グッピーと混泳できる魚を徹底解説|おすすめ相性と注意点をやさしく紹介!

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カラフルな体と優雅なヒレが魅力のグッピー。

複数匹を泳がせて楽しみたい方も多いと思いますが、他の魚と混泳できるのか不安になることもありますよね。

実際に、グッピーは混泳に向いている魚ですが、相手によってはケンカになったり、逆に食べられてしまうこともあるため、相性はとても大切です。

この記事では、グッピーと相性の良い観賞魚や、混泳時の注意点、さらに国産・外国産グッピー同士の混泳についても詳しく紹介していきます。


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目次

グッピーと混泳させる際の基本ルール

グッピーは性格が穏やかで、他の魚とも比較的混泳しやすい種類ですが、それでも混泳を成功させるためにはいくつかの基本ルールを意識しておく必要があります。

水槽サイズ

まず、水槽のサイズについてです。

グッピー1匹につき最低でも5リットル以上の水量が必要とされており、混泳相手が増える場合はそれに応じて水槽も広くする必要があります。

小さすぎる水槽ではストレスや水質悪化が起こりやすく、ケンカや病気の原因になります。

隠れ家の設置

また、隠れ家の設置も重要です。

水草や流木、シェルターなどを活用して、それぞれの魚が落ち着けるスペースを確保しましょう。

特にメダカやエビなど、ストレスに弱い種類と混泳させる場合は、安心できる場所があるかどうかが生存率に大きく関わります。

新しい魚を追加する際は、必ず別の容器などで慎重に水合わせを行いましょう。

水質や温度の設定

水質や温度の急激な変化は、グッピー・混泳相手のどちらにも負担がかかります。

いきなり本水槽に入れるのは避けてください。

エサについて

さらに、餌についてもチェックが必要です。

グッピーは水面付近で餌を食べる傾向がありますが、底物のコリドラスやエビなどは沈下性の餌が必要です。

混泳する魚の食性に応じて、餌の種類や与え方を工夫しましょう。

最後に、相性を確認しながら様子を見ることも忘れずに。

どれだけ相性が良いとされていても、個体差によっていじめやストレスが起こることはあります。

導入後しばらくは慎重に観察し、必要に応じて隔離する判断も視野に入れてください。


グッピー同士の混泳

一見するとどれもおとなしくて美しい魚のグッピー。

ですが「グッピー同士なら何でも混泳できる」と思ってしまうと、思わぬトラブルにつながることもあります。

ここでは同じグッピー同士でも「どのような混泳ならOKで、どんな場合に注意が必要か」を解説します。


同じ種類の混泳

グッピーは基本的に同種同士の混泳に向いている魚です。

ベタのように「1匹で飼うのが原則」の魚とは異なり、複数で泳ぐ姿を楽しめる点がグッピーの魅力でもあります。

ただし、オス同士を複数入れるとヒレを広げて威嚇しあったり、追いかけ回したりする行動が見られることもあります。

激しい喧嘩に発展するケースは少ないものの、ストレスやヒレの損傷を防ぐためには、メス多めのハーレム構成(例:オス1匹:メス2~3匹)が理想的です。

ベタのような縄張り意識の強い魚とは違い、グッピーは工夫次第で多頭飼育にも適した性質を持っています。


国産グッピーと外国産グッピーの混泳

見た目が似ていても、国産グッピーと外国産グッピーの混泳は基本的におすすめできません。

なぜなら、両者は育成環境や体力、そして持っている細菌や病原体に差があるためです。

国産グッピーは、国内のブリーダーによって清潔で安定した水質環境で育てられており、病気への耐性が低めです。

一方、外国産グッピーは大量生産される過程でさまざまな病原菌を保有している可能性があり、体力はあるが荒い環境にも慣れています。

このため、同じ水槽で混泳させると国産グッピーの方が病気にかかりやすく、最悪全滅してしまうケースもあります。

どうしても混泳させたい場合は、導入前に別水槽で2週間ほどトリートメント期間を設けるなど、慎重に準備してください。


国産グッピー同士の別種の混泳

国産グッピー同士でも、モザイク・ブルーグラス・タキシードなど、さまざまな品種が存在します。

これらはすべて同じグッピー種(Poecilia reticulata)なので、基本的に混泳は可能です。

ただし、異なる品種を一緒にすると自然と交配が始まり、血統が混ざってしまう点には注意が必要です。

せっかく固定された美しい模様や色が、次の世代で中途半端になってしまうこともあります。

観賞目的だけなら複数品種の混泳は楽しめますが、繁殖を考えている場合は品種ごとに水槽を分けて管理するのがベストです。

グッピーの混泳におすすめの観賞魚

グッピーの混泳相手におすすめする条件として

  • 性格が優しい(グッピーを攻撃しない)
  • グッピーと似たような水温・水質を好む

この2つが一致していればグッピーと混泳させても何も問題はありません。

以上を踏まえておすすめの観賞魚を紹介します。

エビ

グッピーの混泳にエビはおすすめです。

エビは水槽の底で生活するので、グッピーの泳ぎを邪魔することがありません。

底で動かない魚の死骸を触ることはあっても、元気なグッピーを攻撃することはありません。

長いヒレを攻撃することもなく、グッピーの口に入らない成魚を混泳相手にしても良いでしょう。

基本エビの成魚ならばどんな種類でも問題なくグッピーと混泳出来ます。

エビの稚魚はグッピーに美味しく食べられてしまいますので、もしもエビが産卵するようでしたら稚魚は隔離しておきましょう。

エビはコケや食べ残しを食べてくれる『水槽の掃除屋』としても有名なので、水質安定にも一役買ってくれます。

ただエビは水質管理が少し厳しい為、購入後・水替え後の水合わせを慎重に行いましょう。

日頃の水替えも忘れないようにしてください。

エビはただ入れるだけではいけません。エビの餌が無いと水槽内の水草が食べられてしまいます。

エビ用の餌も用意することを忘れずに。

ネオンテトラ

グッピーと同じ小型の熱帯魚として人気のネオンテトラも、グッピーとの混泳におすすめです。

青く光る背中が綺麗なネオンテトラとカラフルでヒレが美しいグッピーを一緒に混泳させると水槽がにぎやかになり、映えます。

インテリア的にはとてもおすすめですね。

ネオンテトラが好む水温・水質もグッピーと似ていて、餌も同じで良く、性格も温厚なネオンテトラですが、一つグッピーと違うところがあります。

それは水流です、グッピーは強い水流を苦手としますが、ネオンテトラは強い水流を好みます。

ネオンテトラを飼育していると水流に逆らって泳いだり、流されたり遊んでいる姿を見ることがある位好きなようです。

混泳させる際はグッピーに合わせて水流は弱くして飼育してください。

グラミー

性格が温厚で、可愛らしいグラミーもグッピーとの混泳におすすめします。

グラミーの餌もグッピーと同じもので大丈夫です。

ただ好む水質が若干違います。

グラミーが弱酸性を好みますが、グッピーは弱アルカリ性を好みます。

グラミーの種類によっては水質管理が厳しいものもいますので、混泳させる際は店員さんに聞いてみるか、自身でよく調べてから混泳させましょう。

メダカ

日本生まれのメダカもグッピーの混泳相手におすすめです。

水温はグッピーに合わせ、餌は同じものを食べられます。

メダカはストレスに弱い魚と言われています。混泳させる際は水草や隠れ家を用意してあげましょう。

プラティ

丸い体が可愛らしいプラティも、グッピーの混泳相手におすすめです。

水質・水温はグッピーと同じ、餌も同じもので問題ありません。

プラティも飼育の容易さが有名で、丈夫さから、あまり神経質にならなくてもグッピーと混泳させることが出来ます。

プラティはグッピーと同じように繁殖力が高いことが特徴です。

水槽ないに増えすぎないように対策をしておきましょう。


コリドラス

コリドラスは、温和な性格と底層での生活スタイルから、グッピーとの混泳に非常に適しています。

お互いの行動範囲が重ならないため、ストレスや干渉が起こりにくいのが特長です。

また、コリドラスは水底に落ちた餌の食べ残しも処理してくれる「お掃除役」としても活躍します。

ただし、砂利の粒が大きすぎるとヒゲを傷めるため、柔らかめの底砂を使うと安心です。


モーリー

モーリーはグッピーと同じく卵胎生メダカの仲間で、飼育環境や餌の好みも非常に似ています。

温和な性格で体格も近いため、混泳相性は良好です。

ただし、モーリーはやや大きめに育つことがあり、水槽が小さいとグッピーが圧迫感を感じる場合もあるため、60cm以上の余裕ある水槽を使うと理想的です。

また、モーリーも繁殖力が高く、気付くと水槽が過密になることがあるので注意しましょう。


アカヒレ

アカヒレは温厚で混泳しやすい魚ですが、グッピーと混泳させる際は水温に注意が必要です。

アカヒレは20℃前後の低水温に強い魚であり、逆に高水温(26℃以上)だとやや寿命が縮まる傾向にあります。

そのため、アカヒレをグッピーと混泳させるなら水温は24~25℃あたりがベストの妥協点です。

なお、餌や性格の相性は良く、初心者でも混泳しやすい組み合わせといえるでしょう。

グッピーと混泳不向きな観賞魚

ベタ

美しいヒレが特徴のベタは1匹だけでも水槽が映える人気の観賞魚ですが、混泳不向きです。

とっても気性が荒いのです。なんせ別名『闘魚(とうぎょ)』グッピー相手に戦いを挑んできます。

ベタの性格上水槽に1匹が強く推奨されています。

プレコ

プレコの中でも大型種(セルフィンプレコなど)は混泳に不向きです。

夜行性で力が強く、グッピーの体表を舐めたり、ヒレを傷つけることがあります。

一方で、オトシンクルスなどの小型プレコであれば混泳可能なケースもあります。

ただしその場合も、グッピーとの相性や個体差を見ながら慎重に観察し、トラブルが起きたらすぐに隔離できる環境を整えておくと安心です。


ウーパールーパー

ウーパールーパーは一見おとなしく見えますが、肉食性があり動くものに反応して噛みつく習性があります。

そのため、小さくて泳ぎの速いグッピーはヒレをかじられたり、最悪丸呑みされてしまうリスクもあります。

また、グッピーが好む26℃前後の水温は、ウーパールーパーにとっては暑すぎて弱ってしまう温度帯です。

こうした生活環境の違いと捕食リスクから、グッピーとの混泳は完全にNGとされています。


ザリガニ

ザリガニは見た目のユニークさから水槽に入れたくなる存在ですが、雑食性かつ攻撃的な性質を持つため、グッピーとは完全に相性が悪いです。

特に夜間に動きが活発になり、眠っているグッピーを狙って捕まえたり、ヒレをかじるなどのトラブルが頻発します。

ザリガニは「魚と一緒に飼うものではない」と考えた方が良く、混泳は避けるべきです。


金魚との混泳について

金魚とグッピーは、見た目やサイズ感が似ていて相性が良さそうに思えますが、基本的に混泳はおすすめできません。

なぜなら、金魚はグッピーよりも水温が低い環境を好む冷水魚であり、また成長するとグッピーを口に入れてしまうサイズになるからです。

さらに、金魚は泳ぎが鈍いように見えて意外と活発で、水を濁しやすくフンも多いため、水質の悪化が早いという難点もあります。

ただし、「どうしても混泳させたい」という場合のために、金魚とグッピーの混泳の可否を金魚の種類別に解説し、少しでも成功率を上げるための工夫をまとめた別記事をご用意しています。

グッピーの混泳におすすめの観賞魚【まとめ】

グッピーとの混泳は、相手の魚の性格や水質の相性を見極めれば、比較的簡単に楽しめます。

コリドラスやモーリーなど穏やかな魚との相性は良好ですが、ベタやウーパールーパーなど攻撃性のある魚とは混泳しないよう注意が必要です。

また、同じグッピー同士でも国産・外国産で体力や病原体の違いがあるため、慎重に導入しましょう。

繁殖を望まない場合は、オスだけ・メスだけでの飼育もおすすめです。

ぜひ今回の内容を参考に、安全で美しい混泳水槽を楽しんでくださいね!

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