チワワの目やにが白くて粘るときは？原因とお手入れの正しい方法を解説！

2025年10月23日

「チワワの目やにが白くてネバネバしている…」と気になったことはありませんか？

白い目やには軽い炎症や乾燥によるもので、日常ケアで改善できるケースもあります。

この記事では、白い目やにの原因とお手入れ方法、病院に行くべきタイミングを詳しく紹介します。

チワワの目やにとは？

目やには生理現象のひとつなので、少しの目やにくらいなら心配の必要はありません。

そもそも目やにには、老廃物と目を保護している粘膜が混じっているもので、涙と一緒に流れていくものなのです。

眠っているときはまばたきしないため、起きたときに目やにがついていることがあります。

人間と同じように、チワワも朝起きたら目やにがついているというのは、生理現象なので問題はありません。

目やには、サラッとしたものから乾燥したものなどが多いです。

柔らかいガーゼや、ティッシュなどで拭き取ってあげるといいでしょう。

目の周りで固くなっているものは、無理やりとろうとすると傷をつけてしまうので、ぬるま湯などで目やにを柔らかくしてから拭き取ってあげるといいですね。

白い粘り気のある目やにの原因とケア方法

白くて粘りがある目やには軽い炎症のサイン

白くてネバネバした目やには、ほとんどの場合「軽い炎症」や「涙の分泌バランスの乱れ」によって起こるものです。

チワワは目が大きく、ホコリや花粉、被毛が入りやすい犬種。これらの異物を排出するために涙の分泌量が増え、その一部が白く粘る目やにとして出ることがあります。

ただし、量が多い・においがある・目の周囲が赤い場合には、感染症やアレルギーの可能性もあるため注意が必要です。
特に両目ではなく片目だけに集中している場合は、角膜や結膜に炎症を起こしているケースが多いです。

チワワ特有のドライアイにも注意

チワワは涙の分泌量が少ない「ドライアイ（乾性角結膜炎）」を発症しやすい犬種でもあります。

涙が不足すると目の表面が乾き、白く粘る目やにが増える傾向があります。

エアコンの風や乾燥した部屋で長時間過ごすと、さらに悪化してしまうため、加湿器を使ったり、目の周りを保湿できる犬用アイテムを活用するのも効果的です。

慢性的なドライアイは角膜炎の原因にもなるため、白い目やにが続く場合は動物病院で涙量の検査を受けてみましょう。

白い目やにが出たときの正しい取り方

白い目やには、無理に引っ張ると皮膚やまつ毛を傷つけてしまうおそれがあります。

まずはコットンやガーゼをぬるま湯で軽く湿らせて、目やにの上に5～10秒ほどあて、柔らかくしてから優しく拭き取ります。

毎日のケアは朝と夜の2回が理想です。乾いたティッシュや指でこすらないように気をつけましょう。

目の周りの毛が長いと目やにが絡みつきやすいため、トリミングの際に「目のまわりを短めに整えてください」と伝えるのもおすすめです。

チワワの目やにの色ごとに考えられる原因と注意点

茶色い目やに

茶色や黒っぽい目やには、涙や老廃物が酸化して変色しただけのケースが多く、健康なチワワにもよく見られます。
寝起きや風の強い日、散歩後などに一時的に出る場合は心配いりません。

ただし、量が増えてベタつく・においがする・涙やけと併発している場合には、まぶたや涙腺の炎症の可能性があります。
涙管が詰まると涙が外に流れ出し、目の下が常に湿った状態になってしまうため、早めに獣医師の診察を受けましょう。

黄色い目やに

黄色や黄緑色の目やには、細菌感染による結膜炎・角膜炎などが疑われます。

特に片目だけに出ていたり、目をしょぼしょぼさせている場合は炎症が進行しているサインです。

アレルギー性の結膜炎の場合、ホコリ・花粉・ハウスダストが原因となって涙が止まらなくなることも。

市販の目薬を自己判断で使うのは危険なので、病院で感染の有無を確認した上で治療を受けましょう。

赤い目やに

赤い目やにが出る場合、角膜や結膜に小さな出血が起きていることがあります。

爪で引っかいたり、異物が入ったり、ドライアイによる乾燥が原因で傷がつくことも。

少量なら自然に治まることもありますが、白目が充血している・痛がる・光を嫌がるなどの症状があれば要注意。

傷口が悪化すると角膜潰瘍や失明のリスクもあるため、すぐに診察を受けるようにしましょう。

緑色の目やに

緑色の目やには、明確な異常のサインです。

細菌感染による角膜炎・結膜炎・緑内障などが進行している可能性が高く、放置すると視力を失うこともあります。

緑色の目やにが出ている場合、痛み・涙の量・まぶたの腫れをよく観察してください。

症状が片側に集中しているときは特に、角膜に傷があるケースが多いです。

早期治療で回復できることが多いため、できるだけ早く動物病院へ行きましょう。

FAQ｜チワワの目やにに関するよくある質問

チワワの目やにが多いのは病気ですか？

目やにが少量で、朝や寝起きだけに出る場合は問題ありません。
しかし、一日中べったりとした目やにが続く、または頻繁に拭いてもすぐ出る場合は、結膜炎・ドライアイ・涙やけ・アレルギーなどが疑われます。
特に片目だけに多い場合は、角膜や結膜に炎症があることも。
涙の量や色の変化が見られたら、早めに動物病院で診察を受けましょう。

チワワの目やにが臭いのはなぜ？

目やにに異臭がある場合、細菌感染や膿の混入が起きている可能性が高いです。
健康な目やには無臭ですが、黄色や緑色でドロッとしているときは炎症や感染症を疑いましょう。
目の周囲にただれやかゆみがある場合は、皮膚炎やアレルギーも併発しているかもしれません。
放置すると症状が悪化しやすいため、自己判断せずに獣医師の診察をおすすめします。

チワワの目やにと一緒に充血があるときは？

充血と目やにが同時に見られる場合は、結膜炎・角膜炎・ドライアイ・アレルギー性炎症のいずれかが原因であることが多いです。
とくに白目の部分が赤くなっていたり、まぶたをこする仕草がある場合は、目に痛みやかゆみを感じています。
この状態を放置すると角膜に傷がつくこともあるため、すぐに動物病院で検査を受けてください。

目やにでチワワの目が開かないときはどうすればいい？

目やにが固まってまぶたをふさいでしまうことがありますが、無理にこすったり剥がしたりしてはいけません。
ぬるま湯で湿らせたコットンやガーゼを数秒あてて柔らかくしてから、優しく拭き取るのが正しい方法です。
それでも目が開かない、痛がる、涙が止まらない場合は、角膜炎や感染症の可能性があります。
すぐに獣医師に相談し、必要に応じて目薬などの治療を受けましょう。