「毎晩一緒に寝たいけれど、トイプードルにとって本当に安全？」
この記事では、トイプードルと人が快適に眠るための環境づくりや、添い寝時に注意すべきポイントを解説します。
心地よく眠るための理想的な距離感も紹介します。
トイプードルと一緒に寝ることはできる？
トイプードルは人と一緒に寝ること自体、問題ありません。
ただし、安全面としつけの面からいくつか注意が必要です。
トイプードルは体が小さく、骨も細いため、高いベッドからの落下や寝返りの巻き込み事故が起こることがあります。
一緒に寝る場合は、低いベッドや布団で寝る、ベッドの端に登らせないようにするなどの工夫をしましょう。
また、「いつも一緒に寝る」のが習慣化すると、飼い主に依存して一人で寝られなくなることもあります。
災害時や入院など、離れて過ごす必要が出ることも考え、クレートやケージでも眠れるように慣らしておくことが大切です。
メリット
飼い主さん側
- 癒しやリラックス効果が得られる
- 愛犬の体調変化に気づきやすくなる
トイプードル側
- 飼い主のそばで安心感を得られる
- 心拍や呼吸のリズムを感じてリラックスできる
デメリット
飼い主さん側
- トイプードルの動きで眠りが浅くなる
- 寝返りが打てず首や腰を痛めることがある
- 被毛や汚れでアレルギーや衛生面の問題が出る
トイプードル側
- 下敷きになる、落下するなどの事故リスク
- 依存心が強まり、一人で寝られなくなる
トイプードルの子犬と一緒に寝るときの注意点
子犬のトイプードルと一緒に寝るのはとても愛らしく、温もりを感じられるひとときですが、実は成犬以上に注意が必要です。
子犬は体温調整がうまくできず、また体が非常に小さいため、寝返りの拍子に押しつぶしてしまうリスクがあります。
特に生後3〜4か月頃までは骨が柔らかく、少しの衝撃でもケガをしてしまうことがあるため、同じベッドで寝るのは避けるのが無難です。
どうしてもそばで眠らせたい場合は、ベッドのすぐ横に小さなクレートやサークルを置く方法がおすすめです。
飼い主の声や呼吸が聞こえる距離であれば、子犬も安心して眠ることができます。
また、子犬期に「人と一緒に寝るのが当たり前」と覚えさせてしまうと、後々分離不安を起こしやすくなる傾向があります。
成長しても一人で眠れない子になってしまうと、外出時に強いストレスを感じてしまうため、最初のうちはひとりで寝る練習を少しずつ取り入れるようにしましょう。
子犬のうちは、安心と安全を両立できる距離感を保つことがポイントです。
「そばにいるけど一緒の布団ではない」という環境を意識して、少しずつ自立心を育てていくと良いでしょう。
トイプードルと安全に一緒に寝るための工夫
ベッドの高さを工夫して転落を防ぐ
トイプードルは小型犬の中でも特に骨が細く、ベッドからの落下で骨折するリスクがあります。
人と一緒に寝るなら、低いベッドや布団を選ぶことが第一条件。マットレスを床に直接置く、もしくはローベッドを使うことで安全性が格段に高まります。
寝返りをうってもぶつからないよう、犬が安心できるスペースを確保しておくことも大切です。
飼い主とトイプードルの寝る位置を分ける
同じ布団で密着して寝ると温もりは感じられますが、寝返りの際にトイプードルを押しつぶしてしまう危険もあります。
安全策として、人の枕元や足元に小さなベッドを置くのがおすすめです。
距離をとりながらも、声や気配を感じられる位置なら犬も安心して眠ることができます。
眠る前のルーティンをつくる
一緒に寝る場合も「おやすみの合図」を決めておくと、トイプードルが安心して寝つきやすくなります。
例えば、照明を落としたあとに軽く撫でて「おやすみ」と声をかける、同じ時間に寝室へ入るなどのルーティンです。
これを繰り返すことで、「寝る＝安心」という習慣ができ、無駄に動き回ることも減ります。
トイプードルと一緒に寝ることで気をつける点
トイプードルと一緒に寝ることでどんな影響を及ぼすのでしょう。
また、どのような点を気をつけるといいのでしょうか。
及ぼす影響
- 一人で寝ることができない。
- サークルに入れるとじっとしていられない。
- ペットホテルに預けられない。
- 分離不安
飼い主さんの姿が見えなくなることで吠えたり問題行動を起こします。
粗相や物を壊したりするのも症状の一つです。
注意点
- 衛生面による病気
共有しているシーツや布団が不衛生だと痒みなどの影響が出たりすることもあるのでこまめな洗濯が必要となります。 - 事故
ベッドで寝る場合、高さがあるのでベッドから落下しないよう気をつけてあげましょう。 - 人が動くことに敏感だと急に動いたことにびっくりしてしまい噛みついてしまうこともあるようです。
- 快適な睡眠
熟睡できない日が続くと体調面で不調がでてしまいます。
トイプードルと一緒に寝る【まとめ】
トイプードルと一緒に寝ることは、絆を深める素敵な時間でもあります。
ただし、ベッドの高さや衛生面の工夫を怠るとケガや病気の原因にも。
安全に添い寝を楽しむためにも、「距離をとった安心感」を意識して環境を整えていきましょう。
