ネオンテトラは小さく青と赤が美しい観賞魚。
群れで泳ぐ姿はとても美しく、複数飼育されている方も多いと思います。
そんなネオンテトラが1匹だけ離れている、というシーンを見かけることがあります。
何かあったのか、ネオンテトラにもいじめはあるのか、色々と心配になりますよね。
今回はネオンテトラが群れから離れる、1匹だけ離れているのはなぜか、原因と対策を紹介します。
Contents
ネオンテトラが群れから離れる原因
1匹だけ離れている場合は病気の可能性があります。
泳ぎ方、体をよく観察してみて、いつもと違うようならば隔離して治療しましょう。
1匹だけではなく、ばらばらに泳いでいる場合はそんなに心配ありません。
水槽導入時に群れで泳いでいたネオンテトラがいつの間にかバラバラになって泳いでいる、という話をよく聞きます。
それはネオンテトラが水槽に慣れ、「ここは安全だ」と認識してくれた為自由に泳いでいます。
バラバラでも身の危険を感じると群れになって泳ぐ姿が見られます。
あまりおすすめはしませんが、水槽をたたいてみたり、揺らしてみるとバッと集まり群れで泳ぎます。(ストレスになるので本当におすすめはしませんが)
ネオンテトラがかかりやすい病気
ネオンテトラが群れから離れる理由は病気が主な原因です。
かかりやすい病気とその症状について紹介します。
【ネオン病】
・餌を食べなくなる
・泳ぎ方がふらふらする、水流に流される
体が白くなることが最大の特徴で、前日は何もなかったのにいきなり真っ白になっていた、という話も聞きます。
自然治癒はしません、放置は厳禁です。
ネオン病は感染力が高く、1匹見かけたら他のネオンテトラにもすぐ感染してしまいます。
見つけたらすぐに薬浴で治療と水槽の消毒をしましょう。
【白点病】
・体に白い点々が見られる、症状がすすむと全身が真っ白になる
・体をかゆがるようになり、レイアウトに体をこすりつけるような泳ぎ方をする
白点病はその名の通り白い点が体に現れることが特徴。
病と言われていますが、原因は菌ではなく寄生虫に寄生されることで発症します。
自然治癒はしません、放置は厳禁です。
白点病の原因である寄生虫は放置すると爆発的に増えます。
魚が全滅してしまいますので、見つけたら治療と水槽の消毒をしましょう。
【尾ぐされ病】
・症状が進むと尾ヒレが溶けてボロボロになる、なくなる
尾ぐされ病はその名の通り尾ヒレが腐っていく病気です。
原因菌はネオン病と同じ、「口ぐされ病」「エラぐされ病」とも同じカラムナリス菌という菌に感染するとかかります。
ネオン病と同じく自然治癒はしません。
感染力が高いため1匹見つけたら治療と水槽の消毒が必要です。
ネオンテトラが病気にならない対策
ネオンテトラが病気にならない為には日頃のお世話が大切です。
ネオン病、尾ぐされ病の原因菌であるカラムナリス菌は水槽内に常在している菌で、完全に予防することは出来ません。
感染のきっかけは免疫力が落ちているタイミングや、ストレス、けがなどをしている時に感染しやすいので日頃のお世話が大切です。
日々の水温チェックや餌やり、定期的な水換えを行っていれば対策は充分でしょう。
水槽のリセット時や季節の変わり目など、飼育環境に変化が訪れるタイミングは少し注意が必要です。
白点病の対策は購入直後のトリートメントで防ぐことが出来ます。
白点病は主に外部からの持ち込みが原因で発症します。
購入時にいきなり水槽に入れず、1週間程度塩浴で様子を見てみましょう。
塩浴は輸送で弱った魚の体力回復の他に、病気を持ち込まないようにするために行います。
この1週間で病気の症状が見られたらすぐに治療してください。
もし何もなければ水槽に入れて良いでしょう。
ネオンテトラが群れから離れるのはなぜ?【まとめ】
ネオンテトラが群れから離れる原因について紹介しました。
とくにいじめが原因というわけではなく、群れで行動できないくらい弱っているサインだったようです。
もし1匹だけ離れているネオンテトラがいたらすぐに隔離して治療することが出来れば充分助かるはずです。