
ネオンテトラは小型で丈夫な観賞魚として人気がありますが、「フィルターなしでも飼えるの?」と気になる方も多いはず。
この記事ではフィルターなしやベアタンクで飼育する際のポイント、水換え頻度の比較や注意点を解説します。
フィルターを使うか迷っている方にも参考になる内容です。
ネオンテトラはフィルターなしでも飼育が可能?

おすすめはしませんがネオンテトラのフィルターなしの飼育は可能です。
アクアリウムでのフィルターの役割は
・水をきれいに保つ
・水流によって水中に酸素を送る
どちらも飼育にとって大事な役割です。
フィルターを入れない場合はこの2つの役割が無くなります。
水替え頻度が上がる
特に水をきれいにするろ過機能がないので水換え頻度は上がります。
フィルターを入れていても2週間に1度の水換えが5日に1度程度になりますが、フィルター無しの場合は必要な水替え頻度が激増します。
酸素について
酸素問題は飼育するネオンテトラの数に気を付けましょう。
ネオンテトラも水中生きるためには酸素が必要。
フィルターが無ければ酸素が全くないわけではありません、目には見えませんが水中に酸素は溶けています。
水草からも光合成によって酸素が生み出されます。
だからといって安心は出来ません。
小さい水槽でも1~2匹ならば問題はありませんが、狭い水槽内にたくさんのネオンテトラがいれば酸素が少なくなります。
エアレーションの導入を検討
もしフィルターを入れていない水槽でネオンテトラが鼻上げ(水面近くで鼻を上げている行動)をしていたら飼育数を見直すか、フィルター・エアレーションを導入しましょう。
ネオンテトラに限らず酸素が不足している時に魚が鼻上げをします。
水温が高いと酸素が不足しやすくなります。
その他にも水質悪化が原因で酸素が不足することもあります。
酸素が不足すると病気の原因や体調不良につながりますので、日々ネオンテトラを観察して苦しそうにしていないか見てくださいね。
目安としては1匹につき1リットルの水量が必要と言われています。
ネオンテトラをフィルターなしで飼う場合の水換えのコツ

ネオンテトラをフィルターなしで飼育する場合、最大のポイントは水換えです。
フィルターを入れていれば一般的には2週間に1回ほどの水換えで済みますが、フィルターなしでは水質の悪化が早いため、5日に1回、場合によっては毎日~2日に1回程度の換水が必要になります。
また換水時は、一度に全てを替えるのではなく1/3ずつの部分換水を行うのがおすすめです。
全換水をしてしまうと水質が急に変化し、ネオンテトラがショックを受けてしまいます。
水道水をそのまま入れるのではなくカルキ抜きを必ず行い、温度を合わせてから水槽に戻しましょう。
さらに、水草を少し入れておくと見た目のアクセントになるだけでなく、水質安定や酸素供給にも役立ちます。
フィルターなし飼育は「水換えをどれだけ頻繁に行えるか」が成否を分けるので、日々の手間を惜しまないことが元気に飼う秘訣です。
ネオンテトラはベアタンクでも飼育可能?
飼育は出来ますが、熱帯魚なのでヒーターなど加温が必要。
ベアタンクとはレイアウトも何も入れていない水槽で、掃除のしやすさが最大の特徴です。
先ほども紹介しましたが、ネオンテトラは飼育数さえ気を付けていればフィルターはなしでも大丈夫です。

しかし熱帯魚なのでヒーターは必須になります。

ヒーターだけは妥協して水槽にいれるか、水槽の外に取りつけるパネルヒーターを導入しても良いですね。
ヒーターが入らないような小型の水槽にはパネルヒーターはおすすめです。
ネオンテトラは小さいので、水換えの手間などを考えずインテリアとして考えるならば小さなビンやコップなどで飼育しても可愛いですね。
もしベアタンクでの飼育をするならば水換え頻度は出来れば毎日。
最低でも3日に1回は1/3程度の水を交換しましょう。
2リットル程度の小型水槽ならば2日に1回、こちらも出来れば毎日です。
水槽は小さければ小さいほど水が汚れやすく、水換えが大変になります。
さすがに60センチ水槽にネオンテトラ1匹ベアタンクで飼育する人はいないと思いますが、そういった場合は水換えはもうすこし減らしても大丈夫でしょう。
こまめな水換えが苦ではない方には小型水槽でのベアタンクでも楽しいと思います。
ネオンテトラはフィルターなしでも飼育可能?【まとめ】
ネオンテトラはフィルターなしでも飼育が可能ということを紹介しました。
ここまで書きましたが、ネオンテトラの為にも飼育者の為にもフィルターはあった方が良いのかな、と思います。
時間があってこまめに水槽を触る時間があり、少数のネオンテトラを飼育したい方にはフィルターはなしの飼育でも良いかもしれませんね。