギやミルワームなどの昆虫を与える場合でも、ハムスターの食事の中心は適切な主食です。
昆虫を好んで食べるからといって、昆虫中心の食事に変更する必要はありません。
また、初めて食べるものを一度にたくさん与えると、体調に変化があったときに原因を判断しにくくなります。
新しい昆虫を試す場合は少量から与え、その後の食欲や便、体調などを確認しましょう。
生き餌を使用する場合は、食べ残しを放置しないことも大切です。
そして、野外で捕まえた昆虫ではなく、餌用として適切に管理されたものを選ぶようにしましょう。
ハムスターはコオロギを食べる?【まとめ】
ハムスターは雑食性のため、コオロギなどの昆虫を食べることがあります。
そのため、飼育しているハムスターにもコオロギを副食として与えることはできます。
ただし、コオロギや生き餌はハムスターの飼育に必須ではありません。
主食として適切なペレットを食べているのであれば、無理にコオロギを食べさせる必要はないでしょう。
与える場合は、野外で捕まえたものではなく、ペット用の餌として管理されたコオロギを選びます。
生き餌・乾燥・冷凍にはそれぞれ特徴があるため、ハムスターの好みや飼い主が管理しやすいものを選んで構いません。
量や頻度についても一律の匹数で考えるのではなく、ハムスターの体格やコオロギの大きさ、普段の食事量などを見ながら少量から調整しましょう。
コオロギを食べること自体よりも、主食とのバランスを崩さず、安全に管理して与えることが重要です。