ネオンテトラの卵がお腹の中にある?ぽっこりお腹は抱卵もしくは病気?妊娠期間や産卵時期などを紹介!

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青く光る小さい熱帯魚「ネオンテトラ」は飼育も容易で見た目の美しさからとても人気の観賞魚。

実際に飼育されている方も多いと思いますが、突然ネオンテトラのお腹がぽっこりと膨らんできたな、ということはありませんか?

これは病気なのか、ネオンテトラの卵がお腹にいるからなのか、わかりませんよね。

今回はネオンテトラの卵とお腹の状態、ぽっこりお腹は抱卵しているのか、妊娠期間・産卵時期などネオンテトラの産卵について紹介します!

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目次

ネオンテトラの卵がお腹の中にあるとどうなる?

ネオンテトラのメスのお腹がふっくらと膨らみ、背中が黒ずんできます。

背中の黒ずみは多くの抱卵したメスが見られるようですが、稀に色が変わらないメスもいるようです。

ネオンテトラのオスはスマートなまま、背中の色も変わりません。

ネオンテトラのお腹が膨らみ、背中が黒くなってきたならば、抱卵している可能性があります。

ネオンテトラのぽっこりお腹は抱卵しているから?

ネオンテトラは抱卵するとお腹だけがかなり大きくなります。

ただネオンテトラのお腹が膨らむ原因は抱卵以外にもあり、中には病気によって膨らむこともあるので注意が必要です。

お腹が膨らむ主な原因

  • 抱卵
  • 餌の食べすぎ
  • 病気による腫瘍

ただお腹がぽっこりしているだけでは、原因を見分けることは困難なので、以下を観察してぽっこりお腹の原因を探しましょう。

抱卵によるぽっこり

  • メスかどうかを判断(抱卵するのはメスのみ)
  • ぽっこりテトラのまわりをオスが泳いでいる
  • 食欲もあり、見たところ健康に問題なし

ネオンテトラは産卵期になると、オスはメスを追いかける、寄り添うように泳ぐなどの行動が見られます。

メスに対しオスが多い場合はメスを取り合うのか、オス同士の喧嘩が増えるという話もあります。

メスのネオンテトラのお腹が膨らみ、周りをオスが泳いでいたら抱卵と考えて良いでしょう。

餌の食べ過ぎによるぽっこり

  • 食後にお腹が膨らむ
  • 他のネオンテトラもお腹が膨らんでいる
  • 排便後にお腹が元に戻る
  • 食欲旺盛

餌の食べ過ぎもお腹が膨らむ原因と言われています。

多くの場合は排便後にお腹が戻るようなので、翌日餌を与える前にネオンテトラを観察してみましょう。

その際排便が見られなければ便秘しています。餌の与え過ぎも良くないのですこし絶食して様子を見てみましょう。

病気によるぽっこり

  • 餌を食べなくても(食べていても)お腹が膨らむ
  • 白いフン
  • 食欲がなくなる・元気ではなくなる

お腹が膨らむ病気の一つでネオンテトラがかかりやすいと言われる病気に「腹水病」と呼ばれる病気があります。

他の病気が原因でお腹が膨らむこともありますが、日々観察してみて、明らかに様子がおかしい場合それは病気の可能性があります。


ネオンテトラのお腹の膨らみと産卵のサインを見極めるコツ

ネオンテトラのお腹が膨らんでいるとき、抱卵か病気かの判断はとても難しいものです。

特に初心者の場合は「どちらなのか分からない」という悩みをよく耳にします。

見極めのポイントとしては、まず動きや行動の変化を観察することが大切です。

抱卵しているメスはお腹が丸くなるだけでなく、オスが頻繁に近寄ってきて求愛行動を見せる傾向があります。

一方で、病気による膨らみの場合は、泳ぎがぎこちなくなったり、水槽の底でじっとして動かなくなるなど、明らかな異変が見られることが多いです。

さらに、抱卵時は食欲が落ちることは少なく、むしろ普段通りに餌を食べる個体が多いのに対し、病気では食欲が低下し、白っぽいフンが出たりするのも特徴です。

こうした細かいサインを観察することで、抱卵と病気を見極める精度が高まります。

熱帯魚の受精のしくみ

ネオンテトラなど多くの熱帯魚は 体内受精ではなく体外受精 です。
つまり、

  • メスが卵を体内で成熟させる(=抱卵、お腹がぽっこりする)
  • その状態をオスが察知して、メスに寄り添ったり追いかけたりする(=求愛行動)
  • メスが卵を水中に産み出したときに、オスが精子をかけて受精が成立する

という流れになります。

なので「お腹が大きくなった=既に受精している」ではなく、お腹が大きい=卵が成熟して産卵準備が整っている段階 なんです。

人間の妊娠と違い、魚の場合は「抱卵」していてもその時点では無精卵で、産卵後に初めて受精卵になる、というのが大きな違いですね。

メスだけの水槽でも産卵はある

ネオンテトラは人間のように体内で受精するのではなく、体外受精で繁殖します。

そのため、仮にメスだけしかいない水槽でも卵は体内で成熟し、時期が来れば産卵します。

ただしオスがいないため受精は起こらず、全て無精卵となり孵化することはありません。

メスだけの水槽でお腹がふくらんでいるのを見かけたら、それは抱卵からの無精卵産卵であると理解して良いでしょう。

ネオンテトラが抱卵!妊娠期間・産卵時期はどのくらい?

抱卵から産卵までの妊娠期間については詳細は不明ですが、遅くても4週間以内には産卵します。

いつの間にか抱卵していて、知らない間に産卵していた。という話もありました。

お腹が膨らみ抱卵を確認したら、すぐに繁殖用水槽に隔離しておくと良いでしょう。

産卵時期については、ネオンテトラが繁殖しやすい環境を作ってあげれば通年産卵が可能です。

飼育が容易なことで有名なネオンテトラの繁殖は、とても難しいです。

アマゾン川に生息するネオンテトラは雨季に繁殖期を迎えます。

繁殖のきっかけはアマゾン川に大量の雨水が混ざり、水質と水温が大きく変化することにより繁殖するようになります。

この大きな水温水質の変化がないと繁殖することはありませんので、通常の飼育環境では厳しいかもしれませんね。

ちなみに方法はアマゾン川を再現することがポイントです。

水温を15℃程度まで下げて2週間飼育、その後1/2ほど水を換え24℃程度で飼育。

水をブラックウォーターに、水槽の外側を黒い紙で覆うなど、水槽内は暗い方がよりアマゾン川を再現できます。

繁殖方法だけではなく、ネオンテトラの稚魚の生存率も低い為ネオンテトラの繁殖はとても難しいと言われています。

ネオンテトラが卵を産む時お腹はどうなる?【まとめ】

ネオンテトラのぽっこりお腹のことや、産卵などについて紹介しました。

ぽっこりお腹は病気が原因の時もありますが、おめでたの可能性もあります。

お腹がぽっこりしていたら、まずは周りのネオンテトラの様子をよく見て病気かどうかを確認。

もしも抱卵していたようならば、稚魚を迎える準備をしてみても良いかもしれませんね。

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