ダックスフンドの性格は?サイズや毛質・オスメスでどう異なるか解説!

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ダックスフンドは、利口で人懐こく、遊び好きな性格が魅力の犬種です。

しかし実際には、毛質・オスメスの性別・育った環境によっても性格が異なります。

この記事では、毛質ごとの違いに加え、育て方や飼い主との関係性でどのように性格が変化するのかを詳しく解説します。

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目次

ダックスフンドの性格は、利口で人懐こく、遊び好き!

もともと狩猟犬として人と協力してきた犬種のため、知能が高くしつけがしやすいのが特徴です。

人懐こく明るい性格で、ボール遊びやドッグランなど体を動かす遊びが大好き。

高齢になっても遊び心を忘れず、家族や来客にもフレンドリーに接します。

ただし、性格はこれだけではありません。

ダックスフンドは毛質やサイズ、性別によっても性格の傾向が少しずつ異なるのです。

ダックスフンドのサイズ別の性格の違い

ダックスフンドは、大きい方から順にスタンダード・ミニチュア・カニンヘンの3タイプの大きさで種類が別れます。

犬は体の大きさでも性格に影響を与えることがありますので、それぞれ性格にやや違いがあります。

スタンダードダックスフンドの性格

本来の「狩猟犬」としての性質が最も強く残っているタイプで現在ではペットとして飼育されていることは稀です。

体が大きく筋肉質なため、警戒心や独立心が高く、やや頑固な一面を見せることがあります。

また、運動欲求が強く、ボール遊びや散歩だけでは満足できず、何かを“掘る”“追う”といった行動を見せる傾向が強いです。

飼い主に忠実で、守りの本能が強い一方、初対面の人や犬には少し慎重に接することが多いタイプです。


ミニチュアダックスフンドの性格

日本で最も一般的で、性格のバランスが良いタイプです。

スタンダードよりも家庭犬として改良が進んでいるため、社交的でフレンドリー。

子どもや他の犬とも比較的仲良くでき、初心者でも飼いやすい性格です。

ただし、甘えん坊で飼い主への依存心が強く、「お留守番が苦手」「構ってほしい吠え」をする子もいます。

小さい体でもプライドは高く、時々“自分は大型犬”のつもりで行動するところがまた可愛いところです。


カニンヘンダックスフンドの性格

最も小柄で、愛玩犬としての要素が強いタイプ。

性格は非常に穏やかで甘えん坊、常に飼い主のそばにいたがる傾向があります。

警戒心は少なく、他人にもフレンドリーに接する子が多い一方で、臆病さや神経質な面が出る場合もあります。

体が小さい分、ストレスや環境変化の影響を受けやすく、しつけも「叱るより褒める」が圧倒的に効果的です。

ダックスフンドの性格|毛質によって異なる!

ダックスフンドには「スムースヘアー」「ロングヘアー」「ワイヤーヘアー」の3種類の毛質があります。

元々ダックスフンドの毛質は短毛のスムースヘアーでしたが、様々な犬種との交配により「ロングヘアー」と「ワイヤーヘアー」が誕生したと言われています。

そのためダックスフンドの性格は、毛質=かけられた犬種によって異なるのです。

スムースヘアー

スムースヘアーは短い毛が密に生えており、滑らかなビロードのような光沢があるのが特徴の毛質です。

抜け毛は多いですが、毛が短くお手入れがしやすく人気の毛質です。

スムースヘアーのダックスフンドは、好奇心旺盛で、明るく活発、そして人懐こく、機敏で遊びが大好きです。

元々のスタンダードダックスフンドの性格が1番色濃く残っているのが、このスムースヘアーのダックスフンドと言われています。

ロングヘアー

ロングヘアーのダックスフンドは、ウェーブがかかったやわらかな光沢のある毛が特徴です。

耳の先端や、首元にふわっとした毛があり、日本では1番人気の毛質となっています。

このロングへアーのダックスフンドは、スパニエル系の犬種を交配して誕生しているため、穏やかで優しい、温厚な性格を受け継いでいます

また、スパニエル系の特徴である人懐こさや甘えん坊なところも受け継ぎ、ペットとしての要素が強くなっています。

我が家のミニチュアダックスは、このロングヘアーの毛質をしています。

遊び好きの一面もありますが、すぐに抱っこを求めてくることもあり、まったりと過ごしている時間は常に膝の上に乗ってくる甘えん坊な面もあります。

抱っこしながら首元や耳元のふわふわの毛を触っていると、筆者もリラックスした時間を過ごせています。

ワイヤーへアー

ワイヤーヘアーのダックスフンドは、スムースヘアーにテリア系を交配して誕生した毛質です。

全身に硬い剛毛があり、長い眉やあごの毛が特徴的。日本では珍しいですが、原産国ドイツでは一般的です。

性格はテリア気質を受け継ぎ、気が強く頑固な一面があります。

しつけに少し根気が必要ですが、知的で飼い主との信頼関係を築ければ、非常に忠実で頼もしいパートナーになります。

ダックスフンドの性格|オスメスの性別による違い

ダックスフンドの性格は、性別でも少し違いがあります。

メス

メスの場合、比較的吠えることが少なく、大人びている性格をしていることが多いようです。

そのため、オスのダックスフンドよりも落ち着きがあると言われています。

マーキング行為をするメスのワンちゃんが少ないため、縄張り意識も強くないため争いはすくないと言われていますが、まれにメスでも足を挙げておしっこすることがあります。

この場合は、通常のメスよりも縄張り意識が強くなる傾向があります。


メスの避妊による性格の変化

避妊手術をすると、ホルモンバランスの変動が安定するため、

  • 発情期特有の神経質さや気分のムラが減る
  • オスを引き寄せるフェロモンが出なくなる
  • 落ち着いた性格になる

などの効果が見られます。

また、母性本能による行動(偽妊娠や巣作り)も減るため、精神的に安定しやすくなります。

オス

オスは甘えん坊で、成犬になっても子犬のような愛嬌が残ります。

一方で縄張り意識が強く、マーキングや他犬とのトラブルが起きやすい傾向があります。

ただ、しっかりと信頼関係を築ければ、飼い主にとても忠実で家族思いのパートナーになります。


オスの避妊による性格の違いは?

去勢手術を行うと、ホルモンによる縄張り意識や発情行動が弱まるため、

  • マーキング行為が減る
  • 他の犬へのマウントや攻撃的な反応が落ち着く
  • 発情期のイライラがなくなる

といった変化が見られることがあります。

また、性格的にも落ち着きやすくなり、甘えん坊な一面がより強まる傾向も。

一方で、好奇心や行動力がやや控えめになることもあるため、元気さを残したい飼い主には注意が必要です。


去勢・避妊によって太りやすくなる傾向があります。

手術後は食事量と運動量のバランス管理が大切です。

すべての犬に同じ変化が出るわけではなく、もともとの性格+育て方で変化の幅は異なります。

攻撃性や問題行動を完全に解消する手段ではなく、「性格を穏やかに整えるサポート」と考えるのが現実的です。

ダックスフンドの性格は育て方や環境でも変わる!

子犬期の経験が性格を左右する

ダックスフンドの性格は、生まれ持った要素だけでなく、子犬期の環境にも大きく左右されます。

生後3〜12週の「社会化期」にどれだけ多くの人や犬と接したかによって、人懐こさや警戒心の強さが変わります。

この時期に飼い主が優しく接し、抱っこや声かけを繰り返すことで、人との信頼関係を築きやすくなります。

反対に、叱られすぎたり孤立した環境で過ごすと、成犬になってから神経質な面が出やすくなることもあります。

多頭飼いか一頭飼いかでも違う

多頭飼いの家庭では、上下関係を意識するダックスフンドの本能が働き、社会性が育ちやすくなります。

その一方で、他の犬に対して対抗心を持つこともあり、飼い主がしっかり関係性をコントロールすることが大切です。

一頭飼いの場合は飼い主に強く依存する傾向があり、留守番が苦手になったり、甘えん坊度が増すケースもあります。

生活スタイルに合わせて、適切な接し方を考えると良いでしょう。

飼い主の性格が鏡のように反映される

ダックスフンドは飼い主の感情を非常に敏感に察知する犬種です。

飼い主が穏やかで落ち着いていると、犬も自然と落ち着きますが、常にバタバタしていたり感情的な叱り方をすると、犬も落ち着かなくなってしまいます。

「利口で頑固」という性格だからこそ、信頼関係を築ければ飼い主の指示をよく聞くようになり、まさに家族の一員として寄り添ってくれます。

性格を“作る”のは遺伝だけでなく、毎日の関わり方であることを意識しておきましょう。

ダックスフンドの性格【まとめ】

ダックスフンドは、毛質や性別だけでなく、育て方によっても性格が変わります。

「うちの子は甘えん坊」「頑固でマイペース」など、個性を受け入れながら信頼関係を築くことが、より良い関係の第一歩です。

あなたの愛犬の性格を理解し、楽しいダックスライフを送りましょう。

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